■年金制度改革法案 衆院本会議で賛成多数で可決 参院へ
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20161129/k10010788431000.html
NHK NEWS WEB 2016年11月29日 16時00分
年金支給額の新たな改定ルールを盛り込んだ年金制度改革関連法案は、衆議院本会議で、民進党などが退席する中、採決が行われ、自民・公明両党と日本維新の会などの賛成多数で可決されて参議院に送られました。与党側が、会期を来月14日まで延長した今の国会で成立させたい考えなのに対し、民進党などは、法案の成立阻止に向けて引き続き徹底した審議を求めていくことにしています。
会期末を30日に控え、民進党など野党4党は、年金支給額の新たな改定ルールを盛り込んだ年金制度改革関連法案の衆議院通過を阻止したいとして、午前中、衆議院厚生労働委員会の丹羽委員長の解任決議案と、塩崎厚生労働大臣に対する不信任決議案を提出しました。
■年金制度改革法案 衆院委で可決
http://www.news24.jp/articles/2016/11/25/04347480.html
日テレNEWS24 2016年11月25日 17:38
年金支給額の上昇を抑えるため物価が上がっても賃金が下がれば年金額の削減を可能にする年金制度改革法案が民進党などが反発する中、25日午後、衆議院の委員会で採決された。
怒号が飛び交う中、採決された年金制度改革法案は自民・公明・日本維新の会の賛成多数で可決した。民進党などは塩崎厚労相に対する不信任決議案の提出を検討するなど反発を強めているが、与党側は29日の衆議院通過を目指している。
これに先立つ審議では、民進党議員の年金3割カット法案との批判に対して安倍首相が声をあらげて反論する場面があった。
政府・与党の提出した年金制度改革法案。いわゆる「年金カット法案」は11月25日(金)の衆議院委員会と本日11月29日(火)の衆議院本会議で採決後に賛成多数で可決、自民党、公明党、日本維新の会の3党は賛成、民進党や共産党は反対を掲げて退席しています。またまた事実上の強行採決です。
現行法では、賃金が物価よりも大きく下落した場合、下落幅が小さい物価にあわせて支給額を決めます。賃金が下がっても物価が上がれば年金は減りません。しかし、年金カット法案はこの規定が削除されています。景気の悪化や賃金の低下で芋づる式に年金が大きく減る危険性を孕んでいます。
衆議院の本会議を通過した事で今後は参議院で審議されます。只、参議院で阻止できる可能性はゼロに近いです。与党は3分の2議席を確保しているので仮に反対多数で否決されても「衆議院の優越」で成立は確定します。要するに現時点でほぼ成立は100%確実です。
年金カット法案はNHKの世論調査で「反対」が多数の悪法です。高齢者層を中心にある程度の反発が起きそうです。有権者の大半は深刻な思考停止状態なので支持率が下がる事はないでしょうし今後の衆議院選挙に影響する事はないと思いますが・・・。




