TPP交渉 著作権侵害は「非親告罪」で調整
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20150211/t10015379371000.html
[NHKNEWSWEB 2月11日12時17分]
TPP=環太平洋パートナーシップ協定の交渉で、各国は映画や音楽などについて著作権侵害があった場合に原則、作者などの告訴がなくても起訴できるようにする「非親告罪」とする方向で調整を進めていることが分かりました。適用範囲について各国が判断できる余地を残す案が示されたことで、これまで慎重な姿勢だった日本も受け入れる方針です。
TPP=環太平洋パートナーシップ協定の知的財産を巡っては先月26日から今月1日にかけてニューヨークで開かれた首席交渉官会合の場で議論されました。この分野では映画や音楽、書籍などの著作権の保護を巡って意見の対立が続いてきました。
特に著作権の侵害があった場合に作者など被害を受けた人の告訴がなくても起訴できるようにする「非親告罪」とすることを巡ってアメリカなどが賛成する一方、日本は国内でアニメや漫画などをアレンジした同人誌などの創作活動が取締りを受けるという懸念があることから慎重な姿勢をとってきました。関係者によりますと、これまでの交渉で各国は営利目的などの場合の著作権侵害を原則、「非親告罪」とする方向で調整を進めていることが分かりました。
アメリカなどが柔軟な交渉姿勢を取り、適用範囲について各国が判断できる余地を残す案が示されたことで日本も受け入れる方針です。最も交渉が難航している知的財産の分野で各国が歩み寄る動きをみせていることで交渉全体の加速につながるかどうかが注目されています。
複数の方に頂いた情報。日本政府はTPPの交渉で著作権侵害を「非親告罪」にする方向で調整を進めてるそうです。著作権の保護期間延長も含めて去年のリークされた内容の通りなので特に驚きはありませんが・・・。ついに来たなという感じです。今回は誰がリークしたか知りませんがNHKの報道という事は日本政府は「知財分野」に関して合意したのはほぼ間違いない見ていいと思います。
営利目的の場合に限定した事で合意したそうですが「国内法を整備する段階」で実際にどうなるかは不安が残ります。非親告罪化は「同人文化」だけの問題ではありません。知る権利に関わる重要な問題です。一体どれだけの人がこの危険性に気付いてるでしょうかね?。規制反対派にとっては致命的なダメージになりかねません。




