
■憲法審査会 29日開催 異例の展開...今国会初
http://www.fnn-news.com/news/headlines/articles/CONN00406538.html
フジテレビ系(FNN) 2018/11/29 06:17
今の国会で初めてとなる衆議院の憲法審査会が、29日に開かれる。憲法審査会は今の国会で一度も開かれず、幹事や委員の構成も決まらない異例の事態となっていた。自民・公明などは28日、憲法審査会の幹事懇談会を開いたが、立憲民主党などの一部野党が欠席した。
そのため、森審査会長が職権で、29日の憲法審査会開催を決め、新たな幹事の選任のみを行う見通し。与野党が合意をせずに、憲法審査会が開かれることは極めて異例。与党からは「議論どころか、幹事や委員が5週間も決まらないことの方が異常事態だ」と、野党の姿勢を批判する声が上がっている。
立憲民主党・山花筆頭幹事は、「入り口のところでこういうことになると、あとの影響というか、修復がなかなか大変かなと思う」と話した。立憲民主党などは、審査会への出席を拒否する構え。
Twitterの反応!
(会見で)与党による憲法審査会の一方的開催は、「与野党合意での運営」という最低限のルールを乱暴に踏みにじるものだ。野党の抗議に対し、自民国対委員長は「国対のコントロールが効かなかった。申し訳ない」と。官邸主導でこの暴挙が行われたことを告白する発言だ。国会を愚弄する暴走は許せない!
- 志位和夫 (@hiikazuo)2018/11/29
拡散希望!憲法審査会始まって以来初かつ最大の暴挙!これからは正に市民と野党の団結力が問われます。昨夜も市民連合の集会に参加して参りましたが、皆さんこれからが正念場です。ともに頑張りましょう!
- 柚木みちよし (@unoki_m)2018/11/29
憲法審、反発の野党は欠席 今国会初の開催 | 2018/11/29 - 共同通信 https://t.co/7p3ZdRQVIf
なんですかこれ、会長職権とかなんですか?昨日の入管法改正案の強行といい、国会をバカにしないでほしい。
- 新日本婦人の会 (@jwa_nakama)2018/11/28
衆院憲法審査会 あす開催を決定 今国会で初 | NHKニュース https://t.co/DirVlLo5x2
とうとう憲法審査会まで
- 赤色法師 (@ed_hohshi)2018/11/28
強行開催かよ。
もう、国会も国民も無視
ってことだな。
このまま行けば、
日本は民主主義から軍事主義へと
移行することになる。
これは安倍政権による
“クーデター”だ。
倒閣するしかない!
衆院憲法審査会が今国会初の開催を決定(共同通信)https://t.co/uGXcDGuS92
憲法審査会 29日開催 異例の展開...今国会初 - FNNプライムオンライン https://t.co/p8lYvUB1sn #FNN
- ステイメン@打倒!凶人安倍! (@eskain)2018/11/29
衆院法務委を委員長職権で開会して「#アベノ移民促進法案」を可決させただけでなく、衆院憲法審査会も 「職権」濫用で開催を決めるとは論外だ!#凶人安倍幕府 は議会制民主主義を破壊している!
野党内の「不穏分子」は平常運転!
自民党の下村博文改憲推進本部長による舌禍事件で開催の見通し不透明だった「衆議院憲法審査会」は11月29日(木)に同党の森英介審査会長の職権で強行的に開催されました。与党側は「議論どころか幹事や委員が5週間も決まらない事の方が異常事態だ」と野党側の姿勢を批判しました。立憲民主党の山花郁夫筆頭幹事は「入り口の所でこういう事になると後の影響というか修復はなかなか大変かなと思う」と反論しています。
今回は下村博文に変わる「新たな幹事」の選任のみを行いました。しかし、与野党合意のないままに開催するのは異例中の異例で与党側の強権的な姿勢に野党側は怒りを露にしています。立憲民主党など野党6党・会派の国会対策委員長は本件を受けて自民党の森山裕国会対策委員長に抗議しています。
同氏は「憲法審査会は国の根幹となる議論をする場なので今まで積み上げてきた良き伝統は守らなければならないがどう新しい感覚を取り入れて審議するかという視点も大事だ」「今後は審査会の幹事とよく相談して国民から批判される事なくしっかりとした議論ができるよう努めたい」と述べています。
また、記者団に対して「国民に自民党が目指す憲法改正がどういうものかできるだけ早く公式な場で説明する事は与党としての責務だがトラブルが起こるようなやり方はあってはならず慎重な対応も必要だ」と一応の慎重姿勢を見せました。各党の反応は以下の通りです。
立憲民主党の辻元清美国会対策委員長は「憲法審査会で絶対にやってはならない掟破りをやった」「憲法論議は100年遅れる」「野党の合意のないまま幹事の選任を強行したのは憲法論議の最後の砦が決壊したという意味に等しい」「与党側が憲法論議ができない環境を作ってしまっている」と強く抗議しています。
党の代議士会では「安倍総理大臣の任期中に思いを果たす為の改憲論議を安倍総理大臣の意に沿う人が強引に進めようとして今日の事態を招いている」「静かな環境を壊したのは『安倍一派』ではないか」「憲法審査会を強行する事は『全身に回る毒を発する』という事を理解していない」と発言しています。
国民民主党の玉木雄一郎代表は党の代議士会で「私達は憲法審査会の議論から逃げていない『いつでも来い』とCM規制を入れた国民投票法の改正案まで用意している」「審査会の幹事が他の委員会に出席している時に審査会を開催したのは私達を議論から排除しているのではないか」「与党側のオウンゴールで自爆行為だ」と述べています。
国民投票法改正案に関して国民民主党のスタンスは一定の評価はできます。日本共産党の志位和夫委員長のツイートを含めて主要野党の反応は至極真っ当なものです。一方で「野党内の不穏分子」は予想通りの反応を見せています。
日本維新の会の馬場伸幸幹事長は党の代議士会で「今の国会の会期末まで後1回定例日が残っているが積み残されている国民投票法の改正と合わせて自民党の4項目の憲法改正案の提示を最後の最後まで目標として掲げてやりたい」と述べました。完全に自民党の補完勢力。ある意味で平常運転です。
希望の党の松沢成文代表は記者会見で「国民投票法の改正案が継続審議になっているにもかかわらず『ああだ、こうだ』と理由をつけてボイコットするのは国民の理解を得られない」「憲法の審議を活性化させるのが国会の責務で参議院でも必ず憲法審査会を開いて我々の憲法改正条項を投げ掛けて意見を頂きたい」と述べました。独自の憲法改正案の提出を示唆しています。
国民投票法の改正を最優先に!
尚、立憲民主党は今年10月の時点で「CM規制」を含めた「国民投票法改正」の議論を優先するように求めています。前述のように国民民主党もほぼ同様のスタンスです。安易な「対案」は相手の土俵に乗る事を意味するのでこれは評価できます。護憲派若しくは安倍政権下の憲法改正に反対の人は主要野党のこうした動きを後押ししていく必要があります。




