
■3選果たした安倍首相「全身全霊傾け任務を全うする」
https://www.fnn.jp/posts/00401332CX
FNN.jpプライムオンライン 2018年9月20日 木曜 午後3:12
自民党総裁選で3選を果たした安倍首相は、その後の両院議員総会で、「全身全霊を傾けて任務を全うしていく」と決意を表明した。
安倍首相「党員党友の皆様、そして同僚議員の皆様の支持をたまわり、さらに自由民主党総裁の重積を担うこととなった。誠に浅学非才、至らない私だが、先輩たちがそうであったように、全身全霊を傾けて任務を全うしていく決意だ。
総裁選挙でお約束した、まずはさまざまな災害によって、被害を被られた皆様が、1日も早く、安心して暮らせる生活を取り戻していくことができるように全力を尽くしていく。そして、気象の変化に対応し、防災、減殺、国土強靱(きょうじん)化のための緊急対策を3年で集中的に講じ、安心できる日本を築き上げていく。
そして、戦後日本外交の総決算を行いながら、平和で安定した日本を確固たるものにしていく。
そして、さらには、いよいよ皆様とともに憲法改正を取り組んでいきたい。闘いは終わった。
自由民主党の立党の精神である、全ては国民のため。
これからみんなで一致協力して、力を合わせて新しい日本をつくっていこうではないか。
来年は皇位の継承がある。
そして、初めてG20サミットが開催され、その翌年には東京オリンピック・パラリンピックが開催される。
1964年のオリンピック・パラリンピックを前にして、日本はみんながその体に希望と力を感じていた。あの時のように、私たちはしっかりと前を向いて、日本の新しい姿、新しい国づくりに挑戦していきたい。
同志の皆様と力を合わせて、子どもたちの世代に、希望にあふれ、誇りある日本を引き渡していくために全力を尽くしていく」
あいさつを終えた安倍首相は壇上で、石破元幹事長と手をつなぎ、「ノーサイド」を会場にアピールした。
■首相、石破派の閣僚起用見送りへ 内閣改造、改憲の考えに同調重視
https://this.kiji.is/415824231025394785?c=39550187727945729
共同通信 2018/9/22 02:02 9/22 02:03 updated
安倍晋三首相は10月初旬に予定する内閣改造で、自民党総裁選を戦った石破茂元幹事長が率いる石破派からの閣僚起用を見送る意向を固めた。首相の憲法改正の考え方に同調することを人選で重視する。石破派の斎藤健農相は交代させる方針だ。岸田文雄政調会長は続投させる案が有力となった。河野太郎外相、世耕弘成経済産業相、茂木敏充経済再生担当相は留任の方向だ。政権幹部が21日、明らかにした。
護憲派は早々に行動開始を!
自民党総裁選挙で3選を果たした安倍晋三。国会議員票で圧勝した一方で「地方・党員票」の半数近くは石破茂元幹事長を支持した事に自民党幹部は「地方の反乱だ」と危機感を露わにしたそうです。安倍晋三は決意表明の中で「いよいよ皆様とともに憲法改正を取り組んでいきたい」と述べて「憲法改正」に意欲を示しました。10月上旬に予定している「内閣改造」では憲法改正への同調を重視する人事案に言及しています。
新たな人事案では敵対候補である石破茂と石破派の議員の起用は見送った模様。安倍派の圧力を暴露した斎藤健農水相は更迭するなど文字通り「冷や飯を食わされる」状況になった訳です。安倍晋三は自身の提示した「改憲草案」を賛美する人材を優先的に起用する方針で「同調性」を重視する考えです。従来以上の「独裁色」を強化したようです。内閣改造は10月初旬を予定。そのまま「臨時国会」に突入する見通しです。
決意表明では「気象の変化に対応した防災」「減殺」「国土強靱化の為の緊急対策」を強調したものの安倍晋三の頭の中は「憲法改正」で一杯です。憲法改正の議論が国民に広く浸透するか否かは疑問符の付く状況です。しかし、既に「国民の賛否」は問題ではありません。何時でも「発議」をゴリ押しできる状況にある事は念頭に置くべきです。
■自民改憲案提出に反対51%「安倍1強」57%が問題視
https://www.hokkaido-np.co.jp/article/230584
北海道新聞 どうしん電子版 2018/09/21 17:56
共同通信社が20、21両日、自民党総裁選で安倍晋三首相が連続3選を果たしたのを踏まえて実施した全国緊急電話世論調査によると、首相が秋の臨時国会に党改憲案の提出を目指していることに「反対」との回答は51・0%に上り、「賛成」の35・7%を上回った。首相が政治や行政の意思決定で大きな力を持つ「安倍1強」を「問題だ」と答えた人が57・4%、「問題ない」は33・6%だった。
憲法改正阻止に「付け入る隙」は?
12434氏に頂いた情報。共同通信の実施した全国緊急電話世論調査によれば「秋の臨時国会に改憲草案を提出する事」に「反対」は「51.0%」で「賛成」の「35.7%」を上回りました。また、所謂「安倍1強」を「問題だ」と答えた人は「57.4%」に上ります。共同通信の世論調査なのである程度「平均値」は取れていると思います。内閣支持率は4%程アップしたものの手放しで支持している訳ではないようです。憲法改正を阻止する上で「付け入る隙」はまだあります。




