
■ネットゲーム依存、疾病指定へ WHO定義、各国で対策
https://www.asahi.com/articles/ASKDV3VXHKDVUHBI00D.html
朝日新聞デジタル 野上英文 2018年1月3日 18時10分
インターネットゲームなどのやり過ぎで日常生活に支障をきたす症状について、世界保健機関(WHO)が2018年、病気の世界的な統一基準である国際疾病分類(ICD)に初めて盛り込む方針であることがわかった。国際サッカー連盟(FIFA)主催の世界大会が開かれたり、五輪への採用が検討されたりするなどネットゲームが広く普及する中、負の側面であるネット依存の実態把握や対策に役立てられそうだ。
Twitterの反応!
WHOが、今年新たに疾病として分類するGaming disorder について、その方針を認めて発表しました。直訳すると「ゲーム障害」ですが、日本語訳は依存症の医療関係者が協議中で、「ゲーム症・障害」の併記が現在は有力です。
- 野上英文 Hidefumi NOGAMI (@i_noga3)2018/1/6
ゲーム障害の定義が「日常生活に支障をきたす」場合やからね、んなもん料理でも旅行でも盆栽でも何でもそうよw
- トータス藤岡 (@lying_musa)2018/1/6
野球の素振りが好きすぎて日常生活に支障をきたしたら「素振り障害」やね。
そんなことより仕事のしすぎで生活に支障をきたしてる人達を「仕事障害」と呼んで守ってあげた方がいいと思うわ
健康キチガイのWHOに限らないけど、かつて悪いものと戦っていた集団が、その悪がおおよそ駆逐されて平和になると存在意義を保つためにそれまで何でもなかったものまで悪認定して殺し始めるという流れがたくさん見てとれるのが現代ですね。 https://t.co/c8uVRgueCO https://t.co/Svgf5hzojE
- ねこらうす (@ecolaus)2018/1/4
ゲーム障害の診断項目のひとつに、「ゲームを何よりも優先してしまって生活に影響が出てしまう」的なのがあったんだけど、やりたくもない仕事を優先させられ、生活にも心身の健康にも影響出まくってる人たくさんいるんだから、そっちをどうにかしてやれ。
- カツノキ マリ (@atsunokimary)2018/1/6
わたくし、「ゲーム脳」が話題になったときに、未成年の喫煙や飲酒、暴行を巻き起こす「野球脳」を問題提起したのですが、今回「ゲーム障害」が指摘されるようになりましたので、今回は「相撲障害」を提起したく。
- hashii@無職 (@_hashii)2018/1/7
ゲーム業界の猛反発に期待!
※1氏&12434氏に頂いた情報。WHO(世界保健機関)は病気や死因などの統計を国際的に比較する為の「ICD(国際疾病分類)」の改訂作業を行っています。ここに新たな疾病として「GamingDisorder(ゲーム障害)」を加える方針を明らかにしました。2017年末にトルコで開かれた依存症に関する会議で最終草案を確認した模様。今年5月の世界保健総会を経て6月に最新版の「ICD-11」を公表する予定です。
これはあくまで草案で最終決定ではありません。任天堂を初めとする世界中の大手ゲーム会社は「ゲーム障害の定義が曖昧である」と反対声明を出しました。今後の抵抗次第で変更される可能性はあります。当然「表現規制」に利用されるのは確実な要注意案件です。
ゲーム障害の診断基準!
WHOは12月5日(金)にスイス・ジュネーブの本部で記者会見を行いました。タリク・ヤシャレビチ報道官によれば「ゲーム障害」の診断基準は次の通りです。ゲームの回数や掛ける時間などを自己管理できない。ゲームをする事が他の日常生活の活動よりも優先される。生活などに悪い影響が出ているのに止められず更に熱中したりする。こうした行動パターンが「日常の生活を送る上で重大な障害となる状態が最低12カ月に亘って続く場合」はゲーム障害と診断されます。
幼少期は進行が早いのですべての症状に当て嵌まり重症であれば短期間で「依存症」と見做す方針です。勘の言い方はお分かりのようにこの診断基準は「ゲーム以外の全分野」に当て嵌まります。実際に「個人」「家族」「社会」「学習」「仕事」等に重大な問題が生じてるケースがある事は否定しません。しかし「アバウトな診断基準」は絶対に見直すべきです。
ICD追加で何が変わる?
ICDは日本を含めた世界中の医療従事者・研究者が指標として使用しています。インターネットやスマートフォンの普及でオンラインゲーム等に過度に依存する問題は世界各地で指摘されています。只、これまで国際的に統一の定義や統計はありません。新たな疾病にゲーム障害を追加する事で各国の診断や統計調査に役立てられます。
厚生労働省の国際分類情報管理室は「公表から数年後にICD-11を統計調査に使う」とコメントしました。直接的に表現規制に波及する可能性は低いです。しかし、規制派に都合のいい結果になるまで半永久的に「調査」は続きます。ゲーム業界はタバコ業界のような政治活動をしていません。規制される時は秒殺される恐れがあります。
製薬会社の巨大利権?
これは「アルコール依存」「タバコ依存」「ギャンブル依存」に続く新たな依存症です。疾病に指定する事で素早く対策を取れるメリットはあります。只、基本的に「薬」による治療は製薬会社の巨大利権の温床になり得ます。この点は警戒しなければなりません。




