児童ポルノ法改定反対に向け共同行動へ 業界21団体が国会で会議を開催
http://otapol.jp/2013/10/post-82.html
[おたぽる 2013.10.24]
前回の通常国会で継続審議となり、現在開催中の臨時国会で審議されてしまえば、すぐ可決するのではないかと危惧されている児童ポルノ法改定案。10月24日、参議院議員会館で児童ポルノ法改定による「表現の自由」の抑圧に危惧を抱く諸組織が集まり、今後の共同行動を考える会議が行われた。
この会議は、今年8月に二次元規制反対を掲げてコミックマーケット会場前で演説を行い話題となった、みんなの党の山田太郎参議院議員の呼びかけで開催されたもの。呼びかけに応じ、表現活動を生業とする業界団体、職能組織など約21団体、著名マンガ家を含めた26名が参集した。
冒頭、挨拶をした山田議員は「今回の参院選で、改定に反対する議員の多くが落選してしまった。もっと世論に呼びかけなくてはならない」と、状況は危機的であることを述べた。児童ポルノ法改定問題で危惧されているのは、まず萎縮効果。山田議員は既に萎縮が起きている事例として、ダンス規制を挙げて説明し「一度法律を作って後から考えればよいというふうにはいかない」と力説した。
審議されてしまえば、数の論理ですぐに可決してしまうという状況は変わらないが、見通しは不明瞭だ。というのも、臨時国会の会期はわずか53日、多くのメディアが報じているとおり、「秘密保護法案」から「憲法の非嫡出子の相続問題」まで重要法案が目白押しなのだ。ゆえに、児童ポルノ法の審議は通常国会まで伸びるのではないか、というのがわずかな希望だ。この会議を通して期待されているのは、残されたわずかな時間で、各団体が共同して世論を形成していくこと一点である。
この日の会議で、まず行われたのは共同行動に向けた各団体の情報共有である。著名マンガ家のひとりからは、単純所持によって規制される対象と問題点について熱心な質問が続いた。また、ある団体からは、法案の提出者である自民党政調会長の高市早苗衆議院議員らとの議論の場をつくることはできないかなどの提案もあった。さらに、与野党で共に話をすることができる体制作りなど、具体的な方針が話し合われ、さらに具体的な行動を決めて前進が図られた。
なお、この日の集会には時間の都合で参加できなかった組織もあったため、参加団体はさらに増加する予定。具体的な活動・声明などを発表する時に併せて、明らかにされる予定だ。
(取材・文=昼間 たかし)
児ポ法改正に反対する業界21団体が国会で会議を開催した模様。呼び掛け人の山田太郎議員の感謝です。児ポ法制定から10年以上、尻に火がついてガソリンまでぶっかけられた状態でやっとです(苦笑)。反対活動の歴史の中で始めて大きな動きです。
あえて愚痴を言わせて貰えれば、山田議員の呼び掛けがなければこの程度の事も出来ない体質が規制派を増長させてしまったんですけどね・・・。
古参のひとりとして一言。これで劇的に状況が変わる訳ではありませんしまったく安心も出来ません。依然として危機的状況なのは変わりません。ようやく「スタートラインに立った」に過ぎないので、皆様も気を抜かない様に御願いします。
過去、何度も指摘してきましたが児ポ法改正は二次元だけを守れればいいという問題ではありません。自分の好きな表現を守りたければ他人の好きな表現も守る。これが基本です。
二次元は反対で一致しています。後の懸念は三次元。下手に単純所持禁止に妥協でもされたら最悪の結果になります。先の事を考えれば妥協や落とし所は絶対にNGです。児童ポルノ規制は中途半端な正義感を持ってると大火傷する案件なので要注意です。
政治活動の特性上、最前線は公に出来ない情報もあると思いますが業界団体が具体的に何処なのかは知りたい所です。ひとつの判断ミスが全てを終わらせます。この先が重要です。要するに、如何に迅速に政治活動(http://otakurevolution.blog17.fc2.com/blog-entry-2535.html)を展開して如何に世論を喚起していくかです。
規制派がこの程度で立ち止まる筈はありません。2020年までに大きな波が最低でも「3回」は来ます。ターニングポイントは2016年の参議院選。それまでに業界団体が政治活動の基盤を作っておく必要があります。それができなければおそらく負けは確定です。
児童ポルノ排除対策公開シンポジウムが開催されるようです!
(内閣府ホームページより)
児童ポルノ排除対策公開シンポジウム
テーマ:児童ポルノの流通・閲覧防止の強化
日時:平成25年11月28日(木)15:30~17:30
場所:東京都千代田区平河町2丁目4番1号 都市センターホテル5階「オリオン」
プログラム(予定)
(1)基調講演
「児童ポルノ画像の流通・閲覧防止に向けた民間の自主的な取組」
立石聡明氏(一般社団法人インターネットコンテンツセーフティ協会代表理事)
(2)パネルディスカッション
•国分明男氏(一般財団法人インターネット協会副理事長)
•江口寛章氏(警察庁生活安全局少年課児童ポルノ対策官)
•宮本潤子氏(ECPAT/ストップ子ども買春の会共同代表)
参加費:無料
申込み方法
(1)インターネットでの申込み
(2)FAXでの申込み
募集期間:10月28日(月)から11月25日(月)正午まで
※定員になり次第締め切りとさせていただきます。
問合せ先
内閣府子ども若者・子育て施策総合推進室 青少年環境整備担当
TEL 03-3581-0439
2013-11-01(12:07) : イソホヌカト URL : 編集
No title
内閣府主催の児童ポルノ排除対策公開シンポジウムですがホームページが更新されており、コーディネーターとしてNPO法人ポラリスプロジェクトジャパン代表の藤原志帆子氏も参加するようです。確かポラリスプロジェクトジャパンって内閣府公認のNPO法人団体でしたよね?。あと、内閣府、児童ポルノと聞きますと9割アンケートを思い出します。
http://www8.cao.go.jp/youth/cp-taisaku/bosyu/symposium4-entry.html
2013-11-02(19:22) : W-B URL : 編集
毎年やってる「児童ポルノ排除対策公開シンポジウム 」が今年も開催される様です。著しく公平性を欠いたパネリストからして数え役満。突っ込むのも馬鹿らしいが・・・。そもそも「ディスカッション」というのは「異なる意見を持った人達が語論」する事ですので、厳密にはディスカッションですらありません。何時もの規制派の決起集会です。
参加者が質問できたりするんでしょうかね?。参加できそうな人は行ってみてください。規制派有利の状況なので相当無茶な事を主張してくると予想されます。彼等の本音を聞けば多少は危機感を持ってくれる人も増えると思います。




