■TPP特別委 民進などの採決拒否であすも協議
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20161031/k10010751141000.html
NHK NEWSWEB 2016年10月31日 19時02分
TPP協定の国会承認を求める議案と関連法案を審議する特別委員会は、31日午後、安倍総理大臣も出席して集中審議を行ったあと、理事会を開き、今後の審議日程を協議しました。この中で与党側は、「審議時間は、通常国会と合わせると、きょうで60時間を超えるなど、審議は深まっている」として、1日の午前中に一般質疑を行ったうえで、午後、採決を行いたいと提案しました。
これに対して民進党などは、一般質疑には応じる考えを示したものの、採決については、「開催を求めてきた中央公聴会もまだ行われておらず、さらに十分な審議が必要だ」として拒否しました。このため採決の日程については、1日、引き続き、与野党で協議することになりました。
■TPP衆院通過、4日も検討=与党理事が確認
http://www.jiji.com/jc/article?k=2016103000220&g=pol
時事ドットコム 2016年10月30日 23時13分
自民、公明両党は30日、環太平洋連携協定(TPP)承認案・関連法案の採決日程について、野党側の対応次第では11月4日の衆院通過も検討する方針を確認した。早期採決に反対する立場を崩していない野党側に対し、一定の配慮が必要と判断した。
衆院TPP特別委員会は31日に参考人質疑と集中審議を行う。与党は来月1日の特別委採決を目標としているが、野党側の出方を見極めながら慎重に判断する考え。自民党の竹下亘国対委員長と特別委員会の与党理事は30日夜、都内のホテルで協議し、こうした方針で一致した。
TPP承認案の採決について。衆議院の特別委員会は本日10月31日(月)の午後に理事会を開いた模様。NHKの記事によれば与党側は「地方公聴会や参考人質疑も行い審議は深まっている」として11月1日(火)の午後に採決する事を提案したそうです。これに対して野党側(民進党)は採決を拒否する方針で調整作業を続けているようです。
自民党は明日の衆議院で強行採決に踏み切ると報じられています。しかし、民進党など野党側に配慮して11月4日(金)に延期する案が浮上しています。与野党の攻防は激化しています。情勢は非常に流動的で先が読めません。採決の具体的な日程については引き続き議論される予定です。いずれにせよ今週中にヤマ場を迎えます。
只、政府・与党はあくまで「早期採決」の方針を変えていません。与野党の議席差を考えれば野党側の譲歩を引き出せなくてもTPPの国会承認は実施される見通しです。特に地方は反対の声が根強くあるようで来年早々に噂される衆議院の解散総選挙を控えた政府・与党の判断に要注目です。




