■都議選:支持訴え、総力戦 各党の第一声
https://mainichi.jp/senkyo/articles/20170623/k00/00e/040/227000c
毎日新聞 2017年6月23日 11時56分(最終更新6月23日19時26分)
東京都議選(7月2日投開票、定数127)が23日、告示され、各党の代表らは都内各地で有権者に支持を訴えた。
■【都議選告示】小池百合子都知事や与野党幹部が第一声 自民・二階俊博幹事長は小池氏批判封印、小池氏は議員報酬めぐり自民党都連をチクリ
http://www.sankei.com/politics/news/170624/plt1706240007-n1.html
産経新聞 2017.6.24 02:09
過去6回連続で全員当選した公明党は、今回も候補者23人の当選を目指して都民ファーストの会と選挙協力する。都議会で連立与党だった自民党と昨年末、関係を解消し小池都政を支えてきた。都本部の高木陽介代表は23日、街頭で「これからの東京をどう変えていくのかが問われる」と小池氏と改革を進めることを強調。一方、「都民ファーストとの連携で、票の上乗せができるかは未知数。地道に進める」(ベテラン公明都議)と引き締める。
小池都政を「是々非々」としてきた共産党は、告示直前に小池百合子知事が表明した豊洲市場移転、築地市場再開発の両立案に反発。志位和夫委員長はこの日の街頭で、「豊洲移転を進めるという方針は重大な問題。食の安全安心が確保できるのか」と批判した。ただ、「今回は自民批判票が都民ファーストに流れる」(共産都議)との懸念から、憲法問題などを取り上げることで独自色を出す。
民進党では今年に入り、都民への合流を目指す“離党ドミノ”が相次ぎ、都議会では18から7議席まで落ち込んだ。告示直前には、2人擁立予定だった世田谷区選挙区を一本化するなど生き残りに必死だ。松原仁都連会長は第一声で「民進党はいま土俵際に追い詰められている」と危機感を募らせた。民進現職は「利権構造を作った自民、知事が代表の都民に都政のチェックはできない。民進こそが責任政党と訴える」と話した。
第一声は小池百合子の圧勝 野党の共倒れで「オール自民党体制」の危険性!
東京都議会議員選挙各政党の第一声。自民党は「東京都議会の責任」を強調した上で「圧倒的多数の得票で当選させて欲しい」と訴えています。公明党は「東京都知事と協力して都政推進」をテーマに「東京都議会で中心軸になれるのは公明党しかない」と呼び掛けています。
小池百合子の率いる「都民ファーストの会」は第一声で東京都の「待機児童問題」に言及。中身はスカスカですけど「政策」を「アピールしているように見える」のは同党です。
共産党は「不要不急開発にメス」を強調。共産党と有権者の温度差は気になるものの「森友学園」や「加計学園」の疑惑に触れた点は高評価。政府・与党を「国政を私物化し憲法を壊す」と批判した上で「税金は巨大開発ではなく福祉と暮らしに最優先で使う」と政策面をアピールしています。
民進党は「自民党の問題点」を指摘。蓮舫代表は「きらきらした政策だけでなく不都合な東京の近未来がある」として自民党の目指す「自己責任社会」に警鐘を鳴らしました。東京・生活者ネットワークは「自民党が行政と癒着して支配してきた議会を変える」とする点で小池百合子と利害が一致している模様。政策面は「五輪後の東京を福祉優先に変える」と具体的なビジョンを示しています。個人的に一番好印象です。
第一声に関しては「都民ファーストの会」の圧勝。小池百合子のアピール力は素直に感心させられます。同氏の狙いは国政復帰⇒総理大臣でしょうね・・・。各政党の応援体制は国政選挙レベルで東京都議会議員選挙の結果は国政に影響を与える事になります。
公明党&東京・生活者ネットワークは都民ファーストの会と連携した選挙戦。共産党は築地市場の豊洲移転問題や公明党と対立している関係で独自路線。民進党は同党と連携を模索しているものの上手くいっていないようです。選挙前は「都民ファーストの会の過半数獲得」は確実と思っていました。しかし、下手をすれば「反自民党票」が割れて野党の共倒れになる可能性があります。
自民党、公明党、都民ファーストの会の政治的スタンスは変わりません。野党票の分裂で共倒れになった場合「オール自民党体制」になります。これは最悪のシナリオなのでリアル周知する際はこれを避ける提案をしていく必要があります。




