
■「子ども産まない方が幸せ、勝手なこと」自民・二階氏
https://www.asahi.com/articles/ASL6V5WRYL6VUTFK01T.html
朝日新聞デジタル 2018年6月26日 20時28分
自民党の二階俊博幹事長は26日、東京都内で講演し、「子どもを産まない方が幸せじゃないかと勝手なことを考えて(いる人がいる)」「皆が幸せになるためには子どもをたくさん産んで、国も栄えていく」などと述べた。子どもを持たない家庭を批判したとも受け取れる発言だ。
■自民・二階氏:「『産まない幸せ』は勝手」講演で発言
https://mainichi.jp/articles/20180627/k00/00m/010/113000c
毎日新聞 2018年6月26日 20時49分(最終更新7月2日15時09分)
二階氏は「この国の一員として、みんなが幸せになるためには、子供もたくさん産んで、国も栄え、発展していく方向へ行くようにしようじゃないか」とも語った。
また二階氏は「食べるのに困るような家はもう今はない。今晩お米が用意できないという家はない。こんな素晴らしいというか、幸せな国はない」とも話しており、貧困問題への認識が低いとの批判も浴びそうだ。
Twitterの反応!
子どもを産み育てる人生を歩むか否かは、個人の自由な選択です、とわざわざ言わなければならないとは…。子宮を支配し、個人の幸せより国家の繁栄が優先する世界を希求したい国会議員に、自由や人権への理解があるとは思えません。すべての女性への挑戦でもあります。
- 明日の自由を守る若手弁護士の会/あすわか (@suno_jiyuu)2018/6/26
https://t.co/UJEQdDr451
二階氏「『産まない』は勝手な考え」 https://t.co/WhYZTuBAbZ
- 田崎 基(神奈川新聞 記者) (@asaki_kanagawa)2018/6/26
「自民党の二階俊博幹事長は26日、東京都内で講演し、少子化問題を巡り『この頃、子どもを産まない方が幸せだと勝手なことを考える人がいる』と述べた」
偏狭な死生観や家族観の持ち主が憲法を変えようとしていることに恐怖を感じる。
自民党・二階幹事長「この頃、子どもを産まない方が幸せじゃないかと勝手なことを考える人がいる」←産むのも産まないのも人の勝手だ。共働きしないとまともに生活できない状況を作りながら、そのための保育園も整備しない政権に、なぜ「産め」と言われなければならないのか。https://t.co/aMwr3zkPy8
- きづのぶお (@ucnag)2018/6/26
自民党の二階幹事長が「産まない幸せは勝手」などと、民主主義の根幹である市民の幸福追求権を全否定し、続けて「子供をたくさん産み、国が栄え、発展していく方向にしよう」という持論を展開。子どもを国家のコマとしか考えていなかった戦前の「産めよ増やせよ国の為」そのもの。 pic.twitter.com/PCGXopPSyo
— 異邦人 (@Beriozka1917) 2018年6月26日
「産まない幸せ」は勝手な考え=自民・二階幹事長
— みか (@mikashine0421) 2018年6月26日
……って言ってるんだ。
へぇ〜この日本で
子供を育てるのにいくらかかるか知ってんの?
庶民にはネ…もう無理ですょ。
産まないんじゃなくて、
産めないし、安心出来ないし、
育てづらい環境なんだょ。
国が放置した結果だと気付け! pic.twitter.com/uE4CGkXUEf
国民民主党・玉木雄一郎共同代表「自民党は古い価値観に囚われたオッサン政党だ」!
自民党の二階俊博幹事長は6月26日(火)に「人口減少問題(少子化問題)」について「この頃、子どもを産まない方が幸せに(生活を)送れるんじゃないかと(一部の人は)勝手な事を自分で考えてね」「皆が幸せになる為には子どもをたくさん産んで国も栄えていく」などと述べました。東京都内の講演で「政治評論家」との対談で聴衆の質問に答える形で飛び出した暴言です。特定の家族観・価値観を押し付ける時代錯誤の発想は要警戒です。
また、同氏は「貧困問題」について「食べるのに困るような家はもう今はない」「今晩お米が用意できないという家はない」「こんな素晴らしいというか幸せな国はない」と発言しました。二階俊博の認識では「日本に食べる物に困る程の貧困は存在せず子どもを作れるのに作らない自分勝手な人達が居る」という事になってしまいます。
萩生田光一幹事長代行は「赤ちゃんにパパとママどっちが好きかと聞けばママがいいに決まっている」と発言しました。加藤寛治は「新婚夫婦に3人以上の出産を呼び掛けている」と発言して批判を浴びたばかりです。自民党議員による「少子化問題」及び「家庭のあり方」に関する失言は相次いでいます。
公明党の石田祝稔政調会長は記者会見で「夫婦の中には子どもを持てない人もいるし家庭の考え方もそれぞれあるので言い過ぎたのではないかという気はする」と苦言を呈しました。国民民主党の玉木雄一郎共同代表は「特定の家族観・価値観を押しつけるのは間違っている」「自民党はまさにそういった古い価値観に囚われたオッサン政党だ」と批判しています。
子どもを産んでも産まなくても「幸不幸」は国民一人一人で決める事です。政治家の仕事は「子どもを産みたくなる環境」「どちらを選択しても幸せな国」を作る事です。少子化問題に疑問を投げ掛けるのはいいとして政府・与党の一員として「子どもを持たない(持てない)家庭」を批判したように受け取れる発言は許されません。
厚生労働省の発表によれば、2016年度の1カ月平均の「生活保護受給世帯」は「163万7045世帯」で過去最多を更新しました。また「OECD(経済協力開発機構)」の調査によれば、就労している「ひとり親世帯」の「貧困率」は「50.8%」で主要国で最悪レベルです。
途上国のように衣食住のままならない「絶対的貧困」の状態ではないものの「最低限の衣食住環境」で「教育」及び「余暇」などにお金をかけられない所謂「相対的貧困」は社会問題となっています。貧困問題に関する認識のズレは深刻です。景気回復を強調する自民党なので「貧困」を認めたくないのかもしれませんが・・・。
一部の狂信的な支持者を除いてインターネット上では批判の声が殺到しています。二階俊博の謝罪・辞任を求める意見で溢れています。一連の問題発言を国会で取り上げて貰えるように「野党」に意見するべきです。





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