
■山本一太氏「座間の事件はアニメの影響」発言を謝罪「アニメ好きな政治家として一世一代の失言」
https://news.careerconnection.jp/?p=42883
キャリコネニュース キャリコネ編集部 2017.11.9
「座間の事件は猟奇的なアニメの影響」と発言して物議を醸していた自民党の山本一太参議院議員(59)が11月8日、ニコニコ生放送の「山本一太の直滑降ストリーム@Cafesta」で、発言は「一世一代の失言だった」と謝罪した。
山本氏は11月5日、「新報道2001」(フジテレビ)に出演し、座間の事件は「ゲーム感覚でやっている」「猟奇的なアニメの影響」と発言。ネット上で批判を浴びていた。
■「新報道2001」での失言を猛省!〜全てのアニメ関係者、アニメファンに心からお詫びしたいこと
https://ameblo.jp/ichita-y/entry-12326813237.html
山本一太オフィシャルブログ「山本一太の気分はいつも直滑降」 2017-11-09 03:15:23
「失言」の言い訳をするつもりはない。が、一連の経緯を簡単に説明しておく。
11月5日(日)の「新報道2001」が最初に取り上げた問題は、神奈川県座間市で発生した9人切断遺体事件だった。番組の司会者からこの事件について聞かれ、次のような趣旨の発言をした。
「(犯人は)現実の世界と妄想の世界の区別がつかなくなっている。最近、こういう猟奇的なストーリーのアニメなんかもあるので、すごく影響を受けている感じがする」と。
言葉を発した直後に、「ああ、これは極めて不適切な表現だった」と後悔した。そりゃあ、そうだろう。これだと、まるで犯人が何か特定のアニメに影響されて事件を引き起こしたかのように誤解される。アニメと犯罪が関係している具体的な根拠など何一つないのにもかかわらず…だ。
そもそも、現代社会は、あらゆる種類のコンテンツで溢れている。山本一太の不用意な発言で、日本の誇る「クールジャパン」最大の資産の1つである日本のアニメが「人間の行動に悪影響を与える」かのような誤った認識が発信されたとしたら最悪だ。
だいいち、アニメ制作に携わっている関係者の方々にも、アニメファンの人たちにも、これほど失礼な話はない。自民党クールジャパン戦略推進特命委員長としても完全に失格だ。
僭越ながら、山本一太は政界でも指折りの「漫画・アニメファン」だと自負している。歴史の長さが違う。よりによって「漫画とアニメ」を心から愛する自分が、日本のアニメの素晴らしさを最も評価しているはずの政治家が、こんな不注意な言葉を発してしまった。そのことがスゴく悔しい!不覚としか言いようがない。(ため息)
アニメに関わっている全ての皆さん、アニメを愛する皆さん、本当にごめんなさい!2度とこんな不注意な(根拠のない)発言をしないよう、十分に気をつけます!!
ダメだ。これ以上、目を開けていられない。明日は朝の列車で地元に入る。おやすみなさい!
新報道2001 2017年11月5日!
神奈川県座間市遺体遺棄事件は「大規模な表現規制」の口実に?
12434氏に頂いた情報。神奈川県座間市で発生した遺体遺棄事件。自民党の山本一太(参議院議員)は出演したテレビ番組でアニメ・ゲーム・インターネットの「規制」及び「監視」の必要性を主張しました。これに対してインターネット上では反発の声が相次いでいます。後日「一世一代の失言でした」と撤回しました。同氏は自民党の「クールジャパン戦略推進特命委員長」を務めています。
11月5日(日)放送のフジテレビの「新報道2001」に出演した同氏は「今回の事件はゲーム感覚でやってると思われる」「最近このような猟奇的なストーリーのアニメ等々ありますからそういうのに凄い影響を受けた感じがしますよね」「インターネットで規制するというのは中々大変ですがこういう人達の行動を監視して犯罪を未然に防ぐ方法を真剣に考えなければいけないと思います」と述べました。所謂「強力効果論」です。
山本一太は11月9日(木)付で自身のブログを更新。前筆の失言に関して「そりゃあそうだろう」「これだとまるで犯人が何か特定のアニメに影響されて事件を引き起こしたかのように誤解される」「アニメと犯罪が関係している具体的な根拠など何一つないのにもかかわらず…だ」とコメントしました。結果的に誤解を与える発言をしてしまった事を認めています。
また「だいいちアニメ制作に携わっている関係者の方々にもアニメファンの人たちにもこれほど失礼な話はない」「自民党クールジャパン戦略推進特命委員長としても完全に失格だ」「アニメに関わっている全ての皆さんアニメを愛する皆さん本当にごめんなさい!2度とこんな不注意な(根拠のない)発言をしないよう十分に気をつけます!!」と付け加えた上で一連の発言を謝罪しています。
尚、この投稿の直前にニコニコ動画の「山本一太の直滑降ストリーム」で直接謝罪した模様。同氏は「アニメをあまりにも見ているのでアニメという言葉が頭にあったのかもしれません」と述べました。素直に自分の間違いを認めた事は一定の評価をしています。しかし、政府・与党は既に「Twitter規制」に着手しています。山本一太の謝罪を評価するか否かは別問題で最大限に警戒しなければなりません。




