TPP大筋合意…交渉5年半、巨大経済圏誕生へ
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20151005-00050119-yom-bus_all
[読売新聞 10月5日(月) 21時7分配信]
【アトランタ(米ジョージア州)=横堀裕也、辻本貴啓】環太平洋経済連携協定(TPP)交渉が5日朝(日本時間5日夜)、大筋合意に達した。
甘利TPP相が同日朝、記者団に明らかにした。2010年3月に始まったTPP交渉は5年半を経て終結し、世界の国内総生産(GDP)の約4割を占める巨大な経済圏が誕生することになった。
甘利TPP相は記者団に「TPPは21世紀型のルール、貿易のあり方を示す大きな基本になる。この基本は世界のスタンダードになっていく」と合意の意義を強調した。TPP交渉に参加する日米など12か国は5日朝、共同記者会見を開き、合意内容について説明する。
TPPが発効すると、域内でのモノや人材、サービスのやりとりが盛んになり、経済が大きく活性化することが期待できる。日本は少子高齢化で国内市場が縮小に向かう中、米国や新興国の需要を取り込み、新たな成長のよりどころとする。
取り急ぎ簡潔に御伝えします。アトランタで行われていたTPPの閣僚会合は「大筋合意」で決着した模様。バイオ医薬品の開発データの保護期間など難航していた分野は各国が折り合いがついたそうです。共同記者会見でフロマン通商代表は「妥結した」と明言しました。甘利明TPP担当相は日本に向けた記者会見を行いほぼ同じ趣旨の発言をしています。
只、この「大筋合意」を巡っては様々な見方があります。内田聖子氏曰く「主要な課題で主要な国が概ね合意をした」という程度でこれ自体は交渉プロセスのひとつだそうです。最終合意に至るまで細かな交渉は残ってる筈なので「大まかな方向性は一致した」という認識でいいと思います。
確かなのは主要国である日米が合意した事です。日本はすでに譲歩を繰り返して切れるカードはすべて切ってしまったので交渉も何もありません。選択肢は批准か撤退の2つのみです。また、譲歩を繰り返したのは米国も同じなので米国議会は反発しているようです。今後国内の企業や議員を説得しなければならないので批准のハードルが高くなったかもしれません。
甘利明TPP担当相が「著作権侵害の非親告罪化」に触れた事で規制反対派は心配してると思いますが・・・。この件は様々な情報量が非常に多く錯綜してるので続報が入り次第随時Twitterをメインに御伝えしていく予定です。




