【出版大不況】出版物の総売上約1兆3700億円!ピーク時の52%!ユーザーは「電子版」に移行で「漫画単行本」の売上激減!

■漫画単行本:売り上げ激減 出版物市場規模ピークから半減
https://mainichi.jp/articles/20171225/k00/00e/040/167000c
毎日新聞 2017年12月25日 11時01分(最終更新12月25日16時07分)
出版界を支えてきた紙の漫画単行本の売り上げが、前年比約12%減とかつてないほど落ち込んでいることが25日、出版科学研究所(東京)の調査で分かった。書籍と雑誌を合わせた今年の紙の出版物推定販売金額は約1兆3700億円となり、市場規模はピークだった1996年の約52%まで縮小する見通し。出版不況は深刻さを増している。
調査は、出版物の1~11月の販売実績(電子出版を除く)を基に、通年の推定金額を予測したもの。雑誌(漫画単行本を含む)は前年比約10%減の約6600億円、書籍は前年比約3%減の約7150億円になるとみられる。雑誌は20年連続の前年割れ。(共同)
Twitterの反応!
個人的に、漫画はビジネス書や小説よりもスマホやタブレットで読みやすいし、嵩張りやすさを考えると電子書籍の方が使い勝手がいいと思います。紙で売りたいなら、紙で買いたいと思わせる何かが必要だと思います。https://t.co/GHKOce7qia #NewsPicks
- 下村好亮 (@himochi_k)2017/12/25
漫画・雑誌が前年比-660億、一方で電書は20%ほど伸びて+400億ほど。今のところ落ちた売上を電書が補うには至ってないようだ。多分「Web掲載分を読む」など電書に含まれない分が潜在的に存在するものと。 / “出版不況より深刻 …” https://t.co/0SK6d3a6zM
- 芹沢文書 (@ocSeri)2017/12/25
漫画単行本、売り上げ激減 出版物全体ピークの半分https://t.co/n10VSSpeWA
- キノシタ (@inoshita160620)2017/12/25
ピークの半分になった!と書くとショッキングだけど、このピークって1996年…つまり団塊ジュニア世代が20代の時なんだよね。そんで今の20代は団塊ジュニア世代の半分くらいになってる、と言うと普通の事に聞こえるね
紙書籍の利点
- りあね xa1 ver 21.2.0 (@acticsrealize)2017/12/25
・読み込みが早い
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もう20年間聞き飽きたが、漫画のみならず、新聞、雑誌、書籍まで含めて、流通面(委託販売再販制)を変える気はないようだね。
- 安田均 (@asudahitoshi2)2017/12/27
RT>漫画単行本、売り上げ激減 出版物全体ピークの半分 | 2017/12/25 - 共同通信 https://t.co/weGMVYi0Uw
小売店・取次・印刷所は戦々恐々?
メールで頂いた情報。全国出版協会の実践機関「出版科学研究所」の調査によれば出版業界を支えてきた「紙媒体」の「漫画単行本」の売り上げは前年比約12%減少した模様。書籍・雑誌を合わせた今年の紙の出版物推定販売金額は約1兆3700億円、市場規模はピークだった1996年の約52%まで縮小する見通しです。これは前例にない落ち込みで出版不況は深刻さを増しています。
この調査は「電子版」を除いた出版物の2017年1月~11月の販売実績を基に「通年の推定金額」を予測したものです。漫画単行本を含めた雑誌は前年比の約10%減少で約6600億円、書籍は前年比の約3%減少で約7150億円、雑誌は20年連続で前年割れを更新しているそうです。
雑誌は少年・少女コミック誌の落ち幅が大きく「若い世代」のコミック誌離れは顕著、長年人気を保っていた作品の完結、新たなヒット作の不足、電子版の利用者増加、総合的に「紙媒体」の売り上げ激減に繋がっています。コミック雑誌離れは「単行本」の不振に拍車を掛ける。結果的に「漫画市場全体」の冷え込みに繋がる恐れがあります。
前筆の調査は「出版業界の調査」なので電子版を含めないのは正しいです。あらゆる出版物は将来的に「電子出版」に移行します。おそらく「出版社」「表現者」「ユーザー」にそこまで影響はない筈です。深刻なのは「小売店」「取次」「印刷所」です。ゆくゆくは消えて無くなる運命にあります。個人的に漫画はアナログが好きなので複雑な気分・・・。



