「知的財産推進計画2015」の策定に向けた意見募集
https://www.kantei.go.jp/jp/singi/titeki2/ikenbosyu/2015keikaku/bosyu.html
知的財産戦略本部では、同本部の下におかれた検証・評価・企画委員会において「知的財産推進計画2015」の策定に向けた検討を進めてまいりました。本年2月からは、同委員会において、コンテンツの海外展開及びアーカイブの利活用に関する集中討議を行い、また、地方における知財活用促進タスクフォース及び知財紛争処理タスクフォースを立ち上げて議論を行ってまいりました。
本年4月14日には知的財産戦略本部を開催し、同本部長である安倍総理大臣から検討を加速するよう、指示がありました。
これを受け、本年4月27日、4月28日にそれぞれコンテンツ分野、産業財産権分野の同委員会を開催し、コンテンツの海外展開、アーカイブの利活用、地方における知財活用促進及び知財紛争処理に関するこれまでの検討を「議論の整理」として報告し、その他の重要検討事項(模倣品・海賊版対策、デジタル・ネットワークの発達した法制度等の基盤整備、特許審査体制の整備・強化、国際標準化・認証への取組、日本版バイ・ドール制度の運用等の見直し)についても議論を行いました。
つきましては、「知的財産推進計画2015」の策定に当たり、広く国民の皆様から御意見を募集いたします。御意見は、下記の要領にて、御提出いただきますようお願い申し上げます。なお、いただいた御意見を同計画に反映することができない場合がございますので、予め御了承ください。
【無名の一知財政策ウォッチャーの独言】第336回:「知的財産推進計画2015」の策定に向けた意見募集(5月20日〆切)への提出パブコメ
http://fr-toen.cocolog-nifty.com/blog/2015/05/post-0d9d.html
今年もゴールデンウィークから5月20日〆切という形で知財本部からかかっている「知的財産推進計画2015」の策定に向けた意見募集に対し、私が提出した意見をここに載せておく。
下の提出パブコメの内容は、文化庁の検討を見て追記した(1)g)クラウド型サービスのための環境整備についてと、クールジャパン提言から追加した(2)a)二次創作規制の緩和についてと、法改正を踏まえて少し改めた(4)b)児童ポルノ規制・サイトブロッキングについてを除き、去年とほぼ同じだが、今年も特にポイントをあげるとすれば、大きな山場にあると見られるTPP交渉関連事項(著作権の保護期間延長、DRM回避規制強化、ISPの間接侵害責任、法定賠償制度、著作権侵害の非親告罪化の導入などに絡む)だろう。(恐らくパブコメの対象なのだろうが、4月27日と28日の検証・評価・企画委員会のアーカイブの利活用 集中討議 議論の整理(pdf)、コンテンツの海外展開 集中討議 議論の整理(pdf)、地方における知財活用促進タスクフォースの議論の整理(pdf)、知財紛争処理タスクフォースの議論の整理(pdf)も既存施策の地道な改善に関する話を除けば何かしら政策的に大きな方向性が打ち出されているということはない(知財訴訟制度の見直しについて書かれている知財紛争処理の議論には多少気をつけておいた方が良いかも知れないが)。なお、去年提出したパブコメについては第312回、知財計画2014の内容については第315回参照。)
もはや知財本部の存在意義自体ないのではないかと私は変わらず思っているが、このパブコメは知財問題全般について政府へ意見を言える年1回の機会ではあるので、このような問題について関心のある方は是非提出を検討することをお勧めする。
(sic)氏に頂いた情報。毎年御馴染みとなりました「「知的財産推進計画2015」の策定に向けた意見募集」のパブコメです。詳細&意見提出先メールアドレスはリンク先を御覧ください。締め切りは平成27年5月20日(水)です。今年は特にTPPの「知財分野」に関連して大きな動きがあるかもしれません。当ブログを御覧の皆様には繰り返し御伝えしてますが知財分野は「国民の知る権利に関わる重要な問題」です。先の事を考えて今の内に言うべき事は言っておく必要があります。締め切りまで時間はありませんが兎園氏のブログを参考(コピペはNG)に是非意見提出を御願いします。




