
安倍政権は今年度の「第2次補正予算案」を閣議決定。事業規模は「117兆余」で所謂「真水」の部分である「一般会計」の「追加歳出」は「32兆円」に増加しました。財源は「国債発行」で賄います。国会提出は6月8日(月)で6月12日(金)までに成立を目指す方針です。
■総額31兆円 2次補正予算案を閣議決定 コロナ感染拡大で経済対策
https://mainichi.jp/articles/20200527/k00/00m/010/158000c
毎日新聞 2020年5月27日 18時06分(最終更新5月27日22時15分)
政府は27日、新型コロナウイルス感染拡大を受けた追加経済対策の裏付けとなる2020年度第2次補正予算案を閣議決定した。一般会計の歳出総額は31兆9114億円で、1次補正予算(25・6兆円)を上回る。民間支出を合わせた事業規模は117・1兆円で、1次補正と合わせると233兆円に上り、過去に例のない規模となる。政府は6月8日、2次補正予算案を国会に提出し、12日までの成立を目指す。
■2次補正予算案、国費投入33兆円 政府は事業規模強調
https://www.asahi.com/articles/ASN5W6W0YN5VULFA03Z.html
朝日新聞デジタル 津阪直樹 2020年5月27日 21時25分
今回の予算では、1次補正の対策で足りないと批判された支援策を拡充した。休業などで減収した店舗の家賃の支払いを支えるため、最大600万円を支給する制度を創設。検査体制の強化や医療従事者への最大20万円の慰労金などに2兆9892億円を投じる。
このほか、休業手当の一部を補助する雇用調整助成金の日額上限も引き上げ、中小事業者向けの給付金の対象も拡大。大企業の資金繰りも厳しくなる可能性が出てきたため、政府系金融機関などを活用した資金繰り対策に11兆6390億円を盛り込んだ。
Twitterの反応!
本日(5/28)、新型コロナ対策政府・与野党連絡協議会で政府から第二次補正予算案の説明を聴取。
— 日本共産党_国会info (@jcp_kokkaiinfo) May 28, 2020
田村智子政策委員長は、10兆円の予備費は使い道を政府に白紙委任するものであり、財政民主主義から問題があると批判。また、家賃支援の起点を5月にしているのは、実態に合わないとして改善を求めました。 pic.twitter.com/AzYreNcDvO
安倍総理は117兆円の第1次補正予算と合わせて事業規模200兆円となる第2次補正予算の編成を表明しましたが、いわゆる「真水」の規模については語りませんでした。そもそも「真水」とは何か、それはどんな意味を持つのか、2分動画で解説しました。国民民主党は真水100兆円規模の経済対策を訴えます。 pic.twitter.com/TJ7SxkpSAp
— 玉木雄一郎(国民民主党代表) (@tamakiyuichiro) May 25, 2020
32兆2次補正予算が決定、これについて自民党安藤議員と対談。#真水で100兆円 #消費税ゼロ が必須な今、未だ全然それらは未達だと指摘しつつも、当初ゼロと言われていた2次補正が32兆になったのは国民の声と政府与党の岸田/西村氏等の努力があってこそと解説.
— 藤井聡 (@SF_SatoshiFujii) May 28, 2020
是非ご覧下さい!https://t.co/u73rfulH7u
あと、予備費が10兆円積まれたということは、今後、経済が悪化しても(するでしょうが)、三次補正は組まないという決意表明に見えます。
— 三橋貴明 (@TK_Mitsuhashi) May 27, 2020
結局、元々「10兆円程度」と言われていた二次補正に、すぐには支出しない予備費10兆円と資金繰り支援11.6兆円を加えたのに過ぎないような・・・。
二次補正予算案、真水は32兆円ということで、一次よりは増額。衣ばかりが大きい天ぷらであることは変わりませんが、まずは前進したと言ってもいいのでは。予備費も10兆円は確保されたようですし。まあケチはケチですけどね。https://t.co/gHE89RgZzs
— 室伏謙一 (@keipierremulot) May 27, 2020
内閣支持率が20%を切ったら、マジで「三次補正予算で真水50兆」かも知れないぞ。
— 佐藤健志(Writer/Critic) (@kenjisato1966) May 27, 2020
日本に財政問題はなく、追い詰められた政府に選択の余地はない。
恥も外聞もなく、正しいことをするのでは。 https://t.co/RNHbh0wtkI
予備費を馬鹿みたいな規模で計上するのやめてよ。きちんと新型コロナ対策に向き合って必要に応じた予算を編成してよ。
— 黄色いほっぺの人々 (@hoppeta_yellow) May 28, 2020
これじゃ「コロナ対策/予算の中身について何も考えてません」って自白しているようなものじゃないの。
予備費10兆円計上 使い道に不透明さ:日本経済新聞 https://t.co/zcyW2L3v87
支持率低下影響?
2020年5月27日(水)。安倍政権は新型コロナウイルスの感染拡大に対応する2020年度の「第2次補正予算案」を閣議決定しました。事業規模は「117兆6390億円」で所謂「真水」の部分である「一般会計」の「追加歳出」は「31兆9114億円」に増加しています。
安倍晋三首相は首相官邸で開かれた政府・与党政策懇談会でこの第2次補正予算案について「(第1次)補正予算などと合せて財政支出は120兆円事業規模は230兆円を超える」と強調しました。国会提出は6月8日(月)で6月12日(金)までに成立を目指す方針です。
前回の補正予算に比べて真水の部分は増えた形で、企業に支給する「雇用調整助成金」は1日あたりの上限を8330円⇒1万5000円に引き上げました。売り上げの減少した事業者を対象にした家賃補助、生活困窮帯への児童扶養手当、芸術関係者を対象とした最大150万円の給付金、医療従事者への慰労金、企業向けの無利子・無担保の融資制度などを盛り込んでいます。
また「地方創生臨時交付金」を「2兆円」増額した他に長期化した場合に備えて感染症対策の予備費を「10兆円」程度積み増ししました。必要な財源は全額を「国債」の「追加発行」で賄います。赤字国債は22兆6124億円。建設国債は9兆2990億円を発行します。
このニュースのポイント!
問題は31兆9114億円の内訳です。大企業向け融資を含めた11兆6390億円、使い道の決まっていない予備費の10兆円を引けば「零細企業」「個人事業主」「生活困窮者」に使われる金は「10兆2754億円」です。アベノマスクも10万円一律給付も未だに全世帯に行き渡らずスピード感は皆無です。引き続き声を上げなければなりません。





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