■【政治】民進執行部が「解党」了承 衆参議員ら、希望の党に合流へ
http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2017092801000969.html
東京新聞(TOKYOWeb) 2017年9月28日 14時34分
民進党は28日の常任幹事会で、10月の衆院選を巡り、新党「希望の党」(代表・小池百合子東京都知事)との合流を了承した。党所属の衆院議員らの公認を取り消し、希望の党に立候補者の公認を申請する。事実上の解党で、民進党として比例代表名簿をつくらず、参院側も基本的に希望の党に参加する。この後の両院議員総会で前原誠司代表は希望の党との合流を提案した。民進党内では、新党の「顔」として小池氏への衆院選出馬待望論が高まった。一任を取り付けたい考えだ。前原氏は常任幹事会に先立つ執行役員会で「希望の党と一緒に戦う」と強調した。(共同)
■小沢氏も希望合流へ…前原・小池氏と大筋合意か
http://www.yomiuri.co.jp/election/shugiin/2017/news1/20170928-OYT1T50058.html
読売新聞(YOMIURIONLINE) 2017年09月28日 16時09分
自由党の小沢共同代表が希望の党に合流する方向となった。野党結集を進めるためにと、小沢氏と民進党の前原代表、希望の党の小池代表との間で大筋で合意した模様だ。自由党は、小沢氏を含めて衆院2人、参院4人の計6人で、小沢氏以外の議員は対応を検討している。
Twitterの反応!
他からも公開されているようなので出しちゃいますね。前原代表からの「提案」はこれのことのようです。 pic.twitter.com/MTkYZDxamM
- 森たかゆき 中野区議会議員 (@oritakayuki)2017/9/28
民進党は希望の党と「合流」するというが、小池氏は「合流」ではない「一人ひとり選別する」という。これは対等な2つの党の合流では決してない。希望の党による民進党の「併合」というのが事の真相だ。野党第一党がここまでプライドを投げ棄てていいのか。プライドをここまで貶めることが許されるか。
- 志位和夫 (@hiikazuo)2017/9/28
併合とは、的確な表現。「合流」であったとしてもその前にもその後にも、旧民進党リベラル派に対する一人一人を標的にした排除が始まるだろう。選挙前にも希望から公認を出さない門前払い。そして靴を舐めて入っても外様扱いされ。選挙後、改憲勢力の再糾合の時にも踏み絵が。その時造反できるか? https://t.co/ZDDDuNItwT
- 岩上安身 (@wakamiyasumi)2017/9/28
民進党、潰すために党首になったのか。前原氏。[衆院選で党として公認を一切しない、希望の党公認での立候補を提案](朝日)。「金は民進党からもらいます、主義主張は他党にしてください」これは国家レベルの詐欺行為じゃないか。https://t.co/e4N9J3mozM
- 孫崎 享 (@agosaki_ukeru)2017/9/28
共産党が、希望の党公認には対立候補を立ててくれるそうですから、そこでは共産党を応援しましょう。希望の党は自民党と同じですから、国民の生活と平和を守るためには、それがいちばんいい選択です。希望の党は、国民をバカにしている政治家の集団です。
- 兵頭正俊 (@yodo_masatoshi)2017/9/28
前原誠司代表は「解党」を否定 リベラル派の議員は「無所属」で出馬?
民進党は9月28日午後の両院議員総会で前原誠司代表の提案した小池百合子東京都知事の率いる「希望の党」に「合流」する方針を了承しました。衆議院選挙で「民進党からの立候補内定者の公認を取り消す」「希望の党に公認を申請する」「民進党は候補者を擁立せず希望の党を全力で支援する」を柱にしています。上記の画像の出所は森たかゆき区議(@moritakayuki)(民進党)のTwitterです。
前原誠司代表は「安保法制が百歩譲って日米同盟強化の為に必要なのだとしても憲法違反の法律は作ってはいけない」「そんな事を許してしまっては国家の土台が壊れてしまう」「安倍内閣を倒してもう一度政権交代を」「その事を最優先に考えた提案をさせて頂いた」「他党に合流するという話ではなく我々がプラットフォームを作るという事」「民進党の目指す社会像『自己責任型社会』から『お互い様の支え合い』『All for All』への転換の為のご判断を頂きたい」と決意を語ったそうです。
報道陣の「実質的な解党的な合流では」との質問に対しては「色々な方々がおられますが小池さんの仰るアウフヘーベンだ」「止揚だと思っています」と述べてあくまで「解党ではない」との見方を示しています。戦略的に「名を捨てて実を取る」のは正しいかもしれません。
候補者選別のキャスティングボートは小池百合子に!
しかし、政策的に「希望の党」に合流できない(しない)人達の処遇は大問題です。小池百合子との「交渉」は前原誠司代表に一任されました。枝野幸男氏などリベラル派の議員は希望の党に受け入れられる事はあり得ません。このままでは衆議院選挙は「無所属」で出馬になるので高確率で全員落選です。
また、自由党の小沢一郎共同代表も希望の党に合流の方向で小池百合子と大筋合意したと報じられました。同氏以外の自由党議員は対応を検討しています。今回の合併騒動は仕掛け役と噂される小沢一郎氏。同じく仲間の処遇について現時点ではコメントしていません。
小池百合子はこの件に関して「私達は合流という考え方を持っていない」「希望の党で戦いたいという申し込みがあって初めて候補者として選ぶかどうかだ」と述べました。希望の党は公認の条件として「憲法改正」及び「安保法制」に「賛成」する前提の「踏み絵」を準備しています。キャスティングボートはあくまで小池百合子にあります。
民進党は事実上の解党。前代未聞のウルトラCで「野党候補者一本化」は前進しました。選択肢を減らさなければ「反自民党票」が割れるので野党に勝ち目はなくなります。公示日まで情報錯綜は続く筈なので有権者は「静観」するべきかもしれません。




