【ひとり井戸端会議】憲法で二次元規制を企む自民党
http://blog.goo.ne.jp/milk-cookies_1983/e/0d2808fb23e0f06b94d93a504a5a024a
2012年04月29日 カテゴリー: 二次元(児童ポルノ規制)
国防軍保持を明記=保守色前面―自民改憲草案(時事通信) - goo ニュース
http://news.goo.ne.jp/article/jiji/politics/jiji-120427X451.html
自民党は27日、サンフランシスコ講和条約の発効によって日本が主権を回復して28日で60年を迎えるのに合わせ、憲法改正草案を発表した。現行憲法で不明確な自衛隊の位置付けに関し、9条に「国防軍を保持する」と明記。国旗・国歌を尊重する義務を定め、「国旗は日章旗、国歌は君が代」と明示した。
改憲草案は2005年にまとめた案を大幅に改定したもので、保守色を前面に打ち出したのが特徴。草案は衆院選マニフェスト(政権公約)に盛り込み、憲法問題でまとまりを欠く民主党との違いを際立たせたい考えだ。
党起草委員会が作った原案では、自衛隊の位置付けを「自衛軍」とし、国旗・国歌の名称を明示しなかった。この2点は、意見集約が特に難航したため、谷垣禎一総裁の判断で原案を修正した。国会の一院制の是非も谷垣氏に委ねられたが、原案通り二院制のままとした。
自民党憲法改憲案29条2項「知的財産権については、国民の知的創造力の向上に資するように配慮しなければならない」
これって、素直に読めば、国民の知的創造力に資さない知的財産権は、憲法上許されないということではないですか?
「配慮しなければならない」というように、がちがちの義務のような表現こそ避けているものの、国民の知的創造力に資さない、たとえばエロゲーや同人誌などは、この改憲案29条2項に照らしてどうよ?という話にもっていくことはできるわけです。
しかも、「国民の知的創造力」とは具体的にどういうものですかね?時の為政者にとって都合のいい「創造力」として、恣意的に解釈されやしませんかね?
そもそも、知的財産権(に、エロゲーや同人誌等が該当するかは別としても)が保護している芸術や創作物というものが、常に国民の知的な創造力に資するようにしなければ憲法上許されないというのでは、芸術も創作も、その芽を摘み取られて枯れてしまうと思います。
このことについてもう少し言い換えると、自民党のこの規定では、表現の自由はあるけど、創作活動を知的財産権として保護して欲しいなら、「国民の知的創造力」(それが何を指しているのかは不明ですが。というか、それこそが厄介なのですが。)に貢献しないとだめですよ、と言ってるに等しいのであって、それでは芸術活動で生活の糧を得ようとしている人は、「国民の知的創造力」に資さない創作活動をしない(できない)ようになり、結果として自民党の企図する二次元規制と同じ結果になりはしませんか、ということです。
しかも、憲法というのは国家の法体系の頂点に位置するものですから、直接この改憲案29条2項で二次元を規制しないとしても、憲法上規制の根拠が付与されているため、二次元規制を意図する法令に対して違憲訴訟を提起することもできなくなります。
しかしながら、芸術作品というのは、ときに国家なり時の権力者らの都合の悪いものや、災いになるものもあるかと思いますが、それこそがまさに芸術作品であって、「国民」の名に託けて、時の為政者にとって都合のいいものだけしか許されないというのでは、それはもはや芸術に値しないでしょう。
このように、芸術作品や創作物を、国家の都合で抹殺できるような規定を含んでいるのに、どうしてアニメが好きなネットウヨクの方々は批判しないのでしょう。不思議でなりません。
ひとり井戸端会議の記事。見落としてましたが憲法29条「知的財産権」の改正に要注意。同人は真っ先に目を付けられると予想。エロ・グロ・ナンセンスと模倣は芸術の基本。これは漫画やアニメーションでも変わりません。何をもって「国民の知的創造力の向上」と判断するのか分かりませんが悪用される危険性が高そうです。
憲法は権力者を縛る枷。しかし解釈権は「政治家」や「官僚」といった権力者だけでなく「権力者に寄り添う者」にもあります。例えば都条例改正案を作成した後藤啓二や前田雅英も現行憲法により行動を制限されてました。そんな彼等にとっても有利に働くのです。表現規制の問題にある程度詳しい方ならばこの意味が御分かり頂けると思います。
しかし、マスコミが本気で自民党の改憲案を危険視するのならば、けっこう有利になるかもしれませんな。
2013-01-21(07:40) : 12434 URL : 編集
仮にマスコミが警鐘を鳴らしても100日ルールがあるので時間的に厳しいです。それ以前に国民に危機感が無いですしね(苦笑)。ぶっちゃけ特定の政党の顔色を窺ってる提灯持ちは今まで通りの記事を書いてれば生き残れます。問題はフリーのジャーナリストなどを潰せてしまう事。これは国民の安全を考える上で由々しき事です。
しかし国士様方はほんの少しでも自民に不利な要素が出てこようものならすぐに(自民の自業自得だったとしても)マスゴミだの偏向報道だの喧しくてしょうがないですね。
もはや自民のやることなすこと両手を上げて大賛成のメディアこそが彼らにとっての正しいマスコミ(笑)なんでしょう。完全に(自分たちが嫌ってるはずの)カルト宗教の域に達しています。
2013-01-21(15:46) : 特命 URL : 編集
No title
国民あっての国(左派)に対して
自民狂信者が唱えるのは国あっての国民(右派)ですから平行線になるのはしょうがないかもしれませんね。
自民の圧勝で右派活動家の国民は国家を維持するための駒であるっていう意見が主流になりつつありますねぇ
ただマスゴミはじめ報道機関は「基本的に政権与党の監視」がお仕事ですから
与党になってから批判するのが遅いという批判は場違いかと思います。
憲法改正には衆院だけではなく参院も3分の2必要、公明党は反対姿勢で現状筆頭野党である維新の会も大政翼賛会防止のために反対する可能性大ですので
まずは次回参院選で自民第1党阻止のための根回しが大事かなとは思います。
また自民がひっそりと検討している選挙制度改正も「比例代表を廃止して中選挙区制復活」という意見を送るのがいいかもしれませんね。(中選挙区制なら6割ぐらいの得票ないと3分の2とれない、全会衆院選挙は自公の比例で4割弱)
2013-01-21(16:43) : あーず URL : 編集
>PW様
我々が表現規制に反対しているのは、人によっては愛国心に基づいています。
愛なんて言葉は抽象的なものですが、私は自分の国が住みにくいところになって欲しくありません。
しかしまあネットで見かける自称愛国者の多くは、おかしなのがけっこういますよね。
なかには朝鮮・中国=悪だと主張する者もいます。もっともネットマスゴミ様が仰るように、露骨な反日国家であるのは確かかもしれません。
でも、「遺伝子レベルで中国や朝鮮の人間は日本人より劣っている」とかいうのは明らかにまちがっています。
それこそユダヤ人差別と変わりませんな。
そんな連中の多くに支持される自民党だから、ろくでもない表現規制をやらかすのでしょうか?
2013-01-21(17:30) : 12434 URL : 編集
No title
やっぱり改憲派は基本的人権に守られていることを自覚していませんね
2013-01-21(20:43) : のなめ URL : 編集
No title
改憲派とのできるだけ会話しましたが、あーず様も言っていますように平行線でしたね。全く進展なしでした。
あっちが人権のデメリットを、こちらが人権のメリットを話しただけでおわりでしたね。
人権を制限したところで、危険法案をつぶせるとは思えません。
逆に、危険法案なくても好き勝手できるので、法案自体どうでもよくなりそうな気もしますがね。
2013-01-21(23:19) : のなめ URL : 編集
下手な鉄砲も何とやらと言いますので引き続き多方面に周知を御願いします。一定の目安としては「人権救済法案」と関連付けて説得すると良いです。人によっては創作物や児童ポルノの「単純所持禁止」で「こうした悪法に反対できなくなるよ」という事を説明してください。これで理解して貰えない場合は見込み無しなので素直に引くしかありません。




