
2019年3月20日(水)。国際連合(国連)の関連団体は本年度の「世界幸福度ランキング」を発表した模様。これは世界の国や地域の「幸福度」をランキングにしたもので「日本」は昨年比で4つ順位を下げて「58位」に止まりました。G7(主要7カ国)の中で最も低く「台湾」「シンガポール」「韓国」を下回っています。
■「世界幸福度ランキング」2019年版が発表。日本の順位はどうなった?
https://www.huffingtonpost.jp/entry/world-happiness-ranking-2019_jp_5c906a19e4b071a25a85e44c
ハフポスト 安田聡子 2019年03月20日 17時27分 JST 更新 2019年03月21日 14時53分 JST
国連の関連団体が「世界幸福度ランキング 2019」を発表した。
これは、国際幸福デーの3月20日に、国連が毎年発表している幸福度のランキング。
各国の国民に「どれくらい幸せと感じているか」を評価してもらった調査に加えて、GDP、平均余命、寛大さ、社会的支援、自由度、腐敗度といった要素を元に幸福度を計る。
7回目となる2019年は世界の156カ国を対象に調査をした。日本は2018年の54位から4つ順位を下げ58位だった。
Twitterの反応!
【不幸を作るアベ】幸福度の世界ランキングが、アベ政権下で46位から58位まで下がりました。アジアでは台湾25位、シンガポール34位、韓国54位などを下回った。https://t.co/JscTwTKh0d「社会の自由度」は64位、「他者への寛大さ」は92位。アベ的な社会になっている。https://t.co/HpnAbe0d9B
- 金子勝 (@asaru_kaneko)2019/3/21
今日(21日)の悲しい記事。「幸福度 日本は世界58位 過去最低」(朝日新聞)。これは国連関連団体が毎年発表している「世界幸福度報告」によるもので、世界156カ国での順位。日本は、人生の選択の自由64位、寛容さ92位だったという。せつない順位だなあ…。
- 鈴木 耕 (@ou_1970)2019/3/21
安倍内閣で四年連続50位台。
- 桐谷育雄 (@iriyaikuo)2019/3/20
日本は不幸。
どこまで下がる?
人生の選択の自由はない。
税金も国民に使われず
安倍の友だちに流される。
犯罪者も
総理と関係があれば
罪に問われない。
公共放送も嘘を報道。
実質賃金は下がり続ける。
お金を消費に使えず景気も下降https://t.co/IvLFnZJIFZ
#NHK #NEWS7
— 但馬問屋 (@wanpakutenshi) 2019年3月21日
“国連調査「幸福度」ランキング”
日本、58位❗️
注目したいのが、2013年からのグラフ。安倍政権になって、右肩下がりじゃん😖
長期政権になればなるほど、国民は不幸になるということなんだな。まだまだ下がるぞ。
(他者への寛大さ… 92位💧) pic.twitter.com/nFe1xpbDdl
幸福度ランキングとの因果関係があるのか否かは定かではないけれども、トップの北欧3ヶ国と日本の決定的な違いを一つ挙げるとすれば、やはり再分配装置としての国家が十分に機能しているか否かだろう。前者は累進課税を徹底し社会保障制度は堅固で、労働者の権利も充実している。日本は全てが真逆。
- 異邦人 (@eriozka1917)2019/3/21
社会の自由度と他者への寛大さは「G7」最下位!
ランキングの基になったデータは米酷「ギャラップ社」の世論調査で「156」の国や地域を対象に「各3000人程度」に2016年~2018年、現在の生活の満足度を0~10で回答を求めたものです。国連の関連団体「SDSN(持続可能な開発ソリューション・ネットワーク)」はその値について「国民1人当たりのGDP(国内総生産)」「健康に生きられる年数」「社会の自由度」「他者への寛大さ」「社会的支援の充実」「政府やビジネスにおける腐敗の無さ」の6項目を用いて分析を加えています。
2019年度の報告書によれば2年連続で1位は「フィンランド」です。2位はデンマーク、3位はノルウェーで上位は「福祉」や「教育」の充実している「北欧諸国」で占めました。尚、15位はイギリス、19位はアメリカでG7では上位に位置しています。
日本は昨年比で順位を4つ下げた「58位」です。25位の台湾、34位のシンガポール、54位の韓国などを下回りました。93位の中国に比べればマシではあるもののアジアでは下位に位置しています。政治や経済の混乱の続く南米のベネズエラは108位で最下位の156位は去年8月に「和平協定」の結ばれたアフリカの南スーダンとなっています。
項目別の「健康に生きられる年数」で日本はシンガポールに次いで2位です。国民1人当たりのGDPは24位で上位ではあるものの政府やビジネスにおける腐敗の無さ39位、社会的支援は50位、社会の自由度は64位、他者への寛大さは92位で低迷しています。
2015年は46位⇒2016年は53位⇒2017年は51位⇒2018年は54位で日本は年々下落傾向です。国連は偏向的な組織ですし幸福度の数値化に不透明な部分はあるものの妙に「納得できる順位」ではあります。特にG7では下位の「社会的支援」「社会の自由度」「他者への寛大さ」は深刻です。
イエール大学教授で心理学者のローリー・サントス氏はハフポストUS版の取材に対して「幸福には深い意味があり不幸であるという事を公衆衛生への脅威と捉えるべきだ」「幸せでいるという事は、仕事のパフォーマンスや病気からの回復力、寿命に関係しています」とコメントしています。
国民負担率は無制限に上昇。各種保険料や税金などは負担増。(国民)年金額は下って支給開始年齢は引き上げ傾向です。政府・与党は「景気回復」を演出する為に「プライマリーバランス」の黒字化を先送りし続けています。具体的に将来のビジョンを描き難くなっていて特に「現役世代」は「幸福」を実感し難いのかもしれません。





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