
■海賊版サイト対策、ブロッキング賛成・反対の関係者が激論…川上氏発言に注目集まる
https://www.bengo4.com/internet/n_8466/
弁護士ドットコム 2018年09月02日 23時58分
インターネット上の「海賊版サイト」対策について考えるシンポジウムが9月2日、東京都内で開かれた。主催は、情報法制に関する専門家らでつくる一般財団法人情報法制研究所(JILIS)。海賊版サイト対策として「ブロッキング」導入論をとなえる川上量生氏(ドワンゴ取締役CTO・カドカワ社長)が登壇して、論客たちと激論をくりひろげた。
Twitterの反応!
ドワンゴCTOの肩書で川上量生氏が政府会議に提出した資料がホントひどいんだけど、ドワンゴ内の良識あるエンジニア諸氏はこれを良しとするの? ドワンゴはインターネットを破壊して金盾を作る気? / “【速報: 角川の代表取締役、個人が…” https://t.co/sPD3BtT6aE
- KOYAMA Tetsuji (@oyhoge)2018/8/30
司法を通す事すら拒否する驚くべき検閲推進主義者川上量生。こいつの野望は市民の自由を奪う恐るべき独裁体制の構築という事が明らかになった。市民の敵川上量生を絶対許すな。健全な日本社会のため川上量生にNOを! / “海賊版サイト対策、…” https://t.co/V4yJadIqfQ
- Xevra Lindich (@ev_ra)2018/9/3
川上氏のこの言い分はすごいな。出版業界は意思統一してないのに通信には統制されたブロッキングを求めるし、不十分な努力と不勉強を正当化するし、ブロッキングの効果を検証せずに効果があるはずと言い張る一方でブロッキングに悪影響があるというなら根拠を示せと要求する。https://t.co/m3qXCii0w7
- yoosee (@oosee)2018/9/4
忠実に再現して頂いたが、「どこの業界団体がやっているかわからないリストで介入されるのは、『通信の秘密』を害される。『通信の秘密』を害されないようにするには、司法を介在させる以外ない。」のところは、『通信の信頼」に置き換えると意味が通る。https://t.co/ISP85B1X41
- Hiromitsu Takagi (@iromitsuTakagi)2018/9/3
川上量生の「通信の秘密が時代的に以前よりも軽くなってきている」みたいな発言からも分かるが、本当に世の中ナメてるとしか思えんわ。お前がやってきたニコニコの著作権における黒歴史を無視して、良くブロッキングを推し進めようと出来るな。もう本当に中国籍取って向こうでやれよ。
- うどんちゃん (@dont4062)2018/9/3
川上量生氏「通信の秘密は拡大解釈され過ぎている」!
インターネット上の所謂「海賊版サイト」の対策について考えるシンポジウムが9月2日(日)に東京都内で開かれた模様。主催は情報法制に関する専門家らで構成される「JILIS(一般財団法人情報法制研究所)」です。海賊版サイト対策に「ブロッキング」の導入論を唱えるドワンゴ取締役CTO・カドカワ社長の川上量生氏の発言が物議を醸しています。
海賊版サイト対策を巡って「知的財産戦略本部」の「インターネット上の海賊版対策に関する検討会議(タスクフォース)」では「通信の秘密」を侵害する恐れがあると指摘されている「ブロッキング」の法制化に関して賛否は割れています。前述のシンポジウムで「一般社団法人セーファーインターネット協会」の別所直哉会長は「ブロッキングの法制化ができたとしてもそのスコープが狭くて手続きが複雑だったら本当に有効な手段なのか?」と指摘しています。
同氏はブロッキングの「賛成派(権利者側など)」と「反対派(ISPなど)」による「協力体制」を作る必要性を強調しています。また「ブロッキングは一旦『棚上げ』すべきであり権利者側の誰かが走り回って取り纏めるしかない」と述べました。極めて現実的な意見です。
川上量生氏によれば。ブロッキングは「表現の自由」に関わるテーマで出版業界全体を取り纏めるのは難しいとの認識を示したそうです。出版業界にとって違和感がある事で時間が掛かるとした上で「少なくとも僕は努力する」と前向きな姿勢を示しています。しかし、ブロッキングの棚上げについては「現時点で正統性はない」と一蹴しました。曰く「反対派の人達に協力して貰えなかった」と憤っています。
ブロッキングの方法についてはリンク先を読んで頂くとして、川上量生氏は「通信の秘密はない」「時代に合っていない」との考え方を持っているようです。通信の秘密は「拡大解釈され過ぎている」として適用範囲の大きさを問題視しました。同氏は「通信の秘密を侵害する」のロジックを理解できていないようです。KOYAMA Tetsuji氏(@koyhoge)のツイートで提示された資料を見れば日本版「金盾」を理想にしていると解釈せざるを得ません。
この発想は非常に危険で表現規制反対派がこれまで守ってきたもの積み上げてきたものを一瞬で「無」にするインパクトです。現時点でこの問題に関心のある人達全員の納得する解決は難しくこのまま話が進めば最終的にブロッキングありきで「政治的な後ろ盾の有無」で物事は決まってしまいます。下手に落とし所を探るのではなくブロッキングそのものを葬る前提で声を上げるべきです。今度の展開に要注目です。




