「命と平和守るため不可欠」=安倍首相、民主は廃案要求―安保法制、参院審議入り
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150727-00000071-jij-pol
[時事通信 7月27日(月)16時5分配信]
安倍晋三首相は27日午後の参院本会議で、集団的自衛権の行使を認める安全保障関連法案について、「わが国を取り巻く安全保障環境がますます厳しさを増す中、憲法9条の範囲内で、国民の命と平和な暮らしを守り抜くために不可欠な法案だ」と必要性を訴えた。
その上で「参院での法案審議においても工夫を凝らして分かりやすく、丁寧な説明を心掛けていく」と述べ、審議への協力を求めた。公明党の荒木清寛氏への答弁。
法案は同日、参院で審議入りした。安倍政権が今国会での成立を目指しているのに対し、民主党の北沢俊美元防衛相は廃案を要求。イラン核問題で関係国が合意した中、政府が集団的自衛権行使の例に挙げる中東・ホルムズ海峡での機雷掃海は現実的でないと追及した。
首相は「特定の国がホルムズ海峡に機雷をまくことを想定しているわけではない。あらゆる事態に万全の備えを整えることが重要だ」と答弁した。自民党の山本順三氏は、同法案が「戦争につながる」と野党が批判していることについて質問。首相は「仮にその主張に従えば、世界中のほとんどの国は『戦争国家』で、(加盟国の集団的自衛権行使を認めた)国連憲章は国際社会の平和と安全を乱すものになってしまう。主張は全くの誤りだ」と反論した。
安保法制が7月27日に参議院で審議入りした模様。参議院は衆議院と比べれば野党に議席も多いので楽観的に見て与党から造反者が出れば否決も不可能ではありません。公明党も支持母体から突かれてますし多少の抵抗は出来る筈です。自民党的としては現時点で支持率が落ちてもノーダメージなので3分の2で押し切られればどうにもなりませんが・・・。
また、野党が一枚岩で無い事も懸念材料です。民主党、生活の党、共産党、社民党は反対。次世代の党は賛成。維新の党の動きが不透明でこの党の行動次第では情勢が一気に推進派有利に傾く可能性があります。来年の選挙も見据えて揺れてるのは明らかなので反対派は維新の党を集中して攻めるべきかもしれません。
こうした重要な法案がまともに議論されずに強行されるのだけは避けたいです。推進派のトップが壊れたテープレコーダーのように同じ説明を繰り返すのでまともな議論が出来ないのは痛いです。私自身も含めて反対派の考え方が100%正しいとは思いませんがインターネット上は頭の悪い賛成コメントで埋め尽くされてるのは終末を予感させます。
自国を守る為に戦う事に関して反対する人は少数です。日本を守る事は「個別的自衛権」で十分に可能なのです。それでは何故「集団的自衛権」が必要なのか?。ネトウヨ層だけでなく安保法制に賛成してる人の殆どはこの意味を理解してません。安倍晋三の言う「国民の命と平和な暮らしを守り抜くために~」というのは真っ赤な嘘。国民の犠牲の上にしか成り立たない平和など認めてはいけません。




