二次創作に打撃か、JASRACの新理事長が絵画やマンガ、小説など音楽以外の著作権管理への進出に意欲 http://buzzap.jp/news/20160806-jasrac-novel-picture/ BUZZAP! 2016年8月6日14:56 by 深海 JASRACの魔の手が音楽以外の分野にまで伸ばされそうです。詳細は以下から。 音楽著作権管理で9割超のシェアを誇る日本音楽著作権協会(JASRAC)が美術や文芸などの分野にも進出する意欲を示しました。これは今年7月に浅石道夫・新理事長が会見で述べたもので「美術も文芸もJASRACで全部(許諾を)取れちゃうとなれば、利用者には一番よい」として絵画や小説、マンガといった音楽以外の分野への進出を示唆しました。 現在JASRACは350万曲を管理し、CDだけでなくテレビ番組やカラオケなどで音楽が使われる際に著作権料を徴収しています。2015年度に徴収した著作権料は1117億円に上り、その圧倒的なシェアは9割を超え「音楽著作権分野の巨象」と批判されています。 現時点ではあくまで新理事長の意欲という段階で具体的な先行きは示されてはいません。しかし、JASRACによって古くはネット上のMIDI文化が壊滅に追い込まれた先例もあり、仮に多くの作家や出版社がJASRACに管理を依頼した場合、現在大いに賑わっている二次創作というジャンルが大きな打撃を受ける可能性もあります。 これまでの数多の事例を鑑みれば、決して楽観的でいられそうにはありません。 美術・文芸分野にも意欲 JASRAC新理事長の浅石氏「音楽著作権の巨象」より高い公共性が課題:朝日新聞デジタル http://www.asahi.com/articles/DA3S12494593.html
傍目には「弱いものイジメ」好きな、かえって文化振興を妨げている団体なのでは? と不信の目をもってみたくなってしまう団体です… JASRAC…。 10年以上前になりますが(2004頃か)、友達から「新潟にある個人経営の老舗ジャズ喫茶が、ある日突然JASRACから『著作権法違反だ今まで払わなかった分まとめて金払え!』と大金を請求され苦境にたたされている」と、「穏便な処置をお願いする文化庁への署名」に協力を依頼されました。 調べたら、若手や素人音楽家にジャズ音楽(スタンダード曲中心)の演奏を機会を提供し、町の音楽文化振興に寄与していた良心的なジャズ喫茶と思われ、JASRACのやり口に不審を覚えました。勿論、署名に協力…最終的には減額でしたが支払いを余儀なくされたジャズ喫茶、釈然としませんでした。 その後もクラシック、ロック、フォーク…ありとあらゆる音楽ジャンルの人から様々なJASRACへの嘆きを聞き…落選した自民党議員がその理事長に数年腰かけて巨額の給与と退職金を手にしたとか、「集めた金をどう処理しているのか」、その不透明さに驚き… そんな組織が今度は漫画や文章に乗り出すとは。「利権」という手垢のついた言葉がぴったりかも。 そういえば「AV」に無知な自分、少し「利権」で検索したら森元首相の名前が出てくる…本当? 何だか恐ろしいです…。 2016-08-06(20:46) : ふぶら URL : 編集 音楽文化…だめです再読して又泣けてしまったこの記事… JASRAC。探したら2003年12月13日の「新潟日報」の切り抜きのコピーが出てきました。「にいがた発 オピニオン にいがた考」の、「探る」の記事です。 「ジャズ文化の灯 消さないで」「新潟市内喫茶店「著作権」という強風直撃」「老舗 やむなく閉店も」「演奏使用料が重圧に」…コーヒー400円、ライヴ2000円の良心的な店を「違法状態を放置できない」と仮処分申請、「不満があるから使用料を払わないのは、品物の値段が高いのを理由に万引きするのと同じだ」とうそぶくJASRAC。 中には閉店したお店もあり、そこの店主の奥さまはJASRACから過去分含め300万円以上の支払い請求を受け二回目の調停前に心筋梗塞で亡くなられたとあり…「店を閉めても支払えといわれている。自己破産するしかないのだろうか」との店主の言葉に、涙を禁じ得ません。 久々に読んで、改めて文化振興とは正反対の組織だと、その冷血ぶりに震えが来ます。 この団体は一体、音楽を何だと思っているのでしょう…? 2016-08-08(21:12) : ふぶら URL : 編集音楽の著作権管理で圧倒的なシェアを持つ日本音楽著作権協会(JASRAC)がいよいよ音楽以外の分野に魔の手を伸ばしてきました。JASRACの浅石道夫新理事長は、7月に開いた会見で絵画や小説など音楽以外の著作権管理に進出する意欲を示したそうです。 音楽の著作権強化でダンスなどでの使用が大幅に制限され裁判になったケースも多いです。結果的にJASRACの収益は増えました。しかし、CDの売上低下が顕著である事を見れば分かるように反動で「音楽文化」は衰退しています。同じような規制が他の分野に拡大すれば、大ダメージを受けるのは間違いありません。 日本の漫画やアニメーションは「二次創作」が新人を生み出す土壌になっています。ここに規制の手が及んだ場合、下手をすれば文化全体を死滅させるような結果を招く恐れがあります。表現規制案としては国際条約である「TPP」に匹敵する脅威と言っても過言ではありません。
JASRACの要求は高村武義氏の仰るように業界の構造上不可能に近いです。また、常識的に考えれば法制化する際に出版社や表現者の反対で一蹴される筈です。しかし、違法DL刑事罰化の時のように知名度のある人を使って政府・与党を丸め込めば素通りする危険性があります。妥協点として何を要求してくるかを含めて今後のJASRACの動向に要注意です。@tentama_go ただ恐らくは不可能でしょうね。音楽業界と違って出版は出版社と作者が許諾件を握っているので、ジャスラックの様に許諾件を全面譲渡せよというのは、構造上無理でしょう。音楽の場合は多くが作詞家や作曲家は事務所や会社の下請けのような格好ですし。
— 高村武義 (@tk_takamura) 2016年8月5日




