民進 幹事長に野田前首相「徹底して下支えの決意」
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20160916/k10010689031000.html
NHK NEWSWEB 2016年9月16日 15時11分
民進党の蓮舫代表は、16日開かれた党の両院議員総会で、党運営の要である幹事長に野田佳彦前総理大臣を充てる人事案を示し、了承されました。野田氏は、「自分の政治人生の落とし前をつけるつもりで、火中の栗を拾う決断をした。蓮の花を下で支えるレンコンになったつもりで、徹底して下支えする決意だ」と述べました。
この中で蓮舫代表は、党運営の要となる幹事長に、野田佳彦前総理大臣を充てる人事案を示したうえで、「総理大臣を経験した人が、過去、与野党で幹事長を務めたことはなかったと思うが、野田氏は、安倍総理大臣と対じし、しっかりと今の政権と向き合っていくことができる経験を持っている」と起用の理由を説明し、了承を求めました。
これに対し、逢坂誠二衆議院議員が、「2012年の衆議院の解散・総選挙で議席を失った人たちの思いに対し、当時、総理大臣だった野田氏がどういう思いでいるのか、しっかり説明することが必要だ。そうしなければ、せっかくの船出に傷がつく」と述べましたが、人事案は拍手で了承されました。
これを受けて、野田氏があいさつに立ち、「政権から転落したときの総理大臣であり、これからも、いばらの道を歩んでいかないといけないときに、前面に出ることはちゅうちょせざるをえないが、多くの落選している人たちのためにも、自分の政治人生の落とし前をつけるつもりで、火中の栗を拾う決断をした」と述べました。
そのうえで野田氏は、「新代表を支えて、皆さんとともに党勢回復に全力を尽くしていきたい。蓮の花を下で支えるレンコンになったつもりで、徹底して下支えする決意だ」と述べました。一方、幹事長以外の党役員人事については、来週、改めて両院議員総会を開いて、決めることになりました。
蓮舫氏は幹事長に野田佳彦を起用する方向で調整している模様。二重国籍の問題を超える爆弾を抱えてしまった印象です。ダブルで諸刃の剣です。これはさすがに私自身を含めて野党支持者もドン引きしている人は多い筈です。
野田佳彦は新自由主義者で「消費税」「TPP」「原発」の部分で政策的に自民党と大差がありません。旧民主党を衰退させたA級戦犯を幹事長に起用するのは・・・。只、自分の所属するグループのトップで代表選を全面的にバックアップしてくれた人をガン無視する訳にはいきません。そういう「大人の事情」は込みで考えるべきだと思います。
新代表の蓮舫氏がリーダーシップを発揮する為の人事であれば全否定する気はありません。野田佳彦は総理大臣時代の失敗を反省して方向転換してそれを国民にアピールしなければなりません。ポイントは記事に書かれているように裏方に徹して蓮舫氏を支えていくか否かです。
野党支持者は改善すべき点を民進党と野田佳彦に意見すべきです。民進党は良くも悪くも流され易い政党なので「有権者の目」を常に意識させなければいけません。




