【フェイクニュース】普天間基地移設問題!安倍晋三の「サンゴ移植」発言は「琉球新報」のファクトチェックで「デマ」確定?土砂投入海域の移植はゼロ!

NHKの番組「日曜討論」に出演した安倍晋三は「普天間基地移設問題」に伴う沖縄県名護市辺野古の埋め立てについて「土砂を投入するにあたって(辺野古の)サンゴについては移しております」とコメントしました。J-CASTニュースの取材に対して「沖縄防衛局」は「安倍首相がウソを言っているというのは誤解があり埋め立てしている辺野古地区については発言の内容に間違いはない」と説明しました。一方で「琉球新報」のファクトチェックによれば安倍晋三の一連の発言は「デマ」でほぼ確定したようです。
■辺野古埋め立て 首相が「あそこのサンゴは移植」と発言したが…実際は土砂投入海域の移植はゼロ
https://ryukyushimpo.jp/news/entry-858199.html
琉球新報 2019年1月8日 05:00
米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の名護市辺野古への移設に伴う埋め立てに関し、安倍晋三首相は6日に放送されたNHKのテレビ番組「日曜討論」で事実を誤認して発言した。安倍首相は「土砂投入に当たって、あそこのサンゴは移植している」と述べたが、現在土砂が投入されている辺野古側の海域「埋め立て区域2―1」からサンゴは移植していない。
■<社説>首相サンゴ移植発言 フェイク発信許されない
https://ryukyushimpo.jp/editorial/entry-858590.html
琉球新報 2019年1月9日 06:01
今回、もう一つ問題があった。事前収録インタビューであるにもかかわらず、間違いとの指摘も批判もないまま公共の電波でそのまま流されたことだ。いったん放映されると訂正や取り消しをしても影響は残る。放送前に事実を確認し適切に対応すべきだったのではないか。放置すれば、放送局が政府の印象操作に加担する形になるからだ。
■「辺野古のサンゴ」は本当に移植されたのか 安倍首相発言の真偽、地元に聞いた
https://www.j-cast.com/2019/01/07347439.html?p=all
J-CASTニュース 2019/1/7 19:37
米軍基地移転に向けて海の埋め立てが進む沖縄・辺野古について、安倍晋三首相がサンゴは移植したとNHKの日曜討論で発言して、驚きの声が上がっている。沖縄県の玉城デニー知事が「現実はそうなっておりません」と反応するなど波紋が広がっているが、実際のところはどうなのだろうか。
Twitterの反応!
土砂投入海域のサンゴ移植ゼロ 辺野古、首相は「移している」と答弁 - 琉球新報 -https://t.co/FxrbnvtVQs 安倍首相が辺野古問題でNHKで大ウソを発言したことが端的にわかる内容です。この首相は沖縄県民をどこまでないがしろにするのでしょうか。いいかげんなことをするんじゃない。
- 有田芳生 (@ritayoshifu)2019/1/8
行政や当局含めていろいろな情報源にアクセスできる地元メディアらしい仕事ですね。不要な言葉を盛らずに淡々と書く新聞文体での検証も良い。→辺野古埋め立て 首相が「あそこのサンゴは移植」と発言したが…実際は土砂投入海域の移植はゼロ - 琉球新報 - https://t.co/i3gMe6XQnC
- 石戸諭@『リスクと生きる、死者と生きる』発売中 (@atoruishido)2019/1/8
私のコメントも載っています🌸埋立海域全体で7万4千群体の移植が計画されており、そのうち現在4万群体の採捕許可が再申請されています>土砂投入海域のサンゴ移植ゼロ 辺野古、首相は「移している」と答弁 - 琉球新報 - 沖縄の新聞、地域のニュース https://t.co/fxGhKGM2kg
- 大久保奈弥 (@croporanobilis)2019/1/8
やはり、おおウソのこんこんちきだった安倍のサンゴ話。安倍もあべだが、首相が大ウソこいても何も反応できない日本の全国紙。
- 青木 俊 (@okiTonko)2019/1/8
辺野古埋め立て 首相が「あそこのサンゴは移植」と発言したが…実際は土砂投入海域の移植はゼロ - 琉球新報 - 沖縄の新聞、地域のニュース https://t.co/fV4yS9eY1Z
【NHK「日曜討論」をジャックした安倍首相】辺野古工事は環境に配慮のウソ八百 貴重なアオサンゴ群落に影響 用意した原稿をダラダラと棒読み 見逃せなかったのが辺野古移設工事を巡るデタラメ発言だ これじゃあ、NHKアナが安倍を「将軍様」「万歳」と呼び始めるのも時間の問題だ(日刊ゲンダイ) pic.twitter.com/s9adfN4ms0
— KK (@Trapelus) 2019年1月7日
立憲民主党・有田芳生氏「いいかげんなことをするんじゃない」!
沖縄防衛局の広報担当者は1月7日(月)にJ-CASTニュースの取材に対して「安倍首相がウソを言っているというのは誤解があり埋め立てしている辺野古地区については発言の内容に間違いはない」と説明しました。また「絶滅危惧種が砂浜に存在していましたがこれは砂をさらってしっかりと別の砂浜に移す努力をしながら行っていくという事であります」と発言していた事については「辺野古の砂浜には巻貝や二枚貝に絶滅危惧種がありそれらは熊手などで砂ごとすくって近隣の砂浜に移動させた」と説明しています。
しかし、琉球新報の取材によれば現在土砂を投入している辺野古側の海域「埋め立て区域2-1」からサンゴは移植していません。埋め立て海域全体では「約7万4千群体」の移植を必要としているものの1月7日(月)までに移植を終えたのは別海域の「オキナワハマサンゴ9群体」のみに留まっています。
また、サンゴの移植は「1メートル以上」の大きさを対象にしていて1メートルより小さいサンゴは移植していません。これまでに移植した前述のオキナワハマサンゴ9群体はいずれも「埋め立て区域2-1」ではない場所に位置しています。
当初の沖縄防衛局は土砂投入の海域付近にあった準絶滅危惧のヒメサンゴ1群体を当初移植する方針でした。しかし、移植に必要な「特別採捕許可」を得られなかった事で「特別な装置」を用いてサンゴを囲んで移植を回避するように「工法」を変更した経緯があります。
更に、沖縄防衛局の事業で「貝類や甲殻類を手で採捕して移した事例」はあるものの「砂をさらって別の浜に移す事業」は実施していません。安倍晋三の嘘を取り繕う為に意図的に事実をねじ曲げた模様。サンゴの生態に詳しい東京経済大学の大久保奈弥准教授は「発言は事実と異なる」「サンゴを移植しても生き残るのは僅かでそもそも環境保全策にはならない」と指摘しています。
安倍晋三の一連の発言は極めて疑わしくなりました。事実上の「国営放送」で「何を根拠に何の目的でこんな発言をしたのか?」は明らかにしなければなりません。立憲民主党の有田芳生氏(参議院)はTwitter上で怒りを露にしました。 これは日本の「国土」を破壊する行為です。与野党に関係なく問題意識のある政治家は安倍政権を追及するべきです。



