
■広島市長「核廃絶を人類共通の価値観に」平和宣言全文
https://www.asahi.com/articles/ASL863CH3L86PTIL00Y.html
朝日新聞デジタル 2018年8月6日 10時38分
6日午前に広島市で開かれた平和記念式典で、松井一実市長が「平和宣言」を読み上げた。全文は次の通り。
■広島市原爆死没者慰霊式並びに平和祈念式あいさつ-平成30年8月6日-
https://nettv.gov-online.go.jp/prg/prg17502.html
政府インターネットテレビ 公開日 2018年8月6日
平成30年8月6日、安倍総理は、広島市の平和記念公園で開催された広島市原爆死没者慰霊式並びに平和祈念式に参列し、挨拶を行いました。
■安倍首相:核兵器禁止条約不参加「変わりない」
https://mainichi.jp/articles/20180806/k00/00e/010/199000c
毎日新聞 2018年8月6日 11時35分(最終更新8月6日12時18分)
安倍晋三首相は平和記念式典の後、広島市内のホテルであった被爆者7団体の代表らが参加する「要望を聞く会」に出席した。被爆者側からは、被爆国として核兵器禁止条約への署名・批准を求める声が相次いだが、安倍首相は「条約とは考え方、アプローチを異にしている。参加しない考えに変わりない」と不参加を明言した。
Twitterの反応!
「核兵器ない世界」主導=禁止条約に触れず―安倍首相・広島原爆忌(時事通信) https://t.co/oVncdbLOcb 口じゃあ核なき世界なんてカッコつけても実際、行動が伴わない安倍晋三。米国の意にそぐわぬ事は出来ませんって、本音を言ったらどうよ!#安倍が国難#安倍が膿
- 光頭半兵衛云々 (@age3826)2018/8/6
世界の願いは、核兵器禁止条約に参加して、核兵器を廃絶することです。首相の言う「核禁止条約参加せず 核軍縮への機運高めていく」は、トンチンカンですね。 https://t.co/XGBMmsrrYf
- 松本悟 (@atokota)2018/8/6
平和記念式典。広島市長は立派だ。日本が核兵器禁止条約を批准しなかった理由の「(米国の)核の傘」について堂々と批判を行った。安倍の目の前で。#広島原爆の日 pic.twitter.com/LrMUZNn7B2
— 🏕インドア派キャンパー 📣ⒻⒸⓀⓁⒹⓅ🔥 (@I_hate_camp) 2018年8月5日
「核軍縮するために核禁止条約に参加しない」って。この日にこんなこというのが日本の首相か。安倍も自民・公明支持者も全員野蛮。恥を知るべき。
- みゃりゅきょみゅ (@esimgreat)2018/8/6
首相「核禁止条約参加せず 核軍縮への機運高めていく」 | NHKニュース https://t.co/6gBp5Bw6wE
NHKが平和記念式典の中継で、ICANのノーベル賞受賞について詳しく紹介した後で、安倍のやる気のない顔を映した。ここで「安倍総理はICAN代表と面会しなかった」とナレーション出来なのがNHKに嵌められたカセなんだろうが、少なくともカメラマンとDは映したかったのかもしれない。
- mipoko (@ipoko611)2018/8/6
矛盾に満ちた安倍晋三の発言に批判殺到!
昨日8月6日(月)は広島県広島市で「平和記念式典」が開かれました。出席した安倍晋三の演説の大部分は昨年の焼き直しで「核兵器」の廃絶を訴えたものの具体策は乏しく中身は皆無な印象です。特に「国連」で採択された「核兵器禁止条約」にまったく触れず参加を示唆する事は一度もありませんでした。世界で唯一の「被爆国」である日本の不参加は国内外で疑問の声は多く依然として反発は根強くあります。
広島市の松井一実市長の読み上げた「平和宣言」は次の通りです。冒頭で「73年前の今日と同じ月曜日の朝」「貴方や大切な家族がそこにいたらと想像してください」と呼びかけた上で「被爆者」の減少する中で証言に耳を傾ける重要性を強調しています。被爆者と連帯した国際NGO「ICAN(核兵器廃絶国際キャンペーン)」の昨年のノーベル賞受賞に触れて「被爆者の思いが世界に広まりつつある」と指摘しました。今年6月の米朝首脳会談を踏まえて「朝鮮半島の緊張緩和が平和裏に進む事を希望する」と述べています。
また、米国のトランプ政権などを念頭に「世界で自国第一主義が台頭して核兵器の近代化が進められるなど冷戦期の緊張関係が再現しかねない」と強い懸念を表明しています。互いの恐怖に基づく核抑止論を批判して「理性」に基づく核廃絶を訴えています。
安倍晋三は平和記念式典の後の記者会見で「条約が目指す核廃絶というゴールは我が国も共有しているが、我が国の考え方とアプローチを異にしていることから、参加しないという立場に変わりはない」と言及した上で「核保有国と非保有国の橋渡し役として国際社会の取り組みをリードして2020年のNPT(核拡散防止条約)の運用検討会議に向けた国際的な機運を高めていきたい」と発言しています。
核兵器禁止条約を巡って「被爆者団体」などは署名・批准を求めているものの安倍政権は参加を拒否し続けています。安倍晋三は国連で多くの国々が賛同した同条約を否定した上で核兵器の拡散を防ぐと言っている訳です。この矛盾に満ちた発言にインターネット上では批判の声が上っています。
尚、同日は安倍政権に対する抗議デモも行われました。安倍晋三の演説(一部)はデモの音でかき消される事態になった模様。平和祈念式典に合わせた抗議デモはお馴染みとなったものの場の空気を壊すデモ隊に反発の声があるのは事実です。内容は賛同できるもののこうした点に配慮しなければ味方は増えません。今後の課題です。




