
軟弱地盤で危険視される米軍普天間飛行場の「名護市辺野古移設」に新たな問題発覚。埋め立て予定海域の海面下70メートル以深の「地盤」について「防衛省」の想定に反して「軟弱」である事を示すデータを検出しました。同省は「委託業者の独断で行った調査で信頼性が低い」としてこの実測データを採用せず調査した事実を伏せていた模様。工事の根拠を覆す事実です。
■【社会】辺野古、70メートル超も「軟弱」地盤調査、防衛省伏せる
https://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2020020890070415.html
東京新聞(TOKYO Web) 2020年2月8日 07時04分
沖縄県名護市辺野古(へのこ)の米軍新基地建設を巡り、埋め立て予定海域で防衛省の想定に反し、海面下七十メートルより深い海底の地盤が「軟弱」であることを示すデータが検出されていたことが分かった。「七十メートルまで地盤改良すれば施工可能」という同省の設計の前提は、根底から覆る可能性が出てきた。同省は「業者が独断で行った調査で信頼性が低い」としてこの実測データを採用せず、調査した事実すら伏せていた。(中沢誠)
■【社会】辺野古軟弱地盤 防衛省「強度試験やってない」国会や取材に虚偽説明
https://www.tokyo-np.co.jp/article/national/list/202002/CK2020020802000144.html
東京新聞(TOKYO Web) 2020年2月8日 朝刊
政府が「ない」としていたデータが存在していた。埋め立て予定海域の海底に広大な軟弱地盤を抱える沖縄・辺野古の米軍新基地建設工事で、防衛省が想定する地盤強度を大幅に下回るデータが明らかになった。これまで防衛省は本紙の取材や国会で、最深部の軟弱地盤について「強度試験はやっていない」と虚偽の説明を繰り返し、不都合なデータを伏せてきた。(中沢誠)
Twitterの反応!
「辺野古、70メートル超も『軟弱』地盤調査、防衛省伏せる」
— 志位和夫 (@shiikazuo) February 7, 2020
私の質問への答弁でも、「70m超の地盤は非常に固い」と言っていたが、ウソだったということだ。この政権の隠蔽は、あらゆる問題に及んでいる。政治的にも技術的にも破たんした新基地建設は中止を!https://t.co/AStaAQI1AL
辺野古新基地の護岸は最悪崩壊すると専門家チーム。「軟弱」と示す自らの実測データを勝手に「信頼性が低い」と無視。都合の悪い事実にフタをするのは安倍政権の定番だが、使えない基地のために民意を無視し莫大な税金を費やすのはあまりに酷い。政府の責任で徹底検証すべき。https://t.co/Sf8ttB9ngy
— 山添 拓 (@pioneertaku84) February 16, 2020
大問題。防衛省、分かって伏せていたとは悪質だ。 #辺野古 埋め立てで海面下70mより深い海底の地盤が「軟弱」であることを示すデータが検出されていた。70mまで地盤改良すれば施工可能という設計の前提は覆る。防衛省は実測データを採用せず、調査した事実すら伏せていた。 https://t.co/AuCvaLfVGP
— 望月衣塑子 (@ISOKO_MOCHIZUKI) February 8, 2020
辺野古の米軍新基地建設を巡り、また新たな嘘と隠蔽が発覚。まるで戦争遂行に不都合な戦況は全て隠蔽・改竄し敗戦に突き進んでいった大本営発表のよう。もはや「工事のための工事」になっている感も。
— 布施祐仁 / Fuse Yujin (@yujinfuse) February 8, 2020
東京新聞:辺野古、70メートル超も「軟弱」 地盤調査、防衛省伏せるhttps://t.co/TYDsejNCWT
敦賀原発2号でも原電は断層データを書き換えたことが明らかになっている。そして桜。政府にとって都合の悪い公文書は隠蔽、書き換え。それが常態化している。でも支持率は下がらない。不思議の国だ。東京新聞:辺野古、地盤調査、防衛省伏せる:社会(TOKYO Web) https://t.co/uz14ZoOyBR
— 森達也(映画監督・作家) (@MoriTatsuyaInfo) February 8, 2020
辺野古の軟弱地盤に専門家は明言する。「今回判明した強度だった場合、設計が成り立たず、このまま施工すれば盛り土が崩れ、護岸が崩壊する恐れがある」と。安倍さん、工事続行の根拠がなくなったね。その巨費を例えば新型コロナウイルスの封じ込めに回したらどうよ。それが真の意味の国防だと思うぜ。
— 立川談四楼 (@Dgoutokuji) February 18, 2020
委託業者の独自調査に信憑性は?
沖縄県宜野湾市の「米軍普天間飛行場」の「名護市辺野古移設」に新たな問題発覚。埋め立て予定海域の「B27地点」の「海面下70メートル以深」の「地盤」について「防衛省」の想定に反して「軟弱」である事を示すデータを検出しました。軟弱地盤で危険視される中で委託業者の行った独自調査です。
データを分析した外部の専門家によれば防衛省の「軟らかい粘土層」である可能性を示しました。軟弱地盤は最深部分で「海面下90メートル」に達します。安倍政権は「砂の杭」を打ち込む工法で改良工事は可能である事を強調してきました。これは海面下70メートル以深は「非常に固い粘土層」である事をその根拠しています。工事の根拠を覆す事実です。
国の地質調査を請け負った事のある建設コンサルタントの証言によれば「どんな試験をするか事前に発注者の許可を取る」「指示のない試験を受注業者が勝手に行う事は指名停止につながる恐れもあり常識ではあり得ない」と述べています。
B27地点を巡って防衛省はこれまで地盤強度を調べるボーリング調査ではなくセンサーを用いる「コーン貫入試験」を実施したと説明していました。防衛省整備計画局は「B27地点」での地盤強度の試験結果を把握していたものの「隠す意図はなかった」「委託業者の独断で実施した調査で試験方法も簡易的なやり方だったので設計の検討には使えないと判断した」とコメントしています。
安倍政権は不都合なデータを隠蔽しただけでなく国会やマスコミに対して「強度試験はやってない」と「虚偽の説明」を繰り返してきた疑いも浮上しました。B27地点には巨大な「護岸」を設置します。軟弱地盤だった場合、護岸の沈下や傾く事で「基地」として機能しない可能性もあります。
防衛省は設計変更の検討に当たって前述のデータを考慮に入れていません。また、地質学の専門家らで作る「沖縄辺野古調査団」は埋め立て予定地を通る所謂「辺野古断層」について今月下旬の現地調査を通じて地震を起こし得る「活断層」と断定する見通しです。これらは日本の「国防」を揺るがす問題です。





- ジャンル:政治・経済
- テーマ:政治・経済・時事問題