
安倍政権は公的年金の「受け取り開始年齢」を「75歳」まで繰り下げる「年金改革関連法案」の審議入りを発表しました。政府・与党は本日4月14日(火)に審議入りさせた上で今国会での法案成立を目指す方向で調整しています。所管の「厚生労働省」の内部では先送りを求める声もあったものの最終的に安倍政権に押し切られる形になりました。単純に選択肢を広げるだけではないので要注意です。
■年金開始75歳法案、14日審議入りへ「緊急事態」も先送りせず
https://www.asahi.com/articles/DA3S14437964.html
朝日新聞デジタル 2020年4月11日 5時00分
年金を受け取り始める年齢を75歳まで繰り下げ可能にするための年金改革関連法案が、14日の衆院本会議で審議入りすることになった。所管する厚生労働省は新型コロナウイルスの対応に追われており、省内には法案の審議を先送りすることで、国会対応に割く人員を新型コロナ対策に振り向けるべきだとの意見もあったが、当初の想定通り4月の審議入りが決まった。
■公的年金、75歳から受け取り可能に 改革法案を閣議決定
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO56295960S0A300C2MM0000/
日本経済新聞 2020/3/3 5:00(2020/3/3 9:29更新)
政府は3日、年金制度の改革法案を閣議決定した。高齢者の就業を促進するため、75歳から年金を受け取り始めると毎月の年金額が増える仕組みに見直す。個人型確定拠出年金(イデコ)など私的年金に長く加入できるようにする改革も盛り込んだ。少子高齢化や長寿化に対応した年金制度に改める狙いがある。
Twitterの反応!
年金支給開始を75歳まで先送り可とする法案の審議入りを急ぐ与党。
— 山添 拓 (@pioneertaku84) April 12, 2020
感染拡大の瀬戸際といい、厚労省の国会対応が大変だからと質疑を「自粛」する自民党が、さらなる負担をかけるとは支離滅裂。
コロナ前のこの法案は、いまや前提とする社会経済情勢が違っている。撤回すべき。https://t.co/3qBMTmhIkU
「年金を受け取り始める年齢(65歳)を75歳まで繰り下げ可能にするための法案が、衆院本会議で審議入りすることになった」
— 町山智浩 (@TomoMachi) April 11, 2020
高齢者を殺すコロナと戦ってる時にそれやる? https://t.co/Dkz10R8zQh
政府がやろうとしているのは、年金を普通に65歳から受給せずに、75歳まで我慢したら多目にあげるよ、という法案なんだけど、その10年間に多くが死んでしまうことを見越したいやらしい法案ですよ。
— 町山智浩 (@TomoMachi) April 11, 2020
今、この状況下で、これをやるか普通。コロナ対策でまともに補償はしない上に完全に国民に対して喧嘩売りモード。とにかく国民には金を渡したくない、改めてその意固地なまでの強い意志は理解しましたよ、本当に心底ろくでもない政権ですよ、安倍政権は。https://t.co/Yyvopkh5st
— 大下賢一郎 (@kemuchiman) April 11, 2020
安倍自公政権は新型コロナのドサクサに紛れて火事場泥棒のようなことをする。
— 俵 才記 (@nogutiya) April 11, 2020
年金開始年齢を75歳まで延長する法案の審議入りだ。
選択制だから問題ないという人がいるがこれが通ればいずれ現在60歳から受給できるのが65歳になり70歳になる。年金無しで死ぬまで働け法案だ😡
https://t.co/owa9ZflG9c
桜を見る会で与野党攻防と思いきや日米FTAであっさり白旗というのを数ヵ月前に見せられました。
— 秋保ふぐ@kindle小説 (@AkiuFugu) April 14, 2020
期待してませんが、野党は今日、審議入りの年金開始75歳法案は徹底的に戦ってほしいです。
男性だと平均寿命近く、半数近くが受け取れません。世代間格差の問題もあります。https://t.co/pGgPqdWtv8
そして自粛に金を払うどころかこのドサクサに紛れて年金開始75歳法案を通そうとしてるクソ政府。
— 愛国心の足りないなまけ者 (@tacowasabi0141) April 11, 2020
しかも担当はそのコロナも担当してる厚生労働省っていうね。
すげーよね、この政府を支持してるやつが国民の約半分なんだから、ホントてこの国はもう一度滅んだほうが良さげ。
続報に要注視!
2020年4月10日(金)。衆院議院運営委員会理事会。公的年金の「受け取り開始年齢」を「75歳」まで繰り下げる「年金改革関連法案」の審議入りについて与野党合意しました。政府・与党は同法案をに4月14日(火)に衆議院本会議で審議入りさせた上で今国会での成立を目指す方向で調整しています。
現行法では公的年金の受給開始年齢を60歳~70歳の範囲で選べます。年金改革関連法案成立後は「最大75歳」まで選択可能になります。厚生労働省は65歳で受け取り始めた人に比べて月額で「84%増額」されるメリットを謳っています。
一方で、法改正の目的と崩壊目前の公的年金制度そのものに目を向けなければなりません。政府・与党は高確率で将来的に「社会保険制度」の一斉年齢変更を行います。法改正の目的は年金水準を切り下げて「75歳まで待たなければまともに生活できない額」まで減らす事です。只単に選択肢を広げるだけではありません。
所管の厚生労働省は新型コロナウイルスの影響で人手不足。一部の幹部職員は「今は止めて欲しい」「国会対応に人手が割かれる」と先送りを主張しました。同省は緊急事態宣言の対象自治体調整や医療現場の必要資材の確保などに追われています。法案審議を始めれば国会答弁の作成などに人員を割かなければなりません。
安倍政権は同法案を今国会の重要法案のひとつに位置付けています。国民の生活(将来)に係わる重要法案だけに国会審議をゴリ押しした事には批判殺到しています。4月14日(火)午後の時点で特に動きはありません。続報に要注視です。
コロナ危機の時に、国会提出法案をすべて通そうとしているのは自民党です。週明けから加藤厚労大臣は年金法案の審議。法案審議ということは、官僚の皆さんももちろん勤務。
— 尾辻かな子 (@otsujikanako) April 12, 2020
自民、全法案成立目指す 野党の絞り込み要求拒否 https://t.co/uQPFyTrvKD
尾辻かな子氏(@otsujikanako)のツイートに注目です。未曾有の感染症によるパニックを利用して政府・与党は多数の悪法成立を目指しています。立憲民主党など野党3党1会派(立国社)や日本共産党の動向は不明です。今の内に意見しておく事をオススメします。





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