児童ポルノ禁止法改正訴え アグネスさん講演
http://www.nnn.co.jp/dainichi/news/131215/20131215033.html
[大阪日日新聞 2013年12月15日]
日本ユニセフ協会の大使を務める歌手のアグネス・チャンさん(58)が14日、大阪市西淀川区の西淀川区民会館で講演した。児童ポルノの「単純所持」を禁じる児童買春・児童ポルノ禁止法の改正案成立を求め「子どもたちのためにできることはいっぱいある」と訴えた。
アグネスさんは1998年に就任したユニセフ大使としてタイの児童買春の実態を視察。帰国後、現状を訴えたことが翌99年の児童買春・児童ポルノ禁止法成立につながった。
法改正について、アグネスさんは「児童ポルノを『買う・持つ』は違法ではないため、どうしても作る人が出てくる。買う・持つを禁止しないといけない」と指摘。表現の自由などをめぐって議論が続く同法改正案の行方を注視した。
アグネスさんは香港出身。72年に『ひなげしの花』で日本の芸能界デビュー。講演では「日本語の『おかげさまで』が好き。見えないところで(みんなに)支えられて生きていると思う」と語った。
講演会は西淀川区社会福祉協議会が開き、区民約200人が受講した。
アグネスが大阪市で講演。児ポ法改正を相変わらずの論調で訴えていた模様。この人が動き始めたという事は危険な兆候です。記事を読んだ限りでは「創作物規制」には触れてない様です。単純所持禁止さえ通せば後はどうにでもなるので規制派はこれ一本に絞ってますね。分断工作に惑わされない様に要注意です。
表現の自由が障壁であるかの様な書き方に悪意を感じます。本来「個人法益保護法」である筈の児ポ法で「表現の自由」が対立軸になる事はあり得ません。すでに定義が狂っている証拠です。長年、児童ポルノ問題に関わってきたアグネスがこの程度の事を知らない筈は無いのです。
要するに「児童ポルノを猥褻表現としてしか見ていない」もしくは「意図的に争点を誤魔化してる」のどちらかという事になります。児ポ法の本来の目的は「犯罪被害に遭った子ども達の保護」と「心身のケア」です。現行法も三党案もこの点が拡充されてない事は現場をよく知る奥村弁護士などから繰り返し指摘されています。それに触れてない時点で・・・。出来る事はいっぱいあるのに邪魔してるのは規制派と保守系議員です。
最悪なのはこの記事を書いた記者の勉強不足、これでは単なる日本ユニセフ協会の広報です。きちんと取材して真実を報道しなければ「新聞」の意味がありません。これではどんなにいい記事を書いても信用されなくなるのは当たり前です。マスゴミなんて揶揄されるのも自業自得です。
記事の山田議員の話だと状況は余りかんばしくないようですね
あと半月でなにをどこまで頑張れるか真剣に考えてみようと思います。
2013-12-28(13:35) : URL : 編集
念の為に一言。1月末までに~というのはあくまで目安です。児ポ法改正を含めてこの手の法案が動き出すのは来年3月頃だと思われるのでそこから逆算した数字です。それまでに何も出来なければ全て終わりという訳ではありません。
No title
正直、「孫3歳が庭先に広げたビニールプールでパシャパシャしてる水着写真」も、
ロリが集まるサイトに貼られたら児童ポルノに早変わりって警察自身が(暗に)言ってるわけだしねぇ。
ああ、私は独身。
子供も居ないですよ?
2013-12-29(18:27) : sun URL : 編集
これは現行法最大の問題点のひとつです。見る側の趣味嗜好でアウトか否かが変わる時点で「保護法益」が無視されています。被害者の人権を救済する事より「思想の取締り」が優先されている訳です。これで単純所持を禁止にすればどんな事態になるかちょっと考えれば素人でも分かる事なんですが・・・。
こうしたケースは「司法」がまともな判断をすれば防止できるんですがね。児童ポルノ規制ではトンデモ判決が多いのが特徴です。トンデモ判決ひとつで定義が大きく変わるのも児ポ法が悪法と言われる所以、被害児童の人権が蔑ろにされてる事に立法府は元より規制派も指摘しないのが現状です。この辺りを突っ込んでみるのも有効です。




