FC2ブログ

【所有者明示】動物愛護管理法改正案「参議院本会議」で可決・成立!飼育放棄や迷子に対策!犬や猫に「マイクロチップ装着」を義務化!

政治・経済・時事問題
constitutionalism_2019_06_18

2019年6月12日(水)。犬や猫に「所有者の情報」を記録した「マイクロチップ」の装着を義務付ける事などを柱とした「改正動物愛護管理法」は同日の参議院本会議で与野党の全会一致で可決・成立しました。ペットを安易に捨てる飼育放棄を防止する事や災害などで迷子になった際に役立ちます。また「生後56日以内の犬や猫の販売禁止」及び「動物虐待の罰則強化」も盛り込みました。マイクロチップの装着義務化は公布から3年以内の施行されます。

■改正動物愛護法成立 犬猫にマイクロチップ装着義務化 虐待厳罰化も
https://mainichi.jp/articles/20190612/k00/00m/040/086000c
毎日新聞 2019年6月12日 10時59分(最終更新6月12日11時14分)


動物虐待への罰則強化や犬猫へのマイクロチップ装着義務化などを盛り込んだ改正動物愛護法が12日、参院本会議で可決、成立した。虐待罪(殺傷)の法定刑は現行の2倍以上となる「5年以下の懲役または500万円以下の罰金」に厳罰化される。施行は公布から3年以内とした。

飼育放棄防止は机上の空論?


動物愛護管理法の改正案は5月31日(金)に開かれた「衆議院環境委員会」「委員長提案」の形で衆議院本会議に提出する事を与野党の全会一致で決めています。翌週の衆議院本会議で採決⇒参議院に送られました。日本獣医師会はマイクロチップの装着義務化によって捨て犬や捨て猫を減らす効果や災害などで迷子になった際に見つけ易くなるなどメリットを挙げました。確実に飼い主を辿れるように「引っ越し」「ペットを譲渡」した際は届け出て欲しいと呼び掛けています。

マイクロチップは円筒形で直径は約2mm長さ12mmほどで注射器で犬や猫の肩の辺りに埋め込みます。特殊なガラスなど健康に影響の出ない材料で出来ていて装着に掛かる費用は1匹当たり3000円~1万円程度です。マイクロチップには埋め込んだ犬や猫だけに与えられた「15桁の数字」を記録していて専用の機械を体に翳して数字を表示します。この数字は日本獣医師会のデータベースに登録。飼い主の住所や連絡先などを辿れます。

繁殖を行っているブリーダーやペットショップなど「販売業者」「マイクロチップの装着」「国に住所や連絡先などを提出して登録する事」を義務付けました。マイクロチップは基本的に「飼い主に販売されるまでの間」に埋め込む事を目的にしています。一方で、既に飼われている犬や猫への装着は努力義務に留めています。

マイクロチップの装着と登録は1995年に発生した「阪神・淡路大震災」で多くの犬や猫が迷子になった事を教訓に1998年1月に開始。日本獣医師会によれば現時点で登録済の犬や猫は全国で「凡そ200万1000匹」に上ります。日本は他の先進国と比べてペット販売の規制は緩く「安価」で売買される事は飼育放棄を増やしている要因のひとつと言われています。犬や猫の飼育放棄を防止する法改正のコンセプトは概賛成します。

しかし、マイクロチップの装着義務化は「飼育放棄」を減らす方法としては微妙です。法改正の焦点は「マイクロチップの装着義務化」「販売価格の底上げ」「ペット課税」など「悪意を持って飼育放棄する者」「ペットを飼っている人の負担増」で安易な罰則強化に進んでいます。これでは根本的な解決はできません。

本当に必要なのは「安価なペット保険」「老犬&老猫ホームの充実」「ペット可能な賃貸住宅に公的な補助」「公営住宅をペット可にする」など「経済状況や家庭事情に左右されずにペットを飼える環境」を整備する事です。そういう意味で与野党共に「机上の空論」の域を出ていません。

動物虐待の厳罰化は高評価!


現在、犬や猫は「生後49日」を経過すれば「販売」及び「展示」できます。改正動物愛護管理法は「生後間もなく親から離されて販売された犬や猫は成長した後に人に噛み付いたり吠えたりし易くなり捨てられる恐れがある」として一部の種類を除いて「生後56日」を経過していない場合は販売や展示を禁止にしました。また「動物虐待」を厳罰化して「ペットの殺傷」に対して罰則を「5年以下の懲役又は500万円以下の罰金」に引き上げました。この2点は無条件で評価できます。

ディストピア化に一抹の不安!


理由の如何に関係なく「生物にマイクロチップを埋め込む事」「法律」で認めてしまえば「人間の体に埋め込む事」を容認する論争に発展するのは必然です。遅かれ早かれディストピア的な「管理・監視社会」に移行するのは確実なので常に目を光らせておかなければなりません。実際に「子どもの誘拐防止」「性犯罪者の再犯防止」などを建前に「人間の体にマイクロチップを埋め込むべきだ」との意見もある訳です。安易にマイクロチップを推奨する風潮は非常に危険です。

ブログランキング・にほんブログ村へ
記事タイトルとURLをコピーする
コメント
コメント投稿

トラックバック
    パンくずリスト
  • ホーム
  • »
  • 政治・経済・時事問題
  • »
  • 【所有者明示】動物愛護管理法改正案「参議院本会議」で可決・成立!飼育放棄や迷子に対策!犬や猫に「マイクロチップ装着」を義務化!