【環境破壊】米軍普天間飛行場の名護市辺野古移設!安倍晋三の豪語した「サンゴ移植」に暗雲!9群体の内3群体の「死滅」又は「消失」を確認!

沖縄県宜野湾市の「米軍普天間飛行場」の「名護市辺野古移設」を関連して急ピッチで「サンゴ」の「移植作業」を進めた安倍政権。移植した9群体の内「3群体」は「死滅」又は「消失」していた模様。沖縄防衛局は「移植前から見られた衰弱が進行した事によって自然死したと見られる」「移植に問題はなかった」との見解を示しました。東京経済大学の大久保奈弥准教授はこれに真っ向反論しています。
■辺野古の移植サンゴ、9群体の内3群体が死滅 専門家「明らかな失敗」
https://www.okinawatimes.co.jp/articles/-/468927
沖縄タイムス+プラス 2019年9月10日 10:39
沖縄県名護市辺野古の新基地建設で沖縄防衛局が設置した環境監視等委員会の第21回会合が9日、那覇市内で開かれた。防衛局は、昨年埋め立て区域から移植した絶滅危惧種のオキナワハマサンゴ9群体のうち、3群体が死滅や消失したと報告した。
■社説[移植サンゴ死滅]工事と保全策両立せぬ
https://www.okinawatimes.co.jp/articles/-/469388
沖縄タイムス+プラス 2019年9月11日 07:30
サンゴ礁は生き物の餌場や産卵場所になり、「海の揺りかご」と呼ばれる。辺野古・大浦湾の生態系は世界的に見ても貴重である。サンゴ礁や藻場が広がり、絶滅危惧種262種を含む5800種以上の生物が生息する。
移植対象のサンゴ類は7万4千群体に上るといわれている。専門家によると、工事の環境悪化によるストレスを受けた生物を移植すれば、成功率は低くなる。そもそもサンゴ移植には、「移植条件や技術も疑問点ばかり」と否定的な意見が根強い。3群体の死滅や消失は、工事を継続しながらサンゴを移植することが妥当な手法といえないことを示している。工事を中止し、抜本的な見直しが必要だ。
Twitterの反応!
今朝の沖縄タイムスコメント。辺野古で皆の反対を押し切り、無理やり移植された絶滅危惧種のハマサンゴが死にました。
— 大久保奈弥(Nami Okubo) (@acroporanobilis) September 9, 2019
環境監視等委員会の服田委員(お茶大)が「案外ハマサンゴは高水温でも移植可能」と非科学的な思いつきのコメントをし、防衛省がそれを根拠に移植して案の定失敗したのです(続く) pic.twitter.com/FDAM1vn9Av
絶滅危惧種のハマサンゴが昨年の9月に移植されて一年後、既に9群体中3群体もが死滅・部分死してしまいました。死にやすいミドリイシサンゴを移植した私の論文結果(添付)と比較しても、死亡率が高い方であることがわかります。沖縄県が防衛省にサンゴの採捕許可を出した責任も大きいです(続く) pic.twitter.com/Hj3ucdQtBz
— 大久保奈弥(Nami Okubo) (@acroporanobilis) September 9, 2019
サンゴの移植技術が進歩しても、生息環境が合わなければサンゴは増やせません。水槽ならコントロールできますが、海の環境は多様で微妙なバランスの上に成り立っており、環境変動も大きいからです。自然界でのサンゴ種毎の生息条件を完璧に把握するのは不可能です。https://t.co/JCcUq11onc(続く)
— 大久保奈弥(Nami Okubo) (@acroporanobilis) September 9, 2019
防衛省と環境監視等委員会は「移植前から見られた衰弱が進行したことによって自然死したとみられる」とありますが、ではなぜその弱ったサンゴを移植したのですか?普段はサンゴ保全すると謳って大型科研費とってるのに、茅根氏と服田氏はサンゴを守らないのですか?https://t.co/cTbW6zvU8y
— 大久保奈弥(Nami Okubo) (@acroporanobilis) September 10, 2019
ついでに、このように科学者の実名を挙げて批判する私のやり方を良く思わない人もいるかもしれませんが、私は間違っているとは思いません。なぜなら、米軍新基地建設は、我々の多額の税金を使った公共事業だからです(続く)
- 大久保奈弥(Nami Okubo) (@croporanobilis)2019/9/10
委員らは科学者として政策決定に参加しています。彼らの発言により公共の自然や生物の運命が決定されます。よって、委員らはその発言の科学的根拠を国民に説明する責任を負っています。過去の知見やサンゴ移植マニュアルを無視し、適当なコメントで絶滅危惧種のサンゴを死なせた責任は大きいのです。 pic.twitter.com/PBVkRYxdGR
— 大久保奈弥(Nami Okubo) (@acroporanobilis) September 10, 2019
専門家は沖縄防衛局「環境監視等委員会」の責任指摘!
安倍政権は「米軍普天間飛行場」の「名護市辺野古移設」の建設強行で埋め立て予定海域に生息していた絶滅危惧種で日本固有種の「オキナワハマサンゴ」を別の場所に移植しました。移植した9群体の内3群体「死滅」又は「消失」していた模様。最初に死滅したのは昨年8月に移植した1群体。移植後の目視調査で今年3月以降に生存部縮小。今年7月末以降は生存部の確認はできなくなりました。後に残る2群体の消失(部分死?)を確認しています。
2019年9月9日(月)。沖縄防衛局は那覇市内で開かれた移設工事の環境対策に関する国の有識者委員会の会合で正式に報告しました。本件に関して「移植前から見られた衰弱が進行した事によって自然死したと見られる」とあくまで「移植に問題はなかった」とのスタンスを崩していません。
日本自然保護協会の安部真理子氏は「移植するという事自体人間でいえばお引越しするようなものですからエネルギーがいる」「弱っているものを移動させたという時点でもの凄いストレスをサンゴに与えてるので自然死とは言いがたい」「工事と移植は関係していないという証明をすべきであると思います」とコメントしています。
東京経済大学の大久保奈弥准教授は「消失とされる群体は生存部が確認できない以上『死滅』していると言える」「部分死としている群体も殆んど死んでいる状態」と反論しています。移植を提言した沖縄防衛局「環境監視等委員会」の判断を「1年で9群体の内3群体が死ぬのはかなり高い率」「明らかな失敗だ」と指摘しました。部分死した群体の回復は見通せず「環境監視等委員会のサンゴの学者が無責任に移植のアドバイスをした責任は大きい」と痛烈に批判しています。
安倍晋三はかつて出演したテレビ番組で「土砂を投入するにあたって辺野古のサンゴについては移しております」「絶滅危惧種が砂浜に存在していましたがこれは砂をさらってしっかりと別の砂浜に移す努力をしながら行っていくという事であります」と豪語していました。急ピッチで移植作業を進る理由の一端はこの発言にあります。
死滅原因は衰弱による自然死で移植先で特異な水質や海流の流れの変化は確認できていません。改めてサンゴの移植の難しさを示すと同時に簡単に解決できる問題ではない事を証明した出来事です。現時点で不明な部分は多いものの少なくとも「無理に移植しなければ死滅しなかった可能性は高い」と言い切っていいと思います。
尚、未着手の海域で埋め立てを開始するには「約7万群体」を移植する必要があります。沖縄県は移植を許可していません。しかし、安倍政権によって強行されるのは目に見えています。絶滅危惧種を含めたサンゴに破滅的な影響を与える可能性は大です。



