
2019年3月17日(日)。安倍政権は国産初の「長距離巡航ミサイル」を独自に開発・配備する方針を決めました。 海洋進出を強める「中国」を念頭に「南西諸島」や日本周辺の「太平洋海域」での防衛力を強化する為に2030年代に退役の始まる航空自衛隊「F-2戦闘機」の「後継戦闘機」に搭載する事を視野に計画を進める模様。早期に「予算案」に「関連費」を計上して実用化を目指す考えです。
■長距離巡航ミサイル開発へ 政府が国産初、抑止力強化
https://this.kiji.is/479968898923021409?c=39546741839462401
共同通信 2019/3/17 20:06
防衛省は、戦闘機に搭載して敵の射程圏外から艦艇を攻撃できる長距離巡航ミサイルを初めて開発する方針を固めた。中国海軍艦艇の能力向上などを踏まえた抑止力向上が狙いで、日本が開発した既存の空対艦ミサイルを改良し、射程を400キロ以上に伸ばす。政府筋が17日、明らかにした。予算案に関連費を早期に計上し、実用化を目指す考えだ。
Twitterの反応!
#NSC #官邸 主導で軍拡の歯止めは全く効かなくなった。9条を掲げ、戦争しない国づくりを模索してきた日本は、こうやって進むべき道を履き違えていく。これで市民生活が豊かになるのか? 得するのは誰か?
- 望月衣塑子 (@SOKO_MOCHIZUKI)2019/3/19
長距離 #巡航ミサイル 開発へ 政府が国産初、抑止力強化 #共同通信 https://t.co/nPR1hlv6W0
長距離巡航ミサイル開発へ 政府が国産初 |
- 田口朝光 (@aatyandes)2019/3/18
敵の射程圏外から艦艇を攻撃できるミサ。抑止力強化?
まさに、「戦争は平和」「攻撃は防衛」の論理。9条なきがごとし!https://t.co/5nCzcpGM7t
自分のミサイルは当たるけど敵のは当たらないとか思ってるんだろうか。原発狙われたら終わるけど、当たらないって。
- 木野龍逸 (Ryuichi KINO) (@inoryuichi)2019/3/18
新々安全神話か。
→長距離巡航ミサイル開発へ 政府が国産初、抑止力強化 | 共同通信 https://t.co/OGapwqHLkG
これは抑止力ではない!!
- 昭和おやじ 【安倍政権を打倒せよ】 (@youwaoyaji)2019/3/17
攻撃力であり、憲法違反だ!!
こんなものに税金を使うな!!
長距離巡航ミサイル開発へ 政府が国産初、抑止力強化
https://t.co/dhxoOyeooo
「予算は?」と聞いてやりましょう。
- ゆりかりん (@urikalin)2019/3/19
被災や貧困で苦しみあえぐ人達、特に希望を持てなくてお腹を空かせた子ども達があふれている現状で、そこに配分すべき貴重な税金はあっても、人殺しに割く予算なんかないよ。 https://t.co/iVfCKjb7eP
専守防衛は有名無実化!
岩屋毅防衛相は記者会見で「近年、諸外国の艦艇に射程が長い対空火器の導入が進んでいる」「自衛隊員の安全確保の為に戦闘機搭載のミサイル装備の射程延伸を図っていきたい」「それを巡航ミサイルと言うのであればその保有について研究開発を行っている」と述べています。
国産初の「長距離巡航ミサイル(スタンド・オフ・ミサイル)」は国内防衛産業の基盤を守る事を目的に中国海軍艦艇の攻撃能力向上などを踏まえて抑止力を強化する方針です。日本の開発した既存の空対艦ミサイルを改良して射程を「400km」以上に伸ばす計画で航空自衛隊の戦闘機に搭載して敵の射程圏外で敵の艦艇を攻撃します。
開発のベースは国産空対艦ミサイル「XASM3」です。マッハ3程度の超音速で飛行して迎撃され難い利点はあるものの射程は200km弱で実用性は疑問視されていました。燃料を増やすなどの改良を加えて射程を伸ばします。
2018年12月に策定された防衛力整備の指針「防衛計画の大綱(新防衛大綱)」には日本の離島などへ侵攻する敵に対して射程圏外から反撃して排除する「スタンド・オフ・防衛能力」の強化を明記しました。国産初の新型ミサイルの独自開発はこれに準じた措置です。軍事ジャーナリストの潮匡人氏は「最新鋭ステルス戦闘機F-35や次世代機への搭載も想定している」「日本の専守防衛という防衛戦略に適した装備と言える」とコメントしています。
これまで日本政府は「憲法9条」などに配慮して「最低限度の武力」の保有に止めています。長距離巡航ミサイルの保有は最低限度の武力に該当するか否か議論の分かれる問題です。開発・配備の正当性を巡って国会は荒れる事になりそうです。
防衛力の強化について全否定する気はありません。しかし、本件は踏み越えてはいけない一線を超えています。最早「個別的自衛権」云々の詭弁も捨てて「戦争国家」に変貌しつつあります。兵器開発で得をするのは「兵器メーカー」「利害関係にある政治家」「兵器購入に金を貸す銀行」です。いよいよ日本は「危険な国」になってしまいました。一度「軍国主義」に舵を切れば後戻りは容易な事ではありません。





- ジャンル:政治・経済
- テーマ:軍事・安全保障・国防・戦争