
自民党の「総裁選挙管理委員会」は安倍晋三首相の後任を選ぶ総裁選挙の日程を決めました。党員・党友による投票を省いて地方の代表者らを党員の代弁者にして投票する方式で行います。菅義偉官房長官は正式に立候補を表明しました。上位派閥すべての支持を取り付けた同氏は当選確実の情勢です。安倍路線を「継承」した新政権の誕生はほぼ確実で「憲法改正」を含めて危険な流れになっています。
■自民総裁選 菅、岸田、石破3氏が出馬予定 総務会で日程決定へ
https://mainichi.jp/senkyo/articles/20200901/k00/00m/010/069000c
毎日新聞 2020年9月1日 11時16分(最終更新9月1日13時10分)
自民党は1日午前、党本部で総務会を開き、安倍晋三首相(党総裁)の後任を選ぶ総裁選の日程を決める。8日告示、14日投開票とし、党員投票は省略する。菅義偉官房長官(71)は2日に記者会見を開いて立候補を表明する方針を固めた。岸田文雄政調会長(63)、石破茂元幹事長(63)は1日に表明する。
■菅氏、総裁選立候補を正式表明「持てる力全て尽くす」
https://www.asahi.com/articles/ASN925T1YN92UTFK014.html
朝日新聞デジタル 2020年9月2日 17時40分
菅義偉官房長官(71)は2日夕、国会内で記者会見を開き、自民党総裁選への立候補を正式に表明した。岸田文雄政調会長(63)と石破茂元幹事長(63)が1日に表明しており、総裁選の構図が固まった。
■菅長官、自民党総裁選出馬に意欲 二階幹事長に伝える
https://www.asahi.com/articles/ASN8Z53J3N8ZUTFK003.html
朝日新聞デジタル 明楽麻子 2020年8月30日 15時39分
菅義偉官房長官(71)が、安倍晋三首相の後継を選ぶ自民党総裁選に立候補する意欲を二階俊博幹事長に伝えたことが分かった。党関係者が明らかにした。菅氏は世論の動向などを見極めた上で最終判断する構えだ。
■菅官房長官「安倍路線継承に全力」自民党総裁選の立候補表明
http://www.jcp.or.jp/akahata/aik20/2020-09-03/2020090301_02_1.html
新聞赤旗 2020年9月3日(木)
安倍晋三首相の辞任表明を受けて行われる自民党総裁選で、菅義偉官房長官は2日に国会内で記者会見し、立候補を表明、安倍政権の路線継承を鮮明に打ち出しました。
Twitterの反応!
菅 義偉総裁選出馬会見 https://t.co/9IGNq4N5Yb
— 菅 義偉 (@sugawitter) September 2, 2020
菅官房長官、総理の座が見えてきましたね。ただ、かつて民主党政権時代に代表選は総理を決める選挙だから、広く国民の声を聞く選挙を行うべきとの趣旨の主張をされたのは菅長官でしたよね。それは正しい発言と思います。かつて批判した刃(やいば)が自分に向けられることもあることをご承知ください。
— 鳩山友紀夫(由紀夫)Yukio Hatoyama (@hatoyamayukio) September 2, 2020
菅氏の会見。いや〜この方が次の国のトップになるの?
— 古舘寛治Kanji Furutachi (@Mkandhi091) September 2, 2020
国民が政治に無関心だとすごいことになるんだな〜
亡国の・・・ビーーーーピピ、ガガガーーーガッガッが、プツン、、、
昨年の参院選に河井案里を擁立させたのは安倍晋三、安倍の指示で広島県議連との擦り合わせに動き回ったのは甘利明、そして全体を指揮したのは菅義偉。この三悪党による前代未聞の巨額贈賄事件も、そろそろ1億5000万円という莫大な贈賄資金が誰の決済によるものか判明するので、いよいよ佳境を迎える。
— きっこ (@kikko_no_blog) September 2, 2020
山羊座から水瓶座への移行期を象徴するような、今回の自民党総裁選。
— 八田靖彦(姓名判断/占術研究家) (@yasuhikohatta) August 31, 2020
若手や地方から党員投票を求める声が火の手のように上がっているが、執行部は両院議員総会を強行。
ドラマの筋書きは既に決まっているが、
密室で次の総理を決めるのは、今回で最後になるだろう。https://t.co/Evgqtjqz0J
党員投票省略に賛否両論!
安倍晋三首相の後任を選ぶ自民党総裁選挙の日程について党の「総裁選挙管理委員会」は初会合を開きました。マスコミ各社の報道によれば、9月8日(火)に公示、9月14日(月)に投開票(両院議員総会)、9月16日(水)に総理大臣の指名選挙で決まりました。所謂「党員投票」は省略して行います。
委員長の野田毅元自治大臣は記者会見で「新型コロナウイルス対策については『密』にならないよう配慮してインターネットなどを通じて広く候補者の所見を発表できるようにしたい」と述べました。
党員・党友による投票を省いて地方の代表者らを党員の代弁者にして投票する方式で一気に投開票の見通しです。通常の方式に比べて「地方票」の比重は減るので党内で異論は根強くあります。
党員投票を巡っては、稲田朋美幹事長代行や若手議員を中心に実施を求める党所属国会議員145人の署名を提出しました。これは自民党議員の4割弱に当たる数字です。しかし、二階俊博幹事長は予定通りに党員投票なしで押し切りました。党内だけでなく野党や国民の間で疑念の声は多く後に荒れる展開になりそうです。
上位派閥は菅義偉支持で一致!
2020年8月30日(日)。自民党の総裁選挙について菅義偉官房長官は立候補の意向を固めました。二階俊博幹事長に出馬の意向を通達した模様。ポスト安倍を巡っては、菅義偉(官房長官)、岸田文雄(政調会長)、石破茂(元幹事長)の3名に絞られました。河野太郎(防衛相)など候補に上っていた数名は立候補を見送っています。
只、菅義偉官房長官はポスト安倍の1人とされている事に関してブルームバーグのインタビューでは「何回聞かれても全く考えた事はない」とした上で「まだ1年もある話だ」と述べて否定しました。整合性の取れない発言に一部では批判の声も上っています。
2020年9月2日(水)。菅義偉官房長官は正式に立候補を表明しました。これに合せて同氏を支持する「細田派」「麻生派」「竹下派」の領袖は記者会見を行いました。更に「二階派」や「石原派」の支持も取り付けていて当選はほぼ確定の情勢です。
安倍路線継承は確実?
安倍路線について、菅義偉氏は継承、岸田文雄氏は修正、石破茂氏は転換をそれぞれ独自色をアピールしました。従って現時点では安倍政権の路線を変える事は不可能な情勢です。
菅義偉氏は安倍晋三首相の右腕で歴代最長の官房長官として事務歴は抜群です。また「令和おじさん」として知名度は断トツに高く、実際に総理大臣になれば御祝儀相場を含めて新政権は高支持率になる筈です。
新型コロナウイルスによる不況や東京五輪・パラリンピックの中止(の可能性)など課題は山積です。支持率に影響出る前に解散は必然の流れです。衆議院の任期4年間で既に次の総選挙まで残された時間は1年1カ月程度です。臨時国会で衆議院解散総選挙に踏み切る可能性は高いと思われます。
菅義偉氏は自民党内で丹念な根回しを進めました。テレビや新聞など大手マスコミは挙って同氏を賛美しています。インターネット上の自民党シンパも概歓迎していて満を持しての立候補表明です。これは即ち米国やグローバル資本勢力の御墨付を得た事を意味します。





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