西川氏、マイク気づかず“漏れた会話”とは
http://headlines.yahoo.co.jp/videonews/nnn?a=20160409-00000002-nnn-pol
日本テレビ系(NNN) 2016年4月9日(土) 2時15分配信
TPP(=環太平洋経済連携協定)の承認案をめぐる国会審議は、野党側が衆議院TPP特別委員会・西川公也委員長の審議の進め方などに反発し、6時間あまり中断される事態となった。こうした中、西川委員長のある発言をカメラが捉えていた。
「『TPPの真実』といわれるこの本のゲラとされるものでありますが」-民進党の緒方林太郎議員が手にしているのは、西川委員長が出版を予定していた著書の原稿。政府が守秘義務に関わるとしている交渉の経緯が書かれていると指摘した上で、西川委員長に対し、自らが書いたものなのかただした。
西川委員長「委員長は答弁する立場ではありません」
民進党は、こうした答弁が不誠実だとして委員会室を退席。この後、マイクが西川委員長のある会話を拾っていた。
西川委員長「あれは全部文書からはね、今の新しいやつは消えてるんですよ。自分できれいに整理をしたやつじゃなくて、一番古いのが出てるんですよ。書き殴ったやつが。だけど認めないんでしょ。深掘りしてくるから」
自らが書いた原稿であることを認めるような発言。民進党は週明け以降、委員長の解任決議案提出も視野に攻勢を強める方針。
西川公也氏の著作『TPPの真実』巡り国会中断 Amazonから削除も
http://www.huffingtonpost.jp/2016/04/07/nishikawa-koya-book_n_9639480.html
The Huffington Post 執筆者:吉野太一郎
投稿日:2016年04月08日 12時15分 JST 更新:2016年04月08日 12時24分 JST
発端は、野党側が求めた政府のTPP交渉資料を、5日に自民党側がすべて黒塗りで国会に提出したこと。自民党側は「公開しないという国と国との約束は絶対に逸脱できない」(佐藤勉・国会対策委員長)と、守秘義務をたてに開示を拒否したが、紀伊國屋書店ウェブストアによると、西川氏の本は「未曾有の多国間交渉での自国の将来をかけた駆け引き。自民党TPP対策委員長として最前線に立った著者が、その熾烈な内幕を明かす!」とされている。野党側は守秘義務違反に当たらないのであれば「同レベルの情報を国会議員にも出して欲しい」と求めていた。
この本は、amazonからはリンクが削除された。紀伊國屋書店ウェブストアやhontoには残っているが、どちらも予約受付は終了している。ハフポスト日本版は中央公論新社に事実関係を確認しており、回答を待っている。
TPP国会審議の最終爆弾!? 官邸が危惧する“西川暴露本”
http://shukan.bunshun.jp/articles/-/6054
THIS WEEK - 週刊文春WEB 2016.04.07 12:02
西川氏は昨年2月、自身が代表を務める自民党支部が、砂糖メーカーの関連企業から100万円の献金を受けた問題などを追及され、農水相を引責辞任した過去がある。現在は、党農林水産戦略調査会長として小泉進次郎農林部会長を指南する農林族の“ドン”だが、新たな“爆弾”を抱えているという。
「西川氏が出版する著書『TPPの真実』に、政府が『公表しない』とした交渉の経緯が事細かに書かれているそうなのです。野党にとっては追及のネタ本として喉から手が出るほどの代物。2月ごろから各議員が発売前のゲラがないか、必死に探し回っていました」(民進党関係者)
その著書は、西川氏が懇意にしている読売新聞社の関係者が関与し、同子会社の中央公論新社から4月に出版される予定だった。
12434氏&ビースター氏に頂いた情報。4月8日の衆議院TPP特別委員会で西川公也委員長(自民党)がTPP交渉について出版予定だった暴露本「TPPの真実」に関して、ゲラ刷りを入手した玉木雄一郎議員(民進党)が追及、本を書いた当事者は「答える立場にない」と答弁を拒否しています。
この問題の争点は「外交上の守秘義務は含まれるのか?」です。与党側が最後まで曖昧な答弁を繰り返して逃げていたところを見ると、暴露本が推進派にとって都合の悪いものである事は伺い知れます。常識的に考えれば「本に書けて国会では答えられない」というのはあり得ませんが・・・。国会議員に対して情報開示が出来ない内容が本に書かれていた可能性があるのでTPP反対派としては見過ごせません。
問題の暴露本は予約を受け付けてましたが国会で取り上げられた時点でAmazonからは削除されています。一部で指摘されているように「隠蔽工作」と見るのが妥当だと思います。そもそも暴露本を出版する予定の当事者が委員長な時点で公平性は国会審議とは言えません。
民進党が激怒して途中退席したのに安堵したのか西川公也は暴露本の内容を修正した事を示唆する発言をしています。詳細は上記のリンク先(NNNの記事)もしくは玉木雄一郎議員のTwitterで映像を確認できます。明らかに「書き殴ったやつが~」と発言しているのをマイクが拾っています。
事実上「自分で原稿を書いた」と認めた事で民進党の追及が正しかった事が証明されたと言えます。西川公也は国会答弁では責任を追求されていましたが曖昧な答弁で明言を避けました。しかし、本音を引き出す事に成功したのは収穫と言えます。民進党は非常に大きな仕事をしてくれました。週明けには「委員長の解任決議案」提出を視野に攻勢を強めています。




