
2019年2月28日(木)。東京電力は「福島第一原子力発電所2号機」の「原子炉格納容器」で高い放射線量を計測した事を発表しました。2月13日(水)に実施した内部調査で所謂「燃料デブリ」と呼ばれる堆積物に直接触れる調査で1時間当たり最大「7.6シーベルト」の極めて強い放射線を計測した模様。東京電力は燃料デブリを回収して「福島の土地を浄化したい」とコメントしました。しかし、原子炉格納容器の内部は事故後8年ほど経った今も強い放射線を出し続けていて「廃炉作業」の難しさを浮き彫りにしています。
■溶融燃料付近で7.6シーベルト=2号機格納容器内-福島第1原発
https://www.jiji.com/jc/article?k=2019022801429
時事ドットコム 2019年02月28日 22時02分
東京電力は28日、福島第1原発2号機の原子炉格納容器で13日に実施した内部調査で、溶け落ちた核燃料(デブリ)がたまった格納容器底部の放射線量が毎時7.6シーベルトだったと発表した。圧力容器を支える土台の外側では同43シーベルトで、いずれも昨年1月の調査時とほぼ同じだった。外側が高線量なのは、事故直後の高温で揮発した放射性物質が流れ出した可能性がある。
Twitterの反応!
今世紀中は無理です。溶融は三基三様ですから。
- 蓮池透 (@955Toru)2019/3/1
福島第一原発2号機 デブリで極めて強い線量 廃炉の難しさ示す | NHKニュース https://t.co/ZOf3O6TqiF
当然予想されたこと。今更驚く方がおかしい。本来、日本国は福島原発事故の廃炉に国の全てを賭けて取り組むしか、ないはず。五輪とかカジノとかやってる暇はないはず。廃炉技術に国際的な助力を求めてほしい。
- 土居豊 (@razumi)2019/3/1
福島第一原発2号機 デブリで極めて強い線量 廃炉の難しさ示す https://t.co/d4CHyX1K8X
「福島第一原子力発電所2号機で行われたデブリとみられる堆積物に直接触れる調査で、東京電力は、1時間当たり最大7.6シーベルトの極めて強い放射線が計測されたと発表しました」
- 河原 淳 (@HzNxunAT1P8ETT)2019/3/1
ちょっと触れただけでもこの線量。途方もない作業を残したまま、我々世代は逝ってしまう。https://t.co/lnVQY6Gcf0
線量は最大毎時43シーベルト 福島第1原発2号機調査 https://t.co/w6gcKTPuKh
- えいこ (@iko123223)2019/2/28
東京電力は、炉心溶融した福島第1原発2号機で2月13日に実施した原子炉格納容器内部の調査で、最大毎時43シーベルトの放射線を計測したと発表
約15分で致死量に達するほどの高線量😱
だったら再稼働・東京五輪を止めろ‼️
43シーベルトは1時間くらいで人が死に至る
- 芝ねこ (@hidondon)2019/3/1
レベルだそうです。
1ミリシーベルトでも…結構なんですから^^;
忘れてしまっている人も多いかもですが、一応…
日本でのもともとの規定は1年間人が浴びてもいい
許容量は1ミリシーベルト…ですよね。
ってことで…相当な数値だということがお分かりかと…。
原子炉を支える土台の周辺では「即死レベル」の「43シーベルト」を計測!
東京電力は福島第一原子力発電所2号機で「原子炉を覆う格納容器」の底にある「堆積物」にロボットで直接触れる調査を初めて実施しました。大きいもので「直径8cm」程の小石状の堆積物を持ち上げる事に成功しています。この「堆積物」は「溶け落ちた核燃料」と「構造物」の混じり合った「燃料デブリ」と呼ばれるものです。
計測された放射線量は「1時間当たり6.4シーベルト~7.6シーベルト」で堆積物の見つかった格納容器の底に近づくにつれて数値は高くなっています。また、格納容器の原子炉を支える土台の周りでは「1時間当たり推定で最大43シーベルト」を計測しました。これは「1時間ほど留まれば死に至るレベル」で被爆する数値です。精密機器や電子機器を崩壊させる恐れもある程の放射線量なのです。猛烈な放射能汚染の現実を示しています。
東京電力は「核燃料が溶け落ちていく過程で発生したガスのようなものが土台の周りに溜まった為ではないか」と推定しました。尚「温度」は全体的に22℃~23℃の範囲に留まっています。福島第一原子力発電所2号機は燃料デブリの取り出しに向けた調査が最も進んでいて来年度後半に別の装置を使って少量の堆積物を取り出す作業を計画しています。
前述の通りで格納容器の内部は事故後8年ほど経った今も極めて強い放射線を放出しています。廃炉作業に関して元東京電力社員の蓮池透氏は「今世紀中は無理です」と断言しました。原発の再稼動や東京五輪・パラリンピックの正当性について考え直す切っ掛けになり得るニュースです。




