TPP交渉差し止め提訴=1000人「違憲」主張―東京地裁
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150515-00000131-jij-soci
[時事通信 5月15日(金)18時19分配信]
日米など12カ国が交渉に参加する環太平洋連携協定(TPP)は国民の権利を広く侵害し、憲法に違反するとして、国会議員や医師、農業従事者ら1063人が15日、国に交渉差し止めと各1万円の損害賠償などを求める訴訟を東京地裁に起こした。
原告側は訴状で、TPPを「あらゆる生活の仕組みをグローバル企業本位に作り替える」と批判。農業や酪農で生計を立てる権利や、安全な食品の提供を受ける権利、適正な医療を受ける権利などが侵害され、生存権や人格権などを保障した憲法に違反すると訴えている。
ビースター氏に頂いた情報。元日本医師会会長の原中勝征氏や山本太郎議員等はTPPは憲法で定める生存権を脅かすとして国を相手に交渉の差し止めと憲法違反である事の確認を求める訴訟を東京地裁に起こしました。冒頭の2人の他に、7人の国会議員、医師、農業、酪農、消費者団体の関係者1063人が原告に加わった模様。元農林水産相の山田正彦氏が代理人を務めています。
訴状で原告側は「TPPは食糧の安定供給や安全や農業や酪農従事者の生活を脅かす」と主張。また、内容が公開されないまま交渉が進んでいる事に対しては「知る権利を侵害する憲法違反」と訴えています。提訴後に東京都内で会見した山本太郎議員は「国の方向性を決める国会議員さえ交渉の中身が分からない」「止めるには司法の力を借りるしかない」と述べたそうです。
個人的な見解としては前例が無いだけに勝てる可能性は微妙な気がします。また、仮に勝てたとして安倍内閣や自公維が大人しくそれに従うのかも疑問です。裁判に勝ってそれを武器に次の一手を打つ必要があるかもしれません。日本国内のTPP反対派はJAの弱体化に伴い急速に力を失いました。この訴訟は最後の手段と言えます。いずれにしても日本の未来を左右する重要な裁判なので是非とも裁判所にはこの訴えを認める様な判決を下して欲しいです。私個人はTPP参加に断固反対なのでこれを支持してますが切り札を切るのがちょっと遅すぎたような・・・。




