
■小池氏、希望代表を辞任 都政専念、後任は玉木氏
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朝日新聞デジタル 2017年11月15日 05時00分
希望の党の小池百合子代表(東京都知事)は14日、両院議員総会で「代表の座を降り、しかるべき形で、皆さんをサポートしたい」と述べ、党代表を辞任した。新代表には玉木雄一郎・共同代表が就いた。小池氏は新執行部の発足を受けて都政に専念する考えだ。
総会で、小池氏は「国政については、やはり国政の皆さんにお任せしたい」と語り、代表辞任の考えを示した。そのうえで「玉木共同代表にこの後を任せたい」と提案し、承認された。総会後、記者団に対して「玉木執行部の船出を見届け、創業者としての責任を一つ終えた」「私は都知事として都政を」と述べた。
総会では、共同代表選で玉木氏陣営の選挙対策本部長を務めた古川元久・元国家戦略相を幹事長に、結党メンバーの長島昭久・元防衛副大臣を政策調査会長に起用する人事案も承認され、細野豪志・元環境相の憲法調査会長への就任も決まった。9条を含む改憲論議を進め、安全保障関連法を容認する「小池路線」を継続する新執行部の姿勢が鮮明になった。
保守色全開の新執行部「小池路線」継続で「第二与党」に一直線!
昨日11月14日(月)に「希望の党」の小池百合子東京都知事は共同代表辞任の意向を表明した模様。同日の両院議員総会で「創業者の責任を1つ終えた」「代表の座を降りてしかるべき形で皆さんをサポートしたい」と述べました。今後は「都政運営」に専念するそうです。同党の運営は玉木雄一郎氏に一任する方針です。
小池百合子は希望の党の顔だったものの衆議院選挙後に支持率回復の目処は立っていません。反自民投票の受け皿は事実上「立憲民主党」に持っていかれたので見切りを付けたのでは?。同氏の一連の行動を「無責任」と批判する声は支持者だけでなく与野党に広がっています。
同党の大串博志氏は「事前の周知もなく小池さんの一言だけで突然決めてしまうのは透明性を欠く」「ブラックボックス的」と批判しました。都民ファーストの会を離党した音喜多駿都議とまったく同じ展開で党内の結束に不安を残す結果になっています。
尚、同日に発足した「新執行部」は次の通りです。代表は玉木雄一郎氏、幹事長は古川元久氏(元国家戦略担当大臣)、政策調査会長は長島昭久氏、国会対策委員長は泉健太氏、代表代行は大島敦氏、憲法調査会長は細野豪志氏、外交・安全保障調査会長は渡辺周氏です。所謂「小池路線」の継続で希望の党は「第二与党」に・・・。
党運営の要である幹事長に就任した古川元久氏は衆議院愛知2区選出で当選8回。旧大蔵省出身で51歳。平成8年の衆議院選挙に旧民主党で立候補して初当選。旧民主党政権時代に国家戦略担当大臣や官房副長官を歴任しました。共同代表を決める選挙では玉木雄一郎氏の陣営で選対本部長を務めています。
共同代表選挙を戦った大串博志氏は新執行部に要職起用されていません。選挙後は「ライバル陣営」に配慮して要職に起用するのは通例です。端的に言えば干された訳です。造反の可能性を含めて今後の動向に注目です。国会対策委員長の泉健太氏は表現規制推進派で知られています。政治的スタンスは自民党に近いのでガンガン意見してプレッシャーを掛けなければなりません。




