女児アニメと性犯罪との因果関係巡りネット上で大激論
http://www.j-cast.com/2012/09/08145708.html?p=all
[J-CASTニュース 2012/9/8 10:00]
女児をバックに詰め込んでいたずらしようとしたとされる成城大男子学生(20)が女児アニメ好きと報じられたことを巡り、ネット上で激論になっている。犯行との因果関係は果たしてあるのか、といったことだ。
論議の導火線になったのは、日刊スポーツの2012年9月6日付記事だ。「小6カバン監禁男はプリキュア好き」などと大見出しを打ったことで、アニメ愛好者らからの強い反発の声がネット上に渦巻いた。
40年で強姦被害は10分の1に?
確かに、容疑者の男子学生は、ツイッターやブログなどでそうした嗜好を示していたようだ。しかし、だからと言って、それが犯罪に結びつくわけではないと言いたいらしい。
アニメ好きなどと結びつけようとした夕刊フジの6日付記事にも、激しい反発が起きている。「幼児性愛をテーマにしたゲームや漫画に刺激されて現実世界と混同し、犯行に及ぶケースがある」とする精神科医のコメントを紹介したからだ。
そんな中で、元国会議員政策担当秘書の中迎聡さんが6日、性犯罪増加はデータ的には見られないとツイートし、ネット上で注目を浴びた。
中迎さんは、「少年犯罪データベース」のサイトを運営している男性が集めたデータを紹介し、女児の強姦被害件数はむしろ減ってきているとした。それは、警察庁の犯罪統計書によるものだといい、1960年代中ごろに比べ、小学生以下の被害は、40年ほど経った2006年現在で10分の1ほどに減っているというのだ。06年は、小学生が46件、未就学児が3件としている。アニメなどの愛好者が増えたからといって、女児への性犯罪は増えているわけではないと言いたいようだ。
警察庁の広報課に取材すると、60年代中ごろの数値は確認できなかったが、06年の件数はその通りだった。2011年は、小学生が41件、未就学児が1件で、強姦だけ見れば、性犯罪は最近減っている。強制わいせつやわいせつ目的略取誘拐についても、ここ10年ほどは小学生以下の被害が減少傾向にはある。
「犯罪に走る必要条件になっている」
とはいえ、一方で、少子化も進んでおり、こうした要素を考えると、犯罪割合は激減しているとまでは言えないようだ。
また、女児への性犯罪で、アニメなどの愛好者がどれだけの割合でいるのか分からず、愛好者が多くないとは断定できないのも事実だ。最近は、事件も相次いでおり、名古屋市内で2012年9月3日、若い男が自分の父親を殺してまで女児を監禁するケースがあり、神奈川県内では5日、大学院生が女子中学生に痴漢したとして逮捕された。大学院生の場合は、アニメ好きとも報じられている。
アニメ好きについて、IT会社社長の生島勘富さんはツイッターで6日、犯罪に走る必要条件になっているとまで主張した。「少なくとも私はプリキュアとか見ないし、見ない成人男性は多いはず。 統計をとったわけでも、統計を見たわけでもないけれど、そういう犯罪を犯す人は、相当高い確率で、そういうアニメが好きなんじゃないかな?」というのだ。もちろん、アニメ愛好者らからは反論も相次いでいるが、生島さんは「是非、アニメを守りたいと思う人達は、アニメを見る見ないで、幼女に対する犯罪の割合は変わらない。って証拠を出して欲しい」とさえ言っている。
この問題を巡っては、ネット上は、なかなか決着がつかずに激論が交わされている。「ロリコン漫画は過激な描写が増えすぎてロリコンの範囲を超えてるよな」「さっさと規制しろよ!」といった声もある一方、「風俗と一緒、必要悪もあるよ」「規制しすぎて ガス抜き出来ないから問題になってると思う」との見方もあるようだ。
W-B氏から頂いた情報。中立な視点で書かれた非常に珍しい記事。本来「報道」とはこうあるべきです。
警察が「性犯罪は減少傾向にある」と認めているのも珍しい事なのでこの記事は資料として保存推奨です。
性犯罪は「確実に減少してる」のか「減少傾向にある」のかは置いといて悪く見積もっても「横ばい」と言い切れます。
この事実だけで「過激な創作物の普及で性犯罪が増加した」という論理は破綻していると思います。
「抑止効果」については今後検証してもらうとして少なくとも「現時点では無関係」である事は明らかなのでは?。
No title
>一方で、少子化も進んでおり、こうした要素を考えると、犯罪割合は激減しているとまでは言えないようだ。
当時と比べると件数は10分の1になっているが、現状の少子化問題は子供の人数も10分の1になっているのか?
犯罪件数減っているのが事実なんだから素直に認めろよ。
こんなものマスコミが稀に起きる事件を大きく報道して、さも頻発しているかのように見せかける印象操作なんだけどな。
大体、アニメ等に影響されてやったというのなら、この世にあるすべての犯罪描写のある2次元3次元にかかわらず危険なものということになるよ。
漫画アニメは影響があって、他は影響がないなんていうバカな話はありえないからな。
2012-09-08(13:37) : noo URL : 編集
少子化はいくら何でも厳しい言い訳。noo氏の仰る通りで子どもの人数は10分の1になってる訳ではありません。
もちろん、アニメ愛好者らからは反論も相次いでいるが、生島さんは「是非、アニメを守りたいと思う人達は、アニメを見る見ないで、幼女に対する犯罪の割合は変わらない。って証拠を出して欲しい」とさえ言っている。
それならば貴方が先に「犯罪に走る必要条件になっている」という科学的な証拠を出せと言いたいです。
これもnoo氏の仰る通りで「漫画」や「アニメ」だけが犯罪を助長するというのも無理があり過ぎる話です。
そういう意味でも生島勘富氏の論理は破綻しているがこの手のタイプは絶対に自分の非を認めないんだろうな・・・。
追記すみません
話は変わりますが、このような記事を見つけました。
http://nlab.itmedia.co.jp/nl/articles/1209/07/news086.html
(引用開始)
「小6女児監禁男はプリキュア好き」成田童夢さんが報道に怒りの反論
ブログで「怒りしか湧いてこない…」と憤りあらわに。
広島市の小6女児が旅行かばんに閉じ込められた事件で、日刊スポーツの報道に疑問の声が続出している。問題の記事は、9月6日付けの「小6女児監禁男はプリキュア好き」と題したもの。容疑者が成城大学に在籍していることや「女児向けアニメ『プリキュア』を大好きで、趣味はメイド喫茶通い」とする証言、用語解説などを掲載した。
これに対し、ネットでは多くの批判があったが、有名人もブログやTwitterを通じて違和感を表明している。元スノーボード選手の成田童夢さんは9月6日、自身のブログにて「怒りしか湧いてこない…」というエントリを投稿した。
成田さんは日刊スポーツの記事に触れたうえで、「凄くおかしな角度での報道」と指摘。「『オタク=犯罪者予備軍』は大きな誤解があるから!!!」と持論を展開し、オタクを犯罪者扱いする風潮に真っ向から反論した。また「…よく考えてみろ…プリキュアシリーズはみんな中学二年生だぞ!!!(一部、中三w)」、「プリキュアクラスタは次元の区別がしっかり出来る人!」と、本来事件とは無関係なはずのプリキュアが責められていることに対しても強い憤りを見せている。
成田さん以外では、声優の池澤春菜さんもTwitterで「……私、成城大。で、プリキュア出てた。でも、だから私も犯罪を犯す可能性が高いかと言うと、そうではない。何が言いたいかというと、そこ、全く関係ないよね?」と報道に反論。1500人以上にリツイートされるなど共感を集めた。
(引用終了)
2012-09-08(21:35) : W-B URL : 編集
No title
プリキュア関連でこのような記事も出ています。本日のJCASTで。
女児バッグ監禁犯「成城大でプリキュア好き」に声優・池澤春菜「私、成城大。プリキュアも出てた」
→http://news.nicovideo.jp/watch/nw362627
>「プリキュア」シリーズに出演したことがある声優の池澤春菜も9月6日(2012年)のツイッターで、「……私、成城大。で、プリキュア出てた。でも、だから私も犯罪を犯す可能性が高いかと言うと、そうではない。何が言いたいかというと、そこ、全く関係ないよね?(出てたと、好きだが、違うのは承知の上で)」と意見し、「わかりやすい目印をつけたい、という思いが、わかりやすいものだけあればいいや、になっちゃう気がする」とツイートした。
池澤女史はプリキュアシリーズで出演なさってた声優さんの一人。広島の件でプリキュア(オタク)がバッシングされた事についてこのように述べてます。
自分が思い入れのある番組がこんな風に事いわれたら、気分悪くなります。
2012-09-06(20:50) : EIYA URL : 編集
No title
まったく無関係だと言い切るのは流石に頭が悪い
幼女嗜好の大人が幼女向けアニメを見るというのはそれなりに意味があっても不思議じゃない。
2012-09-09(15:18) : URL : 編集
No title
2012-09-09(15:18) 名無し様
>幼女嗜好の大人が幼女向けアニメを見るというのはそれなりに意味があっても不思議じゃない。
この事については自分も同感ですね。純粋に親子で楽しんで観ている人だっているのはまぎれもない事実なのですから。一番わかりやすいのはお笑いコンビのFUJIWARAが出演していた時の事ですかね。特に原西孝幸さんが娘さんとよくプリキュアを観てたらしいので出演すると聞いて凄く喜んでたようです。その時の記事がありますので引用させていただきます。
http://mantan-web.jp/2012/05/09/20120508dog00m200055000c.html
(引用開始)
FUJIWARA原西 :「プリキュア」に本人役で念願の出演 “キュアゴリラ”に変身? 2012年05月09日
お笑いコンビ「FUJIWARA」が人気アニメ「スマイルプリキュア!」(朝日放送・テレビ朝日系)で声優に初挑戦することが明らかになった。主人公の星空みゆきたちが住む町で開かれた漫才コンテストに「FUJIWARA」がゲストとして登場する……という設定で、本人役として出演。同シリーズの大ファンという原西孝幸さんが、自身が考案したオリジナル変身ポーズで「プリキュア! スマイルチャージ! ナチュラルパワーは野生の力! キュアゴリラ!」と、自らを新たなプリキュアと名乗るシーンが用意されているという。
原西さんは「3年前に娘がプリキュアを見るようになってから自分もはまってしまって、それ以来の夢やったんで、やっとかなったなという感じ。うれしかったです。でも、娘はまだ僕がプリキュアに出るっていうことを理解できてないみたいだったんで、オンエアを一緒に見るのが楽しみですね」、藤本敏史さんは「僕のとこも8月に女の子が生まれてくるので、これを永久保存版にして、理解できる年になったら見せて娘孝行したいですね」とそれぞれ出演を喜んでいる。
「プリキュア」シリーズは、普通の女の子が妖精たちの力を借りて伝説の戦士・プリキュアに変身し、世界を征服しようとたくらむ悪に立ち向かう姿を描くアニメ作品。04年に第1弾「ふたりはプリキュア」がテレビでスタートし、現在は第9弾「スマイルプリキュア!」を放送している。「スマイルプリキュア!」は、キュアハッピーら5人のプリキュアが、世界を悪い未来(バッドエンド)にしようとたくらむ悪の皇帝「ピエーロ」から人々を守り、世界を幸せな未来(ハッピーエンド)にすることで、ピエーロによって封印された平和な国「メルヘンランド」の女王「ロイヤルクイーン」を復活させ、女王の幸せの力「キュアデコル」を取り戻すために奮闘する……という内容。
17話では、星空みゆき(キュアハッピー)や「FUJIWARA」にあこがれる日野あかね(キュアサニー)ら5人が「FUJIWARA」がゲストとして登場する漫才コンテストに出演することになる……という展開。原西さんは「ニイハオ!」「東・西・南・ボク!原西です!」、藤本さんは「オレの顔がデカいからや!」とそれぞれ得意のギャグを披露する。劇中に登場する「FUJIWARA」について、原西さんは「もう特徴バッチシ! 今回だけじゃなく、ちょいちょいプリキュアがピンチになったら出てきたいですね(笑い)」、藤本さんは「事前にラフスケッチを見せてもらってたんですけど、嫁(木下優樹菜さん)に見せたら爆笑で『チョ~似てんじゃん!』って喜んでました」とコメントしている。
原西さんは「プリキュア」シリーズについて「全シリーズ通してホンマに悪いヤツがあんまりないんですよ。敵も結局はいいヤツだったりするし。家族で安心して見られるのがいいなと思います」と魅力を熱っぽく語っている。
「FUJIWARA」が出演する17話「熱血!あかねのお笑い人生!!」は朝日放送・テレビ朝日系で27日午前8時半から放送。(毎日新聞デジタル)
(引用終了)
2012-09-09(16:40) : W-B URL : 編集
プリキュアバッシングに対する反応。作品が作品だけに今回はさすがに著名人からの異論も多かった様です。
成田童夢氏。この方は俺妹好きで意外と有名。ブログのタイトルを見れば分かりますがw。
池澤春菜氏。以前は都条例改正を批判。性/暴力表現に寛容という訳ではなさそうでしたが言ってる事は正論でした。
マスコミのヲタクバッシングに同調してる人達は要するに「理解できないから怖い」という感情が根底にあります。
FUJIWARA原西氏の例は分かり易いが「アニメを見ていても犯罪を犯さない大人」の方が大多数な事は忘れてはいけません。
余談。プリキュアは初代とマックスハートしか見た事ないですが女の子向けではあるが男性が見ても面白い作品だと思いました。ロリ的な要素じゃなくてシンプルなバトル物でもあるので単純に「アニメ好きが受け入れ易い作風」なのでは?。




