
首相官邸で開かれた「第一回全世代型社会保障検討会議」で政府方針に異を唱えた中西宏明経団連会長の発言の一部を「議事録」に記載していなかった模様。国民の生活に直結する「社会保障改革」に関して重要な会議の議事録を安倍政権の意向に沿って改竄していた疑惑です。安倍政権下で繰り返される「改竄」「捏造」「隠蔽」の異常事態。私達は「民主主義の崩壊」を目の当たりにしています。(情報提供:12434氏)
■社保会議での経団連会長発言、議事録から一部削除 野党が追及姿勢
https://mainichi.jp/articles/20191108/k00/00m/020/314000c
毎日新聞 2019年11月8日 21時19分(最終更新11月8日21時39分)
政府が9月20日に開いた全世代型社会保障検討会議(議長・安倍晋三首相)で、政府方針と異なる意見を述べた中西宏明経団連会長(日立製作所会長)の発言が、議事録から削除されていたことが明らかになった。政府に都合の悪い意見を記録に残さなかった可能性があるとして、野党が追及する姿勢を示している。
■第一回全世代型社会保障検討会議
https://www.kantei.go.jp/jp/98_abe/actions/201909/20zensedai.html
首相官邸 令和元年9月20日
令和元年9月20日、安倍総理は、総理大臣官邸で第1回全世代型社会保障検討会議を開催しました。会議では、社会保障の現状と今後の進め方について議論が行われました。
Twitterの反応!
政府への異論を述べた中西経団連会長の発言が議事録から一部削除されていた問題で、内閣官房にきくと、会議の録音はない、さらに経団連の事務局から、のせてほしいと連絡がきたが、なぜ必要なのか聞く中で、最終的にのせなくてよいとなったとのこと。不透明、不可解です。 https://t.co/eLLz8GnfQ7
- 宮本徹 (@iyamototooru)2019/11/8
政府への異議や批判は議事録にすら残らない。つまり無かったことに。もう、モラルも、常識も、民主主義も、何もかも捨て去った、本当に恥ずかしい政府の下で私達は生きてる。
- たつみコータロー 前参議院議員 日本共産党 (@otarotatsumi)2019/11/7
政府への異論、議事録から削除 社保新会議、在職年金巡り | 2019/11/7 - 共同通信 https://t.co/k6whJuVszQ
民主主義は議論が公開される事、少数意見が選択肢として提示される事で成立します。政府への反対意見を公然と削除し、なかった事にするのは、少数意見の抹殺であり、最早民主主義そのものの否定です。我々はもう本当に、考え方を変えなければならない時に来ていると思います。https://t.co/CX9szaq28p
- 米山 隆一 (@yuichiYoneyama)2019/11/8
いやぁ 、だってさ
- 菅野感 (@rewarwrestler)2019/11/7
1)全世代型社会保障検討会議は首相肝煎の案件
2)そこにいろんな有識者を呼ぶ
3)で、その会議で、政府への異論が出る
…ここまでは普通じゃん? しかし
4)政府への異論は議事録から削除される
ってわけよw
何これ? もうなんか、「すげぇ」としか言いようがないよね。
いかにも、安倍政権らしい。政府にとって都合の悪いものはすべて葬り去られる。イエスマンしかいない、ように見えるがそうではない。イエスマン以外は存在しないことにされてしまうのだ。/政府への異論、議事録から削除 社保新会議、在職年金巡り | 2019/11/7 - 共同通信 https://t.co/AcBLmEOelW
- じこぼう (@inkuma0327)2019/11/7
#異論はいらない #批判はいらない #議論はいらない と言うことなんだよね、安倍政権は。自ら開催する有識者会議すら、議論の場であってはならず、追認の場でなければならないと。
- ボビー・ブラウン (@o_jama_people)2019/11/7
政府への異論、議事録から削除 社保新会議、在職年金巡り https://t.co/m7PNWjxmu2
「あったことをなかったことにする」改ざん、隠蔽はもはや政府の専売特許だ。メディアは権力の監視を放棄してる。そして怒らない国民。一強に野党は歯が立たず政治にはまったく緊張感なくやりたい放題。
- まー ちゃん ❤︎︎☺︎ (@akimakiia)2019/11/8
色々、世も末だと思う。https://t.co/BruvivTZ5G
公文書の「改竄」「捏造」「隠蔽」に危機感を!
2019年9月20日(金)に首相官邸で開かれた「第一回全世代型社会保障検討会議」の中で政府方針に異を唱えた中西宏明経団連会長の発言の一部を「議事録」に記載していませんでした。削除されたのは働く高齢者に「厚生年金」を支給する「在職老齢年金制度」の見直しに言及した部分です。
高齢者の就労促進を成長戦略に位置付ける安倍政権は在職老齢年金制度について「高齢者の就労意欲を阻害している」として「廃止」を含めた見直しを急ピッチで進めています。
複数の関係者の証言によれば中西宏明は「経営者から見れば勤労意欲を減退させる事はないのではないか」と「反論」と取れる発言をしています。しかし、後に公開された「議事録」には「財源の問題もあるので慎重に検討した方がいいのではないか」の発言だけを切り取って記載していて前述の部分は削除していたのです。
立憲民主党など野党は国会でこの問題を追及しています。安倍晋三(議長)や菅義偉官房長官は「民間議員に確認を頂いてから公開している」と述べて議事録を改竄した「理由」に関しては回答を避けました。経団連⇒日本政府に議事録の修正を求める要望もあった模様(確認中)。安倍政権はそれを無視して発言を削除したのであれば意図的な誘導を行った事になります。
西村康稔全世代型社会保障改革担当相は11月8日(金)の記者会見で「議事録は経団連に送って確認いただいているし『慎重に検討』という本人の意図は書かれている」「改竄改ではない」とコメントしました。中西宏明自身も記者団に対して本件を問題視しない考えを示しています。
経団連の提言の大半は現政府・与党の政策に反映されています。なあなあで済ませたのは予想通りの展開です。しかし、本件の問題はそこではありません。本来は「国民の財産」である「公文書(議事録)」を改竄した事こそ大問題なのです。所謂「アベ友」の中西宏明でさえ政府方針に異を唱える声は「無かった事」にされた訳です。忖度なのか?。忖度させたのか?。誰の指示なのか?。野党は徹底的に追及するべきです。




