
※画像出典:ダイヤモンド・オンライン
政府は従来の健康保険証を2024年秋に廃止。今後は「マイナ保険証」に切り替える予定です。これに先駆けて、来月4月以降はマイナ保険証を持たない患者の窓口負担を引き上げます。一方で、民意不在のなし崩し的な値上げや国民目線を欠いた制度設計にマイナンバー制度そのものに批判的な声は徐々に拡大しています。
■4月から「マイナ保険証」を使わないと医療費アップに!対策を知って備えよう
https://diamond.jp/articles/-/319585
ダイヤモンド・オンライン 2023.3.17 3:55
4月以降、オンライン資格確認システムを導入または申請中の医療機関で、従来保険証で受診すると医療費が高くなる。マイナ保険証対応の医療機関が増える中、本格的にマイナ保険証を使わないと損、ということになりそうだ。連載『医療費の裏ワザと落とし穴』の第256回では、4月以降のマイナ保険証の利用について注意しておきたいポイントを押さえておこう。(フリーライター 早川幸子)
このニュースについて!
政府は従来の紙やカードの健康保険証を2024年秋に廃止にする方針です。今後は「マイナンバーカード」を健康保険証として利用する「マイナ保険証」に切り替える予定です。これに先駆けて、来月4月以降はマイナ保険証を持っていない患者の医療費(窓口負担)を引き上げます。
現在の仕組みでは、初めて受診した病院や診療所でマイナ保険証を利用した場合は3割負担で6円、従来の健康保険証を利用した場合は12円、それぞれ「初診料」に加算されます。来月4月以降はこの「差」を「6円」値上げして「18円」に拡大します。再診料は0円→6円に値上げします。
マイナ保険証は据え置きで再診時の新たな負担は発生しません。現時点で値上げは「オンライン資格確認システムを導入」又は「申請中」の医療機関を利用した際に限定されています。これはマイナ保険証普及の為の「特例措置」です。
岸田政権は昨年12月に「従来の健康保険証を利用した場合に窓口負担を特例的に値上げする方針」を固めました。同案は「厚生労働相の諮問機関『中央社会保険医療協議会』で提示・了承」されました。この特例措置は2023年4月~同年12月まで実施します。
尚、マイナ保険証は「マイナポータル」又は「セブン銀行」で「登録」することで健康保険証として利用できます。
Twitterの反応!
マイナンバーカードを保険証として使うと、資格確認システムの不備により、様々なトラブルが発生しています。
— 大野たかし (@koredeiinoka) March 7, 2023
一方、従来の保険証ではそのような問題はありません。
安全な健康保険証を廃止して、危険なマイナ保険証に統一するのは誤りです。中止すべきです。#保険証廃止の閣議決定に抗議します pic.twitter.com/keshFCeD0M
ちゃんと保険料を払っているのにカードの取得は任意なのに、医療費に差がつけられる法的根拠を示してほしい。法の下の平等はどこにいった?憲法違反。
— iwako婆 肉球新党☮NoWar☮ またの名、小銭形平次【#野党共闘 (@29shinto) March 17, 2023
4月から「マイナ保険証」を使わないと医療費アップに!対策を知って備えよう(ダイヤモンド・オンライン)#Yahooニュースhttps://t.co/KZyQ79S4Rq
保険証を人質にマイナの事実上強制。従わない者に不利益という罰を与える陰湿さ。今後、口座紐づけも強制になり、従わなければ源泉還付、失業保険、年金を支給しないと脅してくるだろう。ポイントで釣って過半が従えば強行手段に出てくる。都度権利はリセットされる。https://t.co/YB4vlt2lg7
— テンゴ・アンブレ (@daigoro4) March 17, 2023
マイナ保険証を使わないと医療費値上げ。しかしもっと大きな問題があります。「自分の診療データが勝手に政府に取得され企業に渡る」仕組みである、と殆どの国民は知らない事です。医療発展のためと詭弁を述べますが、医療は神聖不可侵でも免罪符でもありません。https://t.co/QQcyISKbd4 pic.twitter.com/FR6IIJHlOq
— オーレリィ (@Auralee_Aube) March 18, 2023
この記事を見たのと、マイナポイント事業第二弾が5月末まで延長されてたので、健康保険証の申し込みしてみた。前はイオンの専用端末で登録したので、今回はPCから申請するために、Pasori(https://t.co/xP75odjv9Q)買ってやってみた。意外と簡単でビックリ。https://t.co/HRg5r7qyUj
— 悩める中間管理職 | 気づけばアラフィフ (@a50midmngr) March 19, 2023
管理人後記!
岸田政権はマイナポータル連携による利便性の向上や現行の健康保険証とマイナ保険証の差別化を急ピッチで進めています。マイナ保険証への切り替えは確定路線です。今後、従来の健康保険証での負担額は更に増える見通しです。
2023年2月22日(水)。こうした動きに対して「医師や歯科医師274人は国を相手取って東京地方裁判所に提訴」しました。全国で原告を募って追加提訴する方針です。原告側は「多大な費用や情報漏洩のリスクの負担を余儀なくされている」「義務化は健康保険法が想定する範囲を逸脱して違法」と訴えています。
マイナ保険証の普及で利便性は向上します。一方で、急激なデジタル化で「情報漏洩」のリスクは格段に高くなります。また、情報漏洩した際の「責任の所在」は極めて曖昧になっています。
民意不在のなし崩し的な値上げや国民目線を欠いた制度設計に批判殺到、Twitterでは「#保険証廃止の閣議決定に抗議します」は一時トレンド入りしました。マイナンバー制度そのものに反対する声は徐々に増えています。個人的には政府のゴリ押しに「管理・監視社会化」を懸念しています。





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