【木沢克之は信任】有権者の浸透度は?最高裁判所裁判官国民審査の開票結果判明!難解な制度に見直し余地!

■国民審査:最高裁裁判官の7人全員が信任される
https://mainichi.jp/articles/20171025/k00/00m/040/084000c
毎日新聞 2017年10月24日 19時58分(最終更新10月24日20時08分)
衆院選と同時に実施された最高裁判所裁判官国民審査の開票結果が確定し、前回衆院選(2014年12月)後に任命された7人の裁判官全員が信任された。例年は投票翌日の昼ごろに開票結果が判明するが、今回は台風21号の影響で沖縄県、愛媛県などで即日開票できない自治体があり、発表が23日深夜にずれ込んだ。
有効票のうち罷免を求める票の率(罷免率)が最も高かったのは小池裕氏の8.56%。最も低かったのは林景一氏の7.47%だった。罷免率は8~9%台だった前回に比べて1ポイント程度低かった。罷免率が50%を超えた裁判官は辞めさせられるが、過去23回の審査で最も高かった下田武三氏(1972年に審査)のケースでも15.17%にとどまり、辞めさせられた人はいない。
投票者総数は5654万295人で、投票率は前回14年(50.90%)を2.44ポイント上回る53.34%だった。【伊藤直孝】
最高裁裁判官国民審査の結果
無印 ×印
氏名 出身 罷免を求めない票 罷免を求める票(%)
小池裕(裁判官) 50083865 4688017(8.56)
戸倉三郎(裁判官) 50468175 4303842(7.86)
山口厚(弁護士・学者) 50423434 4348553(7.94)
菅野博之(裁判官) 50377132 4394903(8.02)
大谷直人(裁判官) 50413894 4358118(7.96)
木沢克之(弁護士) 50376858 4395199(8.02)
林景一(行政官) 50682354 4089702(7.47)
※総務省発表、告示順。敬称略
■国民審査を受ける最高裁裁判官7人のアンケート回答全文
http://www.asahi.com/articles/ASKB86DHGKB8UTIL021.html
朝日新聞デジタル 2017年10月12日 10時23分
22日投開票の衆院選と同時に実施される最高裁裁判官の国民審査に向け、朝日新聞社を含む報道各社は、審査対象の裁判官7人に共通アンケートを行いました。質問と回答の全文は次の通りです(文意を損なわない範囲で、表現の一部を変えています)。
加計学園元監事・木沢克之は信任 前回に比べて「×」の比率は低下!
衆議院選挙と同時に実施された「最高裁判所裁判官国民審査」の開票結果。投票総数は5654万295票。不信任を示す「×」マークは全員9%以下になっています。審査対象は裁判官15人の内2014年12月の前回審査後に任命された「小池裕」「戸倉三郎」「山口厚」「菅野博之」「大谷直人」「木沢克之」「林景一」の7名です。
投票用紙にある「相応しくない」と判断した人物の名前に「×」を付けます。有効投票の過半数に達すれば罷免になるシステムです。信任する場合は何も書きません。逆に「○」や「△」等を書けば無効票になってしまいます。しかし、過去の例に漏れず罷免された例はありません。
これは最高裁裁判官が「憲法の番人」として相応しいか否かを審査する国民審査の投票です。しかし、政治家の選挙に比べて判断材料は少なく有権者の浸透度は非常に低いです。18歳選挙権の対象になったものの全体的に棄権が大半だった模様。可能であれば「制度」そのものを見直すべきかもしれません。
インターネット上で関心度の高かった加計学園元監事の木沢克之は8.02%で過半数には程遠かったようです。選挙結果以上に衝撃的な数字です。只、林景一氏の「×」は他の裁判官に比べて明らかに少なく有権者の意思を感じました。同氏は今回審査対象の裁判官の中で唯一昨年の参議院選挙の「一票の格差」を合憲とする事に疑問を呈した人物です。



