石破氏、絶叫デモは「テロ行為」 秘密法案めぐり波紋必至
http://news.nicovideo.jp/watch/nw861290?ver=video_q
[共同通信デジタル 2013年12月1日(日)0時44分配信]
自民党の石破茂幹事長が11月29日付の自身のブログで、特定秘密保護法案に反対する市民団体らのデモについて「単なる絶叫戦術は、テロ行為とその本質においてあまり変わらない」などと批判していたことが分かった。「表現の自由」に基づく有権者の主張をテロ行為に例えたとして波紋を呼びそうだ。
石破氏は衆院議員会館の外で、法案の「絶対阻止を叫ぶ大音量が鳴り響いている」などと指摘。「ただひたすら己の主張を絶叫し、多くの人々の静穏を妨げるような行為は決して世論の共感を呼ぶことはないでしょう」とした。
個人的に「デモ」の効果には疑問があったのですが実は政治家も相当気にしている様です。石破茂の発言でデモはさらに盛んになると予想されます。くれぐれも過激な言動は控え節度を持った行動をして欲しいと思います。そうしなければ逆効果になってしまいます。
自民党議員の民主主義に対する認識はこの程度。騒音条例等で周囲の迷惑に気を付ける必要が確かですが「表現の自由」に基づいた「有権者の声」をテロ行為に例えた石破茂に政治家の資格はありません。この発言からは秘密保護法案の危うい本質が見えてきます。法案成立後の未来を暗示するかの様ですね・・・。
【内田樹の研究室】石破発言について
http://blog.tatsuru.com/2013/12/01_0932.php
「殺傷目的以外でもテロ」 拡大解釈に現実味
http://www.tokyo-np.co.jp/article/politics/news/CK2013120202000113.html
[東京新聞 2013年12月2日 朝刊]
国民の「知る権利」を侵害する恐れがある特定秘密保護法案をめぐり、自民党の石破茂幹事長がブログで、市民団体らのデモ活動をテロとみなした。憲法が定める「表現の自由」に基づく市民の政治への訴えを犯罪と同一視する言葉が政権中枢から出たことで、法案が成立すれば国民の権利が抑圧されるとの懸念は現実味を増した。 (政治部取材班)
石破氏は、安倍晋三首相を支える自民党ナンバー2の幹事長で、影響力は絶大だ。一日になって、デモを「テロ」と例えたブログの表現は撤回を表明したものの、抗議活動を危険視する姿勢までは改めなかった。
法案では「テロ防止に関する情報」も特定秘密の対象としている。漏えいをめぐっては、漏らした公務員だけでなく、そそのかしたり扇動したりした市民も厳罰対象となる。法案の「テロ」の解釈について、森雅子内閣府特命担当相ら政府側は「人を殺傷し物を破壊するための活動」と説明している。
だが、条文の解釈によっては、人を殺傷する目的がなくても「政治上その他の主義主張に基づき、国家もしくは他人に強要する」活動がテロとみなされる、と指摘する専門家は少なくない。石破氏の主張もこの解釈と同じで、テロの定義が拡大する恐れがある。森氏は法案について国会審議だけを担当しており、成立後の役割は決まっていない。法案成立後、政権の意向で森氏の説明が覆る可能性がないとは言い切れない。
石破氏は講演で「周りの人が恐怖を感じるような音で訴えること」を批判した。「恐怖を感じた」という不明確な基準で、デモがテロ扱いされる解釈にもつながる。石破氏は、自分たちに向けられた平和的な方法による主張を「テロ」と切り捨てた。法案が成立すれば、原発反対のデモを含め市民の訴えを、政権が「テロ」とみなして監視し、取り締まりをしかねない。
380氏より頂いた情報。内田樹氏が石破発言について分かり易く解説。必読です。もうひとつは東京新聞の記事です。ビースター氏より頂いた情報。示威行動がテロ扱いになる事を指摘しています。秘密保護法案は権力者が「自分達の意に沿わない人達をすべてテロリストにする事が可能」な恐るべき内容です。
因みに、秘密保護法案は「憲法改正」や「共謀罪」と密接に関係しています。特に前者は極めて危険で、表現の自由の解釈を真逆にする自民党改憲案が通れば「特定有害行為」の定義も大きく変わる事になります。分かり易く言えば、過激なデモを繰り返す「在特会」などはアウトになります。保守もリベラルも関係ありません。言いたい事が言えなくなるばかりかそうした行為が犯罪になってしまうのです。
【石破茂オフィシャルブログ】沖縄など
http://ishiba-shigeru.cocolog-nifty.com/blog/2013/11/post-18a0.html
お詫びと訂正
http://ishiba-shigeru.cocolog-nifty.com/blog/2013/12/post-e81e.html
自民党がデモを「テロとみなす」といいはじめました!大反論。大拡散しましょう!⇒デモや国会・官邸前抗議はテロと同じ? 自民党・石破氏の発言の危険性(伊藤 和子) - Y!ニュース http://t.co/AzWVLVNK7E
— 弁護士神原元 (@kambara7) 2013, 11月 30
自民の石破幹事長が富山の公演でも市民デモに苦言。「人が恐怖を感じるような音で『絶対にこれを許さない』と訴えることが、本当に民主主義にとって正しいことなのか」と。テロ行為になぞらえたブログについては「表現が不足だったらおわびしなければ」 http://t.co/MLJe0uFu08
— てんたま (@tentama_go) 2013, 12月 1
嫌韓デモや在特会なども秘密保護法反対に回る気配が出てきたんだ・・・石破氏のおかげでデモやってる層は右左関係なしに法案反対に回るのかもね。テレビでもブログの失言流れたし、しかもご本人は富山でわざわざ上塗りしてるだけに、自民内部には苦虫噛み潰してる人もいそう
— てんたま (@tentama_go) 2013, 12月 1
大音量はダメでも「(彼らは)政府を軽く見ているようだな」「離党勧告、除名処分もあり得る」と脅すのはありなんですね・・自民の石破氏が本当に民主主義的やり方を愛するというなら菅官房長官や高村正彦副総裁らのやり方へも批判をお願いしますね http://t.co/cD9uxWBjFm
— てんたま (@tentama_go) 2013, 12月 1
やっぱり石破幹事長のテロ発言は自民内でも「やってくれた」という感じだったみたいですねー。ブログで訂正を出してるみたいですけど、渋々という感じですね。「整然と行われるデモ」って静かにプラカードもって練り歩くとか? http://t.co/eZszqK5ran
— てんたま (@tentama_go) 2013, 12月 2
最近の各社調査では、秘密保護法反対が急増、賛成の倍ほどになり、安倍内閣が焦り始めている。そこへ石破幹事長の「反対デモはテロと同じ」発言。このままではすんなりと秘密保護法を成立させられないとの観測、国会の会期延長論が政府与党内から起きているとの情報も。悪法阻止まであと一歩だ…。
— 鈴木 耕 (@kou_1970) 2013, 12月 2
「単なる絶叫戦術はテロ行為とその本質においてあまり変わらない」と石破自民党幹事長 #BLOGOS http://t.co/d9p3EZuoXX なるほど秘密法では、「政治上の主義主張に基づき、国家に強要」するだけでテロとみなされる。脱原発デモはテロ、秘密法反対コールもテロ。
— 佐藤 圭 (@tokyo_satokei) 2013, 11月 30
秘密保護法の参議院本会後の質疑の時、自民党席から「ふつうの市民は罰せられることなんてないよ」というヤジが飛んでました。彼らにとって「原発なくせ」「沖縄新基地つくるな」「消費税増税反対」などという市民は「ふつうの市民」ではないのでしょう。石破テロ発言を生んだ土壌は、根深く深刻です。
— 小池晃 (@koike_akira) 2013, 12月 1
前RT 原発に反対する人、TPPに反対する人、漫画アニメの規制に反対する人、音楽をかけダンスを踊る人の様な人達は「私達、自民党や公明党、経団連、警察司法にとって普通ではない」から規制や処罰の対象にしなければならない、というのが彼等の本音でしょう。だって政策や法運用に顕著に出てるし
— maruru (@maruru2178) 2013, 12月 1
絶叫デモに恐怖を覚えるからテロと一緒だといいながら、武器を持たない市民に対して権力を行使した強制や排除は善行だと言うのか。どっちがテロの本質を踏まえた行動なんでしょうね。
— maruru (@maruru2178) 2013, 12月 1
戦後最悪の政権、統治機構。心からそう思う。
— maruru (@maruru2178) 2013, 12月 1
石破茂のブログに要注目。問題の発言は一応訂正した様ですが単なる火消しで本心は変わらないと判断すべきでしょうね。反対派から見れば利用できるのは確かですが、それはあくまで「反対意見のアクセント」程度に止めて冷静に活動すべきだと思います。繰り返しますが過激なデモは本当にNGです。足元をすくわれたら元も子もありません。




