
■自民・二階氏:憲法改正「発議は1年以内」
https://mainichi.jp/articles/20180113/k00/00m/010/148000c
毎日新聞 2018年1月12日 23時21分(最終更新1月13日01時36分)
自民党の二階俊博幹事長は12日夜、BSフジの番組で、憲法改正について「(議論は)相当のところまで来ている。1年もあればいいのではないか」と述べ、年内に改憲案の国会発議を目指す考えを示した。
同党は昨年末、自衛隊の存在明記など改憲4項目の論点を整理したが、条文案はできていない。番組後、二階氏は「(1年という)目標を置いて議論すればいい。慎重さとスピードのバランスが必要だ」と記者団に語った。
憲法改正の国民投票と2019年夏の参院選を同時に実施することに関しては「一つ一つが重要な問題だ。一緒に(実施)するのが費用の面でいいという人もいるが、費用の問題を持ち出すのがおかしい」と述べ、否定的な見解を示した。【小田中大】
■共同通信世論調査:安倍首相下の憲法改正 反対54%、賛成33%
https://mainichi.jp/articles/20180115/ddm/002/010/170000c
毎日新聞 2018年1月15日 東京朝刊
共同通信社が13、14両日に実施した全国電話世論調査によると、安倍晋三首相の下での憲法改正に反対は54・8%で、2017年12月の前回調査から6・2ポイント増加した。賛成は33%。小泉純一郎元首相らが主張する全原発の即時停止に賛成は49%、反対は42・6%だった。内閣支持率は49・7%で、前回調査から2・5ポイント増加した。不支持率は36・6%。
Twitterの反応!
改憲発議をあおる自民党・二階幹事長。「今までの議論で、相当なところまで来ている」「1年もあれば、よいのではないか」ーーまたしても結論ありき、スケジュールありきで国民無視か。国民のものである憲法に対して、政権党のなんと軽々しい見方か。https://t.co/QvhcQ8EGA3
- 山添 拓 (@ioneertaku84)2018/1/13
「“年内にも国会で憲法改正の発議” 自民 二階幹事長 | NHKニュース」と報じる。この民放番組BSフジ プライムニュースを生で視聴した。まったく傲慢、不遜極まりない。憲法や国民に対する謙虚さが全く欠けている。この政治家、政党に憲法を壊させてはならない。 https://t.co/JyT55hwdmI #護憲 #自民党
- 井原憲吾 (@hara_saikaku)2018/1/13
党内における意見集約の状況を一番分かっていないのが、総裁であり、幹事長であったりします。議論を強引に進めれば、自民党内部から「造反」(反対投票、本会議の欠席、採決の棄権)が出ます。このリスクを、どこまで頭に入れているのでしょうか。https://t.co/TpbOXYPXzL
- 南部義典 Nambu,Yoshinori (@ambu2116)2018/1/13
フザケんな、二階!戦前回帰の壊憲発議など絶対に阻止だ!#安倍は辞めろ#安倍が国難#ヤバすぎる緊急事態条項#ヤバすぎる自民党改憲案#安倍と自民党はその汚ならしい手で憲法に触れるな
- ヌーちゃん@こんな人たち・えさくれ党支持 (@uuchan)2018/1/13
“年内にも国会で憲法改正の発議” 自民 二階幹事長 | NHKニュース https://t.co/rV5SALl8tL
「新しい時代に合うような憲法」とか仰ってますが、選択的夫婦別姓とか女性の更なる政治進出とか同性パートナーシップとか、「新しい時代に合うような制度」(しかも改憲せずに作れる)を作る方が先でしょ。https://t.co/jW8JnT69Jy
- SADL (@ADL_OSAKA)2018/1/14
安倍政権下の憲法改正に「反対」は54.8%!
自民党の二階俊博幹事長は1月12日(金)放送のBSフジ「プライムニュース」に出演。憲法改正に関して「議論は相当のところまで来ている」「1年もあればいいのではないか」と述べたそうです。年内に「国会発議」を目指す考えを示しました。具体的な時期に言及した以上「自民党」は悪い意味でブレません。いよいよ憲法改正を巡る攻防のスタートです。
与党内・政党間の議論は「慎重に進める」との認識を示した上で「こんな大問題を『3年先でいいよ』などと言っていたら何時までたっても実現できない」と述べました。所謂「共謀罪」のように強行採決に踏み切る可能性はあるものの二階俊博は慎重に世論の動向を見極めている模様。共同通信の世論調査よれば「安倍政権下の憲法改正」に「反対」は54.8%で昨年12月の調査比で+6.2%になっています。
参議院選挙と国民投票の同時実施は否定?
自民党の掲げる「憲法改正4項目」については「柔軟性は持っている」「取り入れるべきものは野党だとか与党だとかに拘らずにやっていく」と述べました。立憲民主党の主張する内閣の衆議院解散権の制限。希望の党、日本維新の会の主張する地方自治権の強化(憲法94条改正)を併せて議論する意向を示しています。
2019年夏の参議院選挙と憲法改正の国民投票を同時実施するプランについては「あまり簡略的にやらない方がいい」と否定しました。憲法改正の「国会発議」は「衆参各院の3分の2以上の賛成」を取り付けなければなりせん。公明党、立憲民主党、民進党の3党の動向次第では「与野党合意」まで多少の時間は稼げる筈です。
立憲主義を担保せよ!
残念な事に「国民投票」を阻止するのは不可能な情勢です。二階俊博は「国民の目がようやく憲法改正に向きかけてきている」「新しい時代に合うような憲法をみんなで作ろうという機運をさらに大きく加速させていく事が大事だ」と述べました。必要なのは「新しい時代に合うような憲法」ではありません。私達一般市民=弱者の武器を護る事です。
ポイントは近代政治の根本原則である「立憲主義」を確実に担保する事です。断固反対の一辺倒では押し切られます。護憲派及び安倍政権下の憲法改正に反対の人は「憲法は国家権力を縛るものである」の前提を変えないように条文の「修正」を同時に求めなければなりません。その上で国民投票で否決できれば「安倍政権の退陣」も不可能ではないです。




