
自民党の総裁選挙は9月17日(金)に告示されました。岸田文雄氏、河野太郎氏、高市早苗氏、野田聖子氏の4人で争われます。投開票は9月29日(水)です。全7派閥の内6派閥は候補者の一本化を見送った事で大混戦です。決選投票まで進めば、安倍政治継承+極右路線+改憲草案(2012年版)支持+表現規制派の高市早苗氏当選の可能性もあります。
■コロナ対応、党改革が争点 自民総裁選告示、4氏立候補―「選挙の顔」選び火ぶた
https://www.jiji.com/jc/article?k=2021091700166&g=pol
時事ドットコム 2021年09月17日 10時59分
菅義偉首相の後継を決める自民党総裁選が17日、告示され、河野太郎規制改革担当相(58)、岸田文雄前政調会長(64)、高市早苗前総務相(60)、野田聖子幹事長代行(61)の4人が立候補した。新型コロナウイルスへの対応や党改革が最大の争点。原発・エネルギー政策も論点となる。衆院の任期満了が来月21日に迫り、来年夏に参院選も控える中、「選挙の顔」を選ぶ激しい選挙戦が展開されそうだ。
■「挙党一致」「人材活用」4氏、他候補を要職起用の意向―自民総裁選
https://www.jiji.com/jc/article?k=2021091701053&g=pol
時事ドットコム 2021年09月17日 19時55分
自民党総裁選に出馬した4氏は17日、フジテレビの番組に出演し、いずれも勝利した場合は人事で他の候補を要職に起用する考えを示した。河野太郎規制改革担当相は「すぐ衆院選になり、来年参院選もある。自民党の持てる力を最大限活用し、挙党一致で戦わなければいけない」と強調。岸田文雄前政調会長も「優秀、有能な人材には活躍してもらわなければいけない」と述べた。
■【詳報】自民党総裁選 河野氏「1回目で勝つのか?」に「はい」と自信 3人は決選投票を予想
https://www.tokyo-np.co.jp/article/131436
東京新聞 TOKYO Web 2021年9月17日 23時23分
菅義偉首相の後継を決める自民党総裁選が17日告示され、河野太郎行政改革担当相(58)、岸田文雄前政調会長(64)、高市早苗前総務相(60)、野田聖子幹事長代行(61)の4氏が立候補を届け出た。国会議員票の383票と「地方票」と呼ばれる党員・党友票の383票の計766票を争うが、党内7派閥のうち6派閥が事実上の自主投票で混戦が予想される。投開票は29日。論戦の初日の模様を速報する。
【ノーカット】自民党総裁選候補者が共同記者会見!
河野&石破&小泉連合VS高市&安倍&麻生連合!
2021年09月17日(金)。自民党の総裁選挙は同日公示されました。岸田文雄氏、河野太郎氏、高市早苗氏、滑り込みで立候補を表明した野田聖子氏の4人で争われます。野田聖子氏は推薦人20人の確保に難航していたものの他の派閥の協力で無事に確保できた模様。投開票は9月29日(水)です。
マスコミ各社の世論調査によれば支持率トップは河野太郎氏、インターネット上や議員票で支持率トップは高市早苗氏(推定)、立候補表明は早かったものの遅れを取っている岸田文雄氏、野田聖子氏はほぼ話題になっていません。
現時点では「河野&石破&小泉連合VS高市&安倍&麻生連合」の構図でほぼこの2人の争いです。只、一般人は投票できない選挙なので世論調査は参考にならず思わぬ結果になる可能性もあります。
3年ぶりの党員投票!
自民党の総裁選挙は「国会議員票」と「党員・党友票」でそれぞれ383票の「合計766票」を争います。投票権を持つのは全国110万4336人。新型コロナウイルスの影響で党員投票を行うのは3年ぶりです。各都道府県連で集計した得票数を党本部でまとめて所謂「ドント方式」で候補者に配分します。
自主投票で予想困難!
全7派閥の内6派閥は候補者の一本化を見送りました。特に大きな派閥は支持候補者を明言しておらず事実上の「自主投票」で混戦模様を深めています。無派閥を含めて予想の難しい選挙になっています。
高市早苗氏当選は最悪のシナリオ!
最大のポイントは「河野太郎氏は1回目の投票で過半数を獲得できるか?」です。議員票の影響する2回目は高市早苗氏有利です。決戦投票の場合は他の他の候補者にワンチャンスありです。
河野太郎氏当選の場合、自民党内部の勢力図は大きく変わるのでインパクトは絶大です。一方で、野田聖子氏の立候補で票割れは確実、結果的に高市早苗氏当選は十分にあり得ます。安倍政治継承+極右路線+改憲草案(2012年版)支持+表現規制派の総理大臣はあらゆる意味で最悪のシナリオです。
立憲野党に喝を!
いずれにしても間もなく行われる筈の衆議院解散総選挙で立憲野党の不利は確実です。肝心の「立憲民主党」は社会運動標榜ゴロの御用政党になっていて、憲法違反の不同意性交罪や人権擁護(救済)法案の焼き直しのLGBT平等法などに邁進しています。
結果的にライト層もコア層も取り込めていません。反自公維の有権者は立憲野党に意見必須です。特に「反表現規制」「人権擁護」「護憲」「法曹」の各クラスタは立憲野党を正気に戻さなければ詰みます。今こそ政界全体のパワーバランスに目を向ける時です。




