■【政治】東京10区で与野党対決 衆院2補選告示
http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2016101190140028.html
東京新聞 2016年10月11日 14時00分
参院選後初めての国政選挙となる衆院東京10区、福岡6区の補欠選挙は十一日、告示された。結果次第では、安倍晋三首相の政権運営や衆院解散・総選挙を巡る戦略を左右する。九月に就任した民進党の蓮舫代表にとっては初陣で、次期衆院選に向けた野党共闘の試金石となる。東京10区は事実上の与野党一騎打ち。福岡6区は自民系無所属二人が立候補し、分裂選挙になった。いずれも二十三日に投開票される。
民進、共産、生活、社民の野党四党は両補選で民進党候補に一本化した。共産党が野党共闘を優先し、公認候補を取り下げた。安倍政権の経済政策や子育て・介護政策が争点。選挙結果は、臨時国会で与野党が対立する環太平洋連携協定(TPP)の承認案の成否も左右する可能性がある。
衆議院東京10区と福岡6区の補欠選挙が昨日10月11日(火)に告示されました。投開票は同月23日(日)です。この補欠選挙は7月の参議院選挙以来の国政選挙で第3次安倍再改造内閣&蓮舫民進党新代表の初陣になります。TPPの承認案と関連法案、今後の野党共闘、与野党の戦略や解散総選挙の行方を左右する重要な選挙です。
自民党は経済政策を争点にしたいようです。安倍晋三の「アベノミクスは道半ば」は4度目です(苦笑)。有権者の思考停止は深刻なのでまた騙されるんでしょうね・・・。
東京10区は東京都知事に転出した小池百合子の失職に伴う選挙です。事実上、前衆院議員で公明党推薦の若狭勝氏と民進党新人の鈴木庸介氏(元NHK記者)の一騎打ちになります。野党4党は共闘を継続して後者を支援しています。
これは小池百合子VS蓮舫の代理戦争で有権者に注目されている女性リーダー2人がこのダブル補選でぶつかります。小池百合子の地元なので有権者がこの選挙の重要性に気付かなければ若狭勝氏で終わる筈です。
福岡6区は自民党が候補者を絞りきれずに保守分裂選挙、故鳩山邦夫氏の息子である鳩山二郎氏と蔵内謙氏の2名が立候補しました。後者は麻生太郎副総理兼財務相が選対本部長として全面的に支援しています。大本命は鳩山二郎氏、しかし、分裂選挙なので民進党候補の新井富美子氏にもワンチャンスあると思います。
巨大第二与党誕生の悪夢のシナリオ?
気になる小池百合子の動向、東京10区は若狭勝氏、福岡6区は鳩山二郎氏を支援するそうです。小池百合子は築地市場の豊洲移転の件では評価すべき大きな仕事をしています。しかし、このまま勢い付けば「小池新党」が現実味を帯びてきます。これだけは阻止しなければなりません。
小池百合子は「憲法改正」「TPP」「アベノミクス(国家戦略特区など)」に賛成しています。最悪「民進党の保守系議員」「日本維新の会」「日本のこころを大切にする党」と合流して最大規模の第二与党が誕生します。これは国民目線で悪夢のシナリオです。与党&小池百合子の勢いを落とす意味で(特に東京10区は)重要な補欠選挙になります。




