
2019年8月8日(木)。財務省の発表した2019年上半期(1月~6月)の「国際収支状況(速報)」によれば海外との「モノ」「サービス」「投資」の取引状況を示す「経常収支」の黒字額は前年同期に比べて「4.2%減」の10兆4676億円だった模様。この内輸出から輸入を差し引いた「貿易収支」は2242億円の黒字でした。中国などアジア向けの輸出は低迷し貿易収支は大幅に悪化して黒字幅は縮小しています。
■令和元(平成31)年上半期中 国際収支状況(速報)の概要
https://www.mof.go.jp/international_policy/reference/balance_of_payments/preliminary/pg2019half.htm
財務省 令和元年8月8日
■上半期経常黒字、10.4兆円 貿易収支は大幅悪化
https://this.kiji.is/531992965196153953?c=39546741839462401
共同通信 2019/8/8 09:30 (JST) 8/8 13:12 (JST) updated
財務省が8日発表した2019年上半期(1~6月)の国際収支速報は、海外とのモノやサービス、投資の取引状況を示す経常収支の黒字額が前年同期比4.2%減の10兆4676億円だった。経常収支のうち輸出から輸入を差し引いた貿易収支は2242億円の黒字だったが、前年同期に比べ87.4%減少した。
Twitterの反応!
いよいよ米中摩擦の影響がハッキリと出てきたということでしょう。輸出減も輸入減も対アジアの減少の影響が大きいようですから。この記事では全く触れられていませんが。一方、財務省のサイトにはちゃんと書かれています。それでも消費税増税するんですか?https://t.co/33b9jILL2e
- 室伏謙一 (@eipierremulot)2019/8/8
重要なのは日本は資源に乏しく、品物を売るより買い物の方が多い事や、日本が売ってる車は買わなくても困らないけど、日本が買ってる食料品は売って貰わないと生きていけないという不利な状況が続く・・・ 上半期経常黒字、10.4兆円 貿易収支は大幅悪化 https://t.co/JI5RJAUVuy
- 新約★古今和歌(こきんわか) (@okinwakasa)2019/8/8
輸出やインバウンド・外国人観光で稼がないと日本経済が立ち行かないとか言ってる人達の中では、輸出先の外国はどうやって稼いで日本製品を輸入している事になってるんだろう?
- 緊縮の信一郎でもリフレの秀臣でもない田中 田中一郎 (@ukkakemisosiru)2019/8/8
https://t.co/I8qwwfkUtJ #Yahooニュースアプリ
財務省発表、上半期の決済。
- 一般国民応援ちゃんねる (@okumin_chan)2019/8/8
何でこんな売上出てるのに消費税上げる意味があるんだろうか。
堅調に来てるわけだから、据え置きが減税ですよね、普通。
景気は、まだまだ大丈夫とか言いたいんでしょうが、裏目のニュースじゃないでしょうか。https://t.co/HlYeMlAA59
これでも消費税上げますか。国民全体になんのメリットもないのに、増税続行とは。まったく危機感無いですね。もっと失業者が増え、倒産続出、自殺者増えなきゃわからんのかね今の為政者と大企業の経営者たちは。https://t.co/wjqJG1TL4G
- Ichiro Nakajima (@chiroNakajima4)2019/8/8
米中貿易戦争&日韓関係悪化の影響甚大!
輸出額は「5.2%減」の37兆9497億円。輸入額は「1.4%減」の37兆7255億円。海外投資で得る利子や配当金の動向などを示す「企業」の「第1次所得収支」は「0.2%増」の10兆5923億円の黒字。貨物輸送や旅行に伴う「サービス収支」は2316億円の黒字に転換しました。訪日外国人数の増加などを受けて拡大した「旅行収支」も大きく寄与しています。
一方で「貿易収支」は深刻で前年同期に比べて「87.4%減」と大幅に悪化しています。アジア向けの半導体等製造装置や鉄鋼の輸出で落ち込んだ事は大きく響きました。所謂「米中貿易戦争」の激化などで「輸出」は全般的に低迷傾向にあります。今後の見通しも悪く米国の「利下げ政策」の実施で円高傾向は強まっています。
ドナルド・トランプ大統領は今月に入って中国の輸入品に対して「制裁関税第4弾」の9月発動を表明しています。また、中国を「為替操作国」に指定しました。中国は対抗措置で「米国農産品の購入停止」を発表するなど対立は再び激化しています。
前述の第4弾は幅広く「消費財」を対象にしました。中国だけでなく米国経済への悪影響も懸念されていて世界トップクラスの経済大国の景気減速は「世界経済」に大きく影響します。更に「徴用工問題」に端を発する日韓関係の悪化も今後の経常収支を押し下げる要因になり得ます。訪日客全体の約20%を占める韓国人客は減少傾向で「旅行収支」の伸びは鈍化しかねません。




