
菅政権は退任した警察組織2トップの後任人事について閣議決定しました。新長官に警察庁の中村格次長、新警視総監に大石吉彦警備局長を起用する見通しです。両氏は安倍政権(菅政権)の様々な不祥事の揉み消しに関与した疑惑も取り沙汰されてきた人物です。今回の強引な人事を巡って「#中村格氏の警察庁長官就任に抗議します」のハッシュタグは一時トレンド入りしました。
■警察庁新長官に中村格氏、新総監に大石吉彦氏「実績踏まえて任命」官房長官
https://www.nikkansports.com/general/news/202109140000337.html
日刊スポーツ 2021年9月14日 15時28分
警察庁の松本光弘長官(60)と警視庁の斉藤実警視総監(59)が退任し、後任の新長官に警察庁の中村格次長(58)、新総監に大石吉彦警備局長(58)を起用する人事が14日の閣議で了承された。発令は警視総監が16日付、長官が22日付。
■安倍政権時代の「官邸ポリス」が“論功行賞”で警察組織2トップに昇格の不気味
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/life/294620
日刊ゲンダイDIGITAL 公開日:2021/09/12 06:00 更新日:2021/09/12 12:08
警察庁長官に上り詰めれば、これ以上ない論功行賞だ。
「自民党総裁選の結果によっては、今より安倍前首相の影響力が強い傀儡政権が誕生しかねない。そこに加えて警察組織のツートップが“アベ友”で占められれば、安倍さんは怖いものなしでしょう。検察の人事に介入する法改正は世論の強い批判で頓挫しましたが、警察の通常人事は止めようがない。伊藤詩織さんの事件でも分かるように、警察組織は上からの命令が絶対です。官邸ポリスがツートップに立てば、警察全体が権力に忖度する組織に変容しそうで心配です」(警察庁関係者)
安倍前首相が新政権も警察権力も私物化する暗黒時代が始まるのか。
Twitterの反応!
菅義偉首相の総裁選への電撃不出馬表明が、霞が関の官僚人事に少なからぬ影響を与えている。
— デイリー新潮 (@dailyshincho) September 13, 2021
中でも首相の大のお気に入りで懐刀と言われた警察庁の中村格次長の長官への昇格が内定した。
かつて「逮捕状を握り潰した男」としても名が知れ渡った人物であるhttps://t.co/opQ22REABg
長官就任会見では、元記者への準強姦容疑での逮捕令状の執行取り消しについて説明してほしい。
— 望月衣塑子 (@ISOKO_MOCHIZUKI) September 14, 2021
警察庁長官に中村格氏 大石吉彦氏が警視総監に
警察庁の松本光弘長官と警視庁の斉藤実警視総が退任し、後任の新長官に警察庁の中村格次長、新総監に大石吉彦警備局長を起用する https://t.co/RyT00ZqhqY
「中村格次長が昇格することになりました。14日の閣議で決定される流れです」
— 岡本宏史(外科医 Hiroshi Okamoto) (@hiroshiok531) September 13, 2021
こんなんでいいんですかね日本。
こういうのも政権交代で明らかにしないとですね。
菅首相の置き土産 ついに長官に上り詰めた「官邸の守護神」“逮捕状を握り潰した”警察庁の中村格氏 https://t.co/caTATgqcC6
安倍政権「官邸ポリス」が“論功行賞”で警察組織2トップに昇格😩
— 盛田隆二🫖Morita Ryuji (@product1954) September 12, 2021
警視庁の警視総監には、2012年~19年まで安倍前首相の秘書官を務めた大石吉彦氏が就任へ
警察庁長官には、伊藤詩織さんレイプ疑惑の逮捕取り止めを決裁した中村格氏が昇格。菅官房長官の秘書官も務めた御仁だhttps://t.co/rDZw8FFInE
伊藤詩織さん事件で逮捕状を握り潰した中村格がその論功行賞として警察庁長官になるという。高市早苗は完全に安倍の傀儡だ。警察組織を安倍の私兵とする安倍の傀儡政権が誕生すれば、日本は完全に安倍の独裁国家に変貌する。https://t.co/UdhUTWiaS0
— Holmes#世論の理性 (@Holms6) September 12, 2021
伊藤詩織氏への性的暴行をした山口敬之氏の逮捕を揉み消した中村格氏。そこから4年半後に警察庁次長に出世。それが今度は警察庁長官。誰が自民党総裁になっても「アベスガ政治」を引き継げばこの流れは変わらない。
— 凡人エリック (@No_Zey_2020) September 14, 2021
これも政権交代を求める理由の一つ。#中村格氏の警察庁長官就任に抗議します pic.twitter.com/bGXoRZgVno
警察庁新長官にあの中村格次長、就任記念ツイート
— 君に届け!滑稽新聞 (@akasakaromantei) September 14, 2021
ツイ社の露骨な検索ワード妨害が判明。どうやら官邸が必死に隠そうとしている動画らしい。拡散しかないよね。(安倍晋三・山口敬之ゲート追跡班)
pic.twitter.com/1iZ1WKnWCt
警察権力の私物化を許すな!
2021年09月14日(火)。菅政権は退任した警察庁の松本光弘長官と警視庁の斉藤実警視総監の後任人事について閣議決定しました。新長官に警察庁の中村格次長、新警視総監に大石吉彦警備局長を起用する見通しです。両氏は安倍政権(菅政権)に近しい人物でインターネット上は物議を醸しています。
【疑惑】山口敬之氏の逮捕中止に暗躍?
中村格氏は福岡県出身の58歳、1986年に警察庁入庁、警視庁の捜査2課長や刑事部長など主に事件捜査や組織犯罪対策の部門で勤務、2009年~2015年まで民主党と自民党の両方の政権で約5年半、官房長官の秘書官を務めました。
同氏はジャーナリストの伊藤詩織氏への准強姦容疑で逮捕目前だった元TBSワシントン支局長の山口敬之氏の捜査中止を命じた人物です。山口敬之氏は所謂「アベ友」で忖度した可能性は度々指摘されています。
当時、警視庁刑事部長だった中村格氏はこの疑惑について「週刊新潮」の取材に対して「私が決裁した」と発言しました。また、安倍政権時代に菅義偉官房長官の秘書官も務めました。テレビの報道番組に目を光らせ政権批判発言は局の上層部に連絡して抗議していた疑惑も報じられています。
【疑惑】ヤジ排除を主導?
大石吉彦氏は静岡県出身の58歳、1986年に警察庁入庁、警察庁警備局警備企画課危機管理企画官や警察庁警備局警備課長などを経て、2012年に安倍晋三前首相の内閣総理大臣秘書官を務めました。
当時、警察庁警備局長だった大石吉彦氏は、2019年の参議院選挙の期間中にJR札幌駅南口広場で安倍晋三前首相にヤジを飛ばした聴衆を強制排除した事件を主導した人物と言われています。
#中村格氏の警察庁長官就任に抗議します!
当初は年末に正式な昇格を決める方針でした。菅義偉首相の辞任表明で予定を早めた模様。2020年1月の記者会見で東京新聞の望月衣塑子記者は菅義偉官房長官(当時)に忖度の可能性を指摘しました。同氏は「適材適所」と述べて回答を拒否、そのままなし崩し的に今回の人事を強行した形です。
両氏は安倍政権(菅政権)の様々な不祥事の揉み消しに関与した疑惑も取り沙汰されてきた人物です。今回の強引な人事を巡って「#中村格氏の警察庁長官就任に抗議します」のハッシュタグは一時トレンド入りしました。安倍政権に続いて警察権力の私物化に要警戒です。




