
■米空母艦載機:山口・岩国移転完了 米軍120機規模、極東最大級
https://mainichi.jp/articles/20180401/ddp/041/010/008000c
毎日新聞 2018年4月1日 西部朝刊
在日米軍再編に伴う厚木基地(神奈川県)から岩国基地(山口県岩国市)への米空母艦載機部隊の移転が3月30日に完了した。防衛省中国四国防衛局(広島市)が31日、米軍の情報として岩国市に伝えた。移転により岩国基地は米軍機が120機規模の極東最大級の航空基地となった。
移転は計60機の予定で、昨年8月から段階的に進められた。3月26~30日、最後に残っていた戦闘攻撃機FA18スーパーホーネット2部隊(24機)のうち13機が到着していた。それ以外の機体の移転状況について、同防衛局は「米軍の運用に関することなので承知していない」と説明している。
移転が本格化した昨年12月以降、基地周辺でうるさいと感じる騒音が前年より増えるなど、地元住民から生活環境悪化を懸念する声も上がっている。【古賀亮至】
続々到着!スーパーホーネットがやって来た@岩国基地!
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近隣住民の生活に齎す影響に要注視!
在日米軍再編に伴って神奈川県の「厚木基地」から山口県の「岩国基地」への米軍空母艦載機部隊の移転は3月30日(金)に完了しました。広島市の「防衛省中国四国防衛局」は翌日付で米軍側から移転完了の連絡があった事を公表しています。岩国基地に配備される軍用機は凡そ120機で沖縄県の「嘉手納基地」に匹敵する「東アジア最大規模の米軍航空基地」になります。
この移転は2006年に日米両政府で交わした在日米軍再編の柱のひとつです。昨年8月以降に段階的に移転を進めてきました。朝鮮半島情勢は不透明な中で艦載機の拠点と沖縄県や在韓米軍の基地との距離が近づく事で相互運用の活発化も想定されます。在日米海軍司令部によれば移駐したのは原子力空母「ロナルド・レーガン」の艦載機で既に岩国基地に移った艦載機を含めて正確な情報は明らかになっていません。
米国は北朝鮮との対話路線を維持しているものの日韓同時並行で有事に備えた米軍の再編を行っています。岩国基地は地理的な理由で利便性が高く米軍は厚木基地にある部隊の「司令部」も同基地に移動させる方針です。我が国の防衛を考える上で非常に重要である事は間違いありません。しかし、近隣住民の生活に齎す影響は注意して見守る必要があります。岩国市の福田良彦市長は「航空機騒音や運用の実態把握に努めて問題があれば必要な対応を国や米側に求めたい」とコメントしています。





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