■民進党:新代表に前原氏 党勢立て直し急務
https://mainichi.jp/articles/20170901/k00/00e/010/292000c
毎日新聞 2017年9月1日 14時19分(最終更新9月1日16時14分)
民進党は1日午後、東京都内で臨時党大会を開き、新代表に前原誠司元外相(55)を選出した。任期は2019年9月まで。前原氏は国会議員と国政選挙の公認候補予定者の票で250ポイントを獲得。地方議員と党員・サポーターの252ポイントを加え計502ポイントとなり、総計851ポイントの過半数を制した。枝野幸男前幹事長(53)は計332ポイントだった。
■民進党代表選 新代表に前原元外相
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20170901/k10011122371000.html
NHK NEWS WEB 2017年9月1日 14時22分
前原新代表「国民のためにすべてささげて働く覚悟」
民進党の新しい代表に選出された前原元外務大臣は「開票結果を聞いて非常に難しい船出だという思いを強くした。今、『政権交代を目指す』と言っても、国民は『何を言っているんだ』となるが、今の危うい政治状況は、われわれの力で変えないといけない。国民のためにすべてをささげて働く覚悟だ。新たな選択肢を示し、国民に対する使命を果たしていく。決意と覚悟を持って、難しい局面を、われわれのためではなく、国民のために切り開くことを心から誓う」と述べました。
枝野元官房長官「新代表を中心に結束」
枝野元官房長官は臨時党大会のあと記者団に対し、「結果が出せなかったことは大変、残念だが、前原新代表を中心に党が一致結束して、前に進んでいけるように支えていきたい。前原氏には党をまとめて、自民党に対抗できる民進党を早く復活させるため、先頭に立って頑張ってほしい」と述べました。
立候補を模索した井出議員「危機的状況に変わりない」
民進党の代表選挙への立候補を模索した井出庸生衆議院議員は記者団に対し、「論戦で出てきたいいところと悪いところをまとめて党運営をしていけば、少し前向きな方向に進んでいくのではないか。『これからも離党者が出る』と言われている中で、仲間をしっかり結束させていくことを本気で考えないと、危機的な状況に変わりはない」と述べました。
松野元官房副長官「野党再編進むのでは」
前原元外務大臣を支持した松野元官房副長官は記者団に対し、「新しい顔が誕生し、大変よかった。党勢がずっと低迷しているので、なんとかもう1回立て直して、政権交代が可能な状況まで持って行く必要がある。また、前原新代表になり野党再編は進んでいくと思う。どういう形になるかわからないが、共産党以外のすべての野党は再編や連携という形をとるべきだ」と述べました。
岡田元代表「残念だが結果に従う」
枝野元官房長官を支持した岡田元代表は記者団に対し、「残念だが、結果が出た以上はそれに従う。前原氏のもとで全党一致団結して、頑張らなければいけない。安倍政権もさまざまな限界が出てきているので、野党第一党がいかにふんばるかという国民の期待に応えないといけない」と述べました。また、岡田氏は共産党などとの「野党連携」の在り方について、「新代表のもとで、しっかり議論していけばいい」と述べました。
小池都知事「手をつなげるところは連携」
東京都の小池知事は記者会見で、民進党の新しい代表に前原元外務大臣が選ばれたことについて、「平成5年に日本新党で国政での政治活動をスタートした同志として、行動を一部ともにしてきた。まずは日本のために頑張ってくださいと申し上げたい。民進党として新しい政策立案やその実行、そして今は野党であるので、役割をしっかり果たされることを期待する」と述べました。
そのうえで、自身に近く、政治団体「日本ファーストの会」を設立した若狭勝衆議院議員が結成を目指す新党と民進党との連携について問われたのに対し、「政策的にどのようなものを目指していくのか、代表選の中で前原氏が言っていたことはまだ整理できていない。手をつなげるところは国会の中で連携していけばいいと思う」と述べました。
若狭衆院議員「協力考えていない」
東京都の小池知事に近く、政治団体「日本ファーストの会」を設立した若狭勝衆議院議員は記者団に対し、「どなたが代表になっても、民進党が今後、劇的に国民の支持を得られるような党になっていくとは考えておらず、衰退していくと見ている。民進党という枠が残っているかぎり、今後、作られていく新党と協力しあうことは考えていない」と述べました。
民進党・代表選挙(臨時党大会) 2017年9月1日!
新代表は前原誠司氏「民進党分裂」は回避?
※13氏&W-B氏に頂いた情報。本日9月1日(金)に投開票の民進党代表選。前原誠司氏が新代表に選出されました。獲得ポイント数は次の通りです。党員・サポーターは157P(94P)。地方票議員は115P(94P)。国会議員&公認候補予定者250P(144P)。合計502P(332P)です。
前原誠司氏は当選後の記者会見で「国民の為にすべてを捧げて働く覚悟だ」「新たな選択肢を示し国民に対する使命を果たしていく」「決意と覚悟を持って難しい局面を我々の為ではなく国民の為に切り開く事を心から誓う」と述べました。自民党に代わる「受け皿」を作る事を改めて表明しています。
代表選にあたっては「All for All」を政策理念に掲げています。離党者も相次いでいる党の立て直して「アベノミクス」に対抗しうる経済政策の提示を訴えています。また、来月の衆議院補欠選挙での「野党共闘」に慎重な姿勢を見せています。
自身が会長を務める「前原グループ」を初めとして民進党内6つの議員グループを中心に保守系議員の大半の支持を受けて勝利しました。しかし「憲法改正」「消費税増税」「野党共闘」「通過儀礼のスキャンダル」など支持率回復の前に乗り越えるべきハードルは沢山あります。
正直「松下政経塾の出身」な時点で嫌な予感しかしません。民主党時代に最年少で代表を務めたものの所謂「偽メール問題」や「外国人からの政治献金問題」で民主党の代表や閣僚を辞任しました。本人はこれらを「過去の教訓」と反省の弁を述べました。政治家として「脇の甘さ」が目立つ人物です。
また、最大の懸念材料は「憲法改正」です。代表選直前にNHKの「日曜討論」に出演した前原誠司氏は「来年憲法改正の発議をするのは無理だ」とする考えを示した一方で「議論」に報じる姿勢を見せました。議論に応じた時点で自民党の思う壺です。
枝野幸男氏は「変える事が自己目的化している議論に組する必要はない」「安保法制によって憲法解釈が歪められ立憲主義が蔑ろにされており今ある憲法を守らせる為に先頭に立つのが党の役割だ」と発言しました。この点は決定的に対立しています。
尚、上記の()内は枝野幸男氏の獲得P数で予想以上に検討した印象です。個人的に支持している政治家なので非常に残念な結果です。只、これでリベラル系議員を意見を無視する事はできなくなった上に保守系議員の造反は防げる筈なのである意味ベターな結果です。




