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【深刻】日本国民の大半は「立憲主義」を理解していなかった?国民投票の制度「知らない」は約60%!憲法改正の賛否は拮抗!

憲法改悪反対!
constitutionalism_2018_05_05
■2018年3月~4月 郵送全国世論調査「憲法」
http://sp.yomiuri.co.jp/feature/opinion/koumoku/20180426-OYT8T50015.html
読売新聞(YOMIURIONLINE) 2018年04月30日 05時00分


◆今の憲法の役割を巡る、次の(A)と(B)の意見のうち、あなたが考える憲法のあり方は、どちらのイメージが強いですか。

(A)国のかたちや理想の姿を語るもの
(B)国家権力を制限するルール
・どちらかといえば(A)      60
・どちらかといえば(B)      37
・答えない             3

◆今の憲法の規定と、政治や社会の実態との間で、矛盾を感じることがありますか。

・大いにある            17
・多少はある            62
・あまりない            17
・全くない             1
・答えない             2

◆憲法の改正は、国会が改正を国民に提案する発議の後、国民投票を行い、過半数の賛成で決まります。国会での発議について、あなたの考えに近いのはどちらですか。

・改正に前向きな勢力の賛成で、なるべく早く発議すべきだ   27
・時間がかかっても、なるべく多くの政党の賛成で発議すべきだ 70
・答えない                         3

◆国会が憲法改正を発議する時期は、いつがよいと思いますか。

・2018年中             11
・2019年の参院選の前        16
・2020年まで            22
・2021年以降            21
・その他              2
・憲法改正を発議する必要はない   20
・答えない             8

【調査方法】全国の有権者から無作為に3000人(250地点、層化2段無作為抽出法)を選び、郵送法で実施した。3月13日に調査票を対象者に郵送し、4月18日までに返送されたのは1980。対象者以外による回答などを除くと有効回答は1936。回答率65%。回答者内訳=男48%、女52%▽18~29歳12%、30歳代13%、40歳代18%、50歳代16%、60歳代21%、70歳以上20%。小数点以下四捨五入。グラフや表の数値は、合計が100%にならないことがある。0は0.5%未満。

■国民投票の具体的制度「知らない」が59% NHK世論調査
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20180502/k10011424641000.html
NHK NEWS WEB 2018年5月2日 4時41分


NHKの世論調査で憲法改正の賛否を問う国民投票について、具体的な制度をどの程度知っているか聞いたところ、「あまり知らない」と「まったく知らない」と答えた人が合わせて59%と半数を超えました。

NHKは先月、コンピューターで無作為に発生させた番号に電話をかけるRDDという方法で世論調査を行い、全国の18歳以上の男女3480人のうち、54.3%に当たる1891人から回答を得ました。

日本国憲法誕生 全編!



NHKスペシャル「憲法70年 平和国家はこうして生まれた」!



日本国憲法の草案はメイドインジャパン!



憲法改正は時期尚早!


NHKと読売新聞社の実施した「憲法」に関する世論調査は驚愕の結果になりました。改憲勢力は「最後は国民投票で決める事」と発議を進めています。しかし、日本国民の大半は憲法の本質を理解していない上に国民投票法の制度も知らなかったのです。改正の賛否以前に「基本」を理解していないのでは話になりません。現時点では「発議」そのものを阻止しなければ取り返しのつかない事になってしまいます。

憲法は理想論?


読売新聞社の実施した最新の世論調査によれば「憲法」のイメージについて質問した結果「国家権力を制限するルール」と回答した人の比率は「37%」と低数字だった模様。残る「60%」「国のかたちや理想の姿を語るもの」と回答しました。これは「教育面」に問題があると言わざるを得ません。

調査方法は全国の有権者3000人を無作為に抽出して所謂「郵送法」で実施しています。3月13日(火)に調査票を対象者に郵送。4月18日(水)までに返送されたのは1980人分で対象者以外による回答などを除いた有効回答率は65%です。

国民投票法は周知不十分!


また、NHKの実施した世論調査によれば「国民投票」の具体的な制度について「どの程度知っているか?」と聞いた結果「よく知っている」「ある程度知っている」を合わせた「知っている」と回答した人の比率は「37%」だった模様。一方で「あまり知らない」「まったく知らない」を合わせた「知らない」と回答した人の比率は「59%」に上っています。

これは全国の18歳以上の男女1891人を対象に「RDD方式」で行われた世論調査です。年代別では「70歳以上」「45%」「知っている」と回答したのに対して「それ以外の年代」では総じて「知らない」が多数派になっています。尚、憲法改正の賛否は「改正する必要があると思う」「29%」「改正する必要はないと思う」「27%」でほぼ拮抗しています。

立憲主義は「近代憲法」の基本理念!


憲法の本質は「個人の人権」を守る為に「国家権力」を制限する事にあります。国家権力の暴走を防ぐ為に予め縛りを掛けるのは近代的な「立憲主義」の一般的な解釈です。私達一般国民=弱者と国家権力=強者の約束事をある種の「理想論」のように解釈している人の比率がここまで多いのは驚きました。非常に深刻な事態です。

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