■ワンピース最新作「ネタバレサイト」に載せた疑いで逮捕
http://www.asahi.com/articles/ASK965TGQK96TIPE028.html
朝日新聞デジタル 松沢拓樹 2017年9月6日 23時21分
人気漫画「ワンピース」の最新作の内容を発売日前にインターネット上のいわゆる「ネタバレサイト」で公開したとして、熊本県警や鳥取県警などは、秋田市と沖縄県北谷町などの男女5人を、著作権法違反(出版権の侵害など)の疑いで逮捕し、6日発表した。
発表によると、逮捕されたのは秋田市中通3丁目のウェブデザイナー堀田井良史容疑者(31)と女、ほかに沖縄県北谷町の自営業上原暢容疑者(30)ら3人。
堀田井容疑者ら2人は2016年7月21~22日の間、運営するサイト「最新ジャンプネタバレ ワンピースネタバレ速報」に「ワンピース」の画像を載せ、集英社の出版権や漫画の作者・尾田栄一郎さんの著作権を侵害した疑いがある。また、上原容疑者ら3人は同年7月22日ごろ~17年7月25日ごろ、運営するサイト「ワンワンピースまとめ速報」に漫画「ワンピース」の全容が分かる文章や画像などを掲載した疑いがある。上原容疑者らは発売が早い店で雑誌を買い、画像として取り込んでいたという。
堀田井、上原両容疑者は容疑を認めているという。
Twitterの反応!
今回の人気漫画ネット無断転載の問題は欧米の日本アニメ・マンガの海外展開にも影を落としています。共有したい人がいる、翻訳したい人がいる、集めるのが好きな人がいる…それぞれ重大な罪を犯しているつもり無くともこれらを統合して営利目的に悪用すれば甚大な被害を起こす巨大犯罪事業となります。
- 兼光ダニエル真 (@ankanemitsu)2017/9/6
悪いことすると捕まります。
- ヤングマガジンのスズキ (@m_suzuki)2017/9/6
違法サイトと知りながら読んで、容疑者に「多額の広告収入」をもたらした人達にも憤りを感じます。
人気マンガをネットに掲載容疑で逮捕 多額の広告収入か | NHKニュース https://t.co/yniyclZtpB
逮捕するだけではダメ。稼いだ以上の金額を賠償させないと、同じことをする人間が後を絶たない。捕まってもこれだけ稼げればやろうと思う奴は絶対いる。
- 菊池英司 (@lpfp)2017/9/6
人気マンガをネットに掲載容疑で逮捕 多額の広告収入か | NHKニュース https://t.co/9eJVqFiAiW
発売前の雑誌を読めるのは版元関係を別とすると配本関係だけど、コンビニルートが主流になった現在では店着維持のために秋田や沖縄のような印刷所から遠い地域のハブにむしろブツが早く届くのかもしれない。https://t.co/GIUmGaJ49u
- Usance Interest (@nterestUsance)2017/9/6
https://t.co/V2W6cJv5VH
- 穏やかな野蛮人 (@yajyajya43)2017/9/7
ジャンプのネタバレサイトでここまで儲かるのならデマ捏造が当たり前の差別煽動アフィカスネトウヨまとめサイトは一体どれくらいの収入になってるんだろうなぁ。
ネタバレサイト初摘発の余波で在宅副業「アフェリエイト」に風当たり強まる?
熊本県警等は発売前の「週刊少年ジャンプ」をインターネット上に掲載して多額の広告収入を得ていた容疑で9月6日(水)までに秋田県在住の堀田井良史容疑者(31歳)(ウェブデザイナー)と沖縄県在住の上原暢容疑者(30歳)(自営業)等男女5人を「著作権法違反(出版権の侵害など)」の疑いで逮捕しました。所謂「ネタバレサイト」の摘発は初めての事です。
熊本県警によれば他に逮捕されたのは上原暢容疑者(30歳)(自営業)が求人サイトで雇ったと見られる鳥取市雲山在住のフリーライターの女性(23歳)と東京都八王子市在住の自称自由業の男性(26歳)。堀田井良史容疑者(31歳)と同居する無職の女性(33歳)は容疑を否認。処分保留で釈放されています。
容疑者等5人のグループは「週刊少年ジャンプ」の画像データをスキャナーで読み取って無断で発売前にインターネット上のサイトに掲載。発売前の漫画は「早売り店」と呼ばれる店で購入。人気漫画「ONEPIECE」等のネタバレサイトの運営で多額の広告収入を得ていたそうです。
堀田井良史容疑者(31歳)は「最新ジャンプネタバレワンピースネタバレ速報」と称するサイトを運営。逮捕されるまでの約3年間で3億500万円の広告収入を得ていました。また、上原暢容疑者等は今年7月末頃までの約1年間に亘って約7500万円の広告収入を得ていたとされています。
インターネット上には販売されている漫画やアニメーションを無断でコピーして「まとめサイト」に掲載して収益を稼いでいる事例は多数あります。容疑者等のサイトは「2大ネタバレサイト」で知られていて本家「集英社」の公式サイトを越える閲覧数だった模様。尚、今回の逮捕劇の余波で同様のネタバレサイトは相次いで閉鎖しています。
NHKの取材によれば集英社広報部曰く「著作者が心血を注いで作り上げた作品を不適切な形で公開して収益を上げていた事には強い憤りを覚えます」「今回の逮捕が後を絶たない出版物の海賊行為・不正使用に対して警告となる事を願っております」と述べています。
著作権法違反は重大な権利侵害で犯罪です。容疑者等の逮捕は当然の結果です。しかし、正当な「副業」で「広告収入」を得ているサイトが色眼鏡で見られる事態は避けなければなりません。只でさえ「アフェリエイト」は叩かれ易い副業なので冷静な対応が求められます。




