参院委、5日強行採決も 秘密保護法案 4日に公聴会
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20131203-00000043-asahi-pol
[朝日新聞デジタル 12月3日(火)22時1分配信]
自民、公明両党は3日、参院国家安全保障特別委員会で特定秘密保護法案を採決する前提として、4日に安倍晋三首相出席の審議と地方公聴会を開く日程を与党だけで決めた。中川雅治委員長(自民)が特別委理事会で4日午前の首相出席審議を職権で決め、4日午後のさいたま市での地方公聴会開催も採決を強行し、与党単独で決めた。野党は反発を強めている。
与党側が強引に日程を決めたのは、同法案を6日までの今国会会期内に参院本会議で可決・成立させる方針のもと、5日の委員会で採決する環境を整えるためだ。4日午後には党首討論も予定されるが、その合間に法案採決の前提となる日程を「消化」する狙いだ。
野党の参院国会対策委員長らは3日夜、法案修正で与党側と合意した日本維新の会とみんなの党も加わって緊急の記者会見を開催。「怒りを通り越して、むなしさとあきれかえる気持ちでいっぱいだ」(民主党の榛葉賀津也・参院国対委員長)などと、与党の対応を批判した。野党側は4日の審議や地方公聴会には出席する方向だが、政府・与党による採決に向けた「アリバイづくり」にはさせないとして、5日以降の採決には抵抗する。
秘密保護法案は参議院可決目前。与党は衆議院に続いて可決予定日直前で形だけの公聴会を開催、5日に強行採決もあり得るとの事です。米国が絡むとさすがに強引で仕事が速いですね(苦笑)。臨時国会は12月6日まで。強行採決は十分に可能です。現時点で出来る事は限られてますが最低限の抵抗はしておくべきだと思います。
■意見趣旨
秘密保護法案を以下の通りに修正する事を求めます。強引な採決強行には断固反対します。
秘密指定の範囲、方法、期間、解除方法、処罰対象など多くの欠陥があり「国民の安全の確保する法律」の筈が「国民を不当に弾圧し危険に晒す法律」になっています。本法案は「国家安全保障と情報への権利に関する国際原則(ツワネ原則)」に照らし見直すべきであると考えます。
■意見理由
①特定秘密の範囲を「防衛」「テロ防止」「スパイ活動防止」に限定しそれぞれ定義を明確にすること。
②外交に関する事項で「条約」などについては明らかに「知る権利」の侵害なので対象外にすること。
③「刑法改正」及び「民法改正」に関する情報は「知る権利」の侵害なので例外なく対象外にすること。
④原発事故など国民の「生命」に関わる情報は例外なく対象外にする事を条文に明記すること。
⑤処罰対象を「公務員」及び「政府関係者」に限定して「国民」は対象外にすること。
⑥国民の「意図しない情報漏えい」及び「取得」は例外なく対象外にすること。
⑦閣僚ら行政機関の長の「恣意的」な運用を防止する為に「罰則」を設けること。
⑧特定秘密を指定する際に妥当か否かをチェックする「第三者機関」を設置すること。
⑨第三者機関は「官僚主導」ではない公平なものにすること。
⑩民主党の提案する「情報公開法改正案」を同時に成立させること。
管理人が送った意見書の簡易版。例によって実際に送った文章はさらに細かく書いてます。与野党どちらにも送れる様に工夫したつもりです。参考にして頂ければ幸いです。この程度で状況が劇的に好転するとは思えませんが何かの切っ掛けになるかもしれません。
■参議院国家安全保障に関する特別委員会
http://www.sangiin.go.jp/japanese/joho1/kousei/konkokkai/current/list/l0425.htm
■国会議員データベース 参議院議員一覧
http://publistella.jp/politician/list/h/COUN
意見送り先は「参議院議員」にローラー作戦で良いと思います。陳情や手紙は間に合わないので「メール」か「FAX」しかありません。後者は必ず許可を取って。ピンチの時ほど冷静に大量に送り付けてパンクさせるのは絶対にNGです。
首相、秘密保護法案の修正応ぜず 参院審議で答弁
http://www.asahi.com/articles/TKY201311270456.html?ref=reca
[朝日新聞DIGITAL 2013年11月27日21時44分]
安倍晋三首相は27日、参院本会議で審議入りした特定秘密保護法案について答弁したが、法案の根幹部分を譲らなかった。与党は28日の参院国家安全保障特別委員会での審議入りを委員長職権で決定。与党はさらなる法案修正に応じる考えもなく、12月6日までの会期内に成立を急ごうとしている。一方、国家安全保障会議(日本版NSC)設置法は27日、成立した。
参院は、衆参で多数派の異なるねじれの時代に第1党が衆院第1党をチェックする役割を一定程度、果たしてきた。この臨時国会は安倍政権下で自民、公明両与党が衆参両院で過半数を確保して初の本格的な国会となる。首相は衆参で過半数を得ていても、丁寧な国会運営を心がける考えを示してきた。
だが、27日の参院特別委理事懇談会で、与党は28日の審議入りを中川雅治委員長(自民)の職権で決定。民主など野党は「横暴だ」などと強く反発した。与党は「会期内の成立は譲れない」(石破茂自民党幹事長)として参院での審議を急ぐ考えで、今のところ地方公聴会開催にも慎重だ。
特定秘密保護法案 成立ありき 与党拙速 修正案提出前に採決要求
http://www.tokyo-np.co.jp/article/politics/news/CK2013112402000099.html
此方は11月27日の記事。安倍晋三は修正に応じないと答弁した様です。世論は「反対」がリードしているがその声を聞こうとしないのでは話になりません。野党、市民、地方公聴会の訴えまで無視。奇跡を起こさない限り廃案は難しい思ってましたが、実際は「修正」すら困難、さらなる圧倒的な世論を結集して少しでも問題点を削っていくしか無いですね・・・。
No title
ジャーナリスト 田中稔 @minorucchu
本日、大宮市で特定秘密保護法案に関する参議院特別委の公聴会が開かれた。昨夜日程を決め強行。今朝早くに与党の参院議員が防衛産業関係者に電話でいきなり公述人を依頼したという。オイオイ、無茶苦茶だよ。
公聴会の段取りですが、見切り発車な部分も多いようです。
見方を変えればこんな無茶苦茶なやり方でないと政治活動も出来ない脆弱な政党だったのでしょうか?
2013-12-04(14:59) : W-B URL : 編集
こういう無茶苦茶なやり方をするのは反対派の声が無視できない程大きくなってきた証拠でもあるんですよ。世論を抑えきれなくなったからこそ審議もせずに数でゴリ押ししようとしてる訳です。そして、臨時国会での成立に拘る理由のひとつにおそらくTPPがあると思います。




